2007年3月アーカイブ

遊び心
遊び心
posted with amazlet on 07.04.03
大前 研一
学習研究社 (1988/03)
売り上げランキング: 629364
おすすめ度の平均: 4.0
5 スッキリした。
3 精力的に多岐にわたる仕事をこなすコツ
4 これが大前さんの生の姿!?

【私の評価】★★☆☆☆

■著者紹介・・・大前 研一(おおまえ けんいち)

 1943年生まれ。早稲田大学理工学部、東京工業大学大学院、
 マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を得る。
 1970年から日立製作所原子力開発部勤務。
 1972年からマッキンゼー社入社。79年日本支社長。
 1992年「平成維新の会」設立。
 1996年「アタッカーズ・ビジネス・スクール」開設。


─────────────────

●なにかと活発に活動している大前研一氏の
 20年間前の著作です。

 大前研一氏の良いところは、現実を直視して、
 おかしいところは「おかしい」と言えることでしょう。

 ・日本とは?・・・利益団体や利権にべったりの政府。・・・
  アメリカ経済は破綻した、と人ごとのようにいうが、実は自分の国の
  経済のほうが国債漬けのひどい状況になっているのに気づいていない国。
  (p17)


●MIT留学からマッキンゼー入社と
 欧米の一流の雰囲気のなかで叩き上げたことが、

 大前研一氏特有の、( 独自の考えを作り上げ、
 標準化して組織で活用していく )という仕事の仕方の
 基礎になったのかもしれません。

 ・いずれの名教授にも共通していたことがある。それは、
  「お前はどう考えるか?」という質問をよく発するのである。
  「知りません」とか、「ちょっと調べてきます」などと言うものなら、
  大変なお叱りを受けるのだ。・・・「お前はここをどこだと思っている
  のか?MITだぞ。世界に冠たるこの工学の殿堂で、オレたちが
  考え出さなかったら、誰が科学を進歩させるというのだ!」(p137)


●20年前とはいえ、国家予算の国債への依存体質や、
 郵便番号の問題など鋭く指摘しているところは、
 先見の明といえるでしょう。

 ・郵便番号・・・〒211反町34で拙宅に郵便物は届くはずなのである。
  ・・・私のところは神奈川県、神奈川区と神奈川を二度も書く必要があり
  いつもこの不合理にイライラしていた(p114)


●大前研一氏は、20年前も大前研一だったとわかりました。
 ★2つとします。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・日立をやめるときに、当時の副工場長だった嶋井澄さんが、
  「どうせやるなら日本一のコンサルタントになれ」と言われたのが
  心に残り、とにかくガンバラなくっちゃと自己研鑽に励んだ。(p93)


 ・わずか四月から七月までの四か月間で、私の息子は「ああ、日本人!」
  という感嘆詞がでるほど鋳型にはめられてしまった。「夏休みぐらい
  は大いに遊ぼう」という私の誘いに「ダメだよ。宿題があるから」
  という答えが返ってきたときには、私は自分の耳を疑った。(p155)


 ・2000cc以上だと税金が高くなる。幅が1.7メートル以上
  だと大型車となり、三ナンバーの登録が必要である。・・・
  その昔外国の車を締め出すのに無理に考えた苦肉の策なのだ。(p241)

▼引用は、この本からです。
遊び心」大前 研一、学習研究社(1988/03)¥1,350
【私の評価】★★☆☆☆

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賢者の書(新装版)
賢者の書(新装版)
posted with amazlet at 09.12.09
喜多川 泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 6347
【私の評価】★★★★★(93点)


●先週の喜多川 泰さんの「君と会えたから・・・
 に感動して、喜多川 泰さんのデビュー作も購入してみました。
 また、驚きでした。素晴らしい。


●人生に落胆した主人公が、偶然であった少年から
 「賢者の書」を読ませてもらうというストーリーですが、

 単なる成功法則本のかき集めではなく、
 著者のなかで再構築した『賢者の書』は独創性があります。


●まず、( 成功するまで行動し続ける )ということについては、
 人生をモザイク画と対比させています。

 つまり、人生とはモザイク画を描くようなものであり、
 行動したことに対して、一つのピースがもらえる。

 そして、そのピースを一個一個自分の描いた夢、つまり
 大きな絵の一部に貼り付けていくのです。


●あなたは、自分の夢を描くために、
 たくさんの行動を起こさなくてはなりません。

 そしていつ、その絵が完成するかはわかりません。
 ただ、その絵をイメージして行動するだけなのです。


 ・大きな絵、つまり夢を思い描く。そして行動を起こす。
  そうすると、ひとつだけその絵を完成させるのに必要な
  ピースが手渡せる。(p50)


●また、世の中には自分の幸せだけを願い、
 不満に満ち溢れた生活を送っている人がたくさんいます。

 もし、あなたが、自分の幸せを願うだけでなく、
 他人の幸せを祈ることができるならば、

 世の中にはたくさんの不幸な人たちがいるわけですから、
 世の中とはチャンスに満ち溢れた場所となるのです。


 ・この世は、自分の幸せばかりを願うものにとっては・・・
  試練の場かもしれないが、他人の幸せばかりを願うものにとっては
  ・・・チャンスに満ちた輝ける場所なのだよ。(p152)


●小説形式で読みやすく、内容も著者の独自性が光るだけでなく
 レベルの高い一冊でした。文句なく★5つとします。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・人生において欲しいものを手に入れるためには、
  手に入れたいと思うものを与える側にならなければならない。(p202)


 ・大切なのは、必要なピースを集めるためにできるだけ
  多くの行動を起こすこと、そして、行動の結果返ってきた
  ものをよく見て、どうやってこれを使うかを考えることだ。(p59)


 ・人生は、言葉によってつくられている。
  その人に起こるすべての出来事は、その人が発したり、
  心の中で思い描いたりする言葉に起因する当然の結果に
  すぎない。(p176)


▼引用は、この本からです。

賢者の書(新装版)
賢者の書(新装版)
posted with amazlet at 09.12.09
喜多川 泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 6347
おすすめ度の平均: 5.0
5 おすすめ
5 気づきの欲しい方におすすめ
5 喜多川泰さんの成功哲学の原点!

【私の評価】★★★★★(93点)


■著者紹介・・・喜多川 泰(きたがわ やすし)

 1970年生まれ。東京学芸大学卒業後、塾を経営。
 高校生を中心に英語を教える一方、
 授業に自己啓発を取り入れるべく研究を続け、執筆活動を開始。


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大地の咆哮 元上海総領事が見た中国
杉本 信行
PHP研究所 (2006/06/22)
売り上げランキング: 4375
おすすめ度の平均: 4.0
4 読み物としては面白いですが・・・・
5 一人の外交官の視点からのリアルな中国。
4 中国の実像を知る
【私の評価】★★★☆☆76点


■著者紹介・・・杉本 信行(すぎもと のぶゆき)

 1949年生まれ。1973年外務省入省。
 1981年経済協力局技術協力第一課主席事務官。
 1983年在中華人民共和国日本国大使館一等書記官。
 1986年在フランス日本国大使館一等書記官。
 1991年経済協力局国際機構課長
 1993年交流協会総務部長(台湾)
 1996年欧州連合日本政府代表公使。
 1998年在中華人民共和国日本国大使館公使。
 2001年在上海日本国総領事館総領事。
 2005年日本国際問題研究所主任研究員。
 2006年8月肺がんにて永眠。

 ・2004年春、上海の日本総領事館で、一人の館員が、
  このままでは国を売らない限り出国できなくなるとの遺書を
  残して死んだ。私は、そのときの総領事であった。(p6)


─────────────────

●著者は外務省において中国スクールの一員として、
 中国に深く関わってきたキャリア官僚です。

 2005年に、著者が総領事であった上海の日本総領事館で
 館員が中国の諜報活動により自殺したことが発覚し、

 さらには自ら末期ガンであることがわかり、闘病生活の中で
 この本を執筆しています。
 外交官の本音が書かれてあると考えて良いでしょう。


●これまで日本は、日中友好の名のもとに、
 一貫して中国の経済発展のために金を出し、
 国際的にも中国を擁護してきました。

 そして実際に中国が経済発展した根底に
 日本のODAが貢献したことは明らかなようです。

 ・89年6月、天安門事件が起こった。事件後、ヨーロッパ各国は
  手のひらを返すように、対中姿勢を硬化させて経済制裁に踏み切り、
  ココムに関してもより厳しさを増した。・・四面楚歌に陥った
  中国を逆に擁護する立場をとったのは日本だった。(p101)


●また、中国の経済発展にともない民間企業が
 中国に進出しているようですが、
 進出している企業がトラブルにあうことが多いようです。

 それについての記述は、やや他人事のように感じましたが、
 それは外交官には普通の感覚なのでしょう。

 ・大使館に持ち込まれるさまざまな苦情・・・中国企業側が
  判決を履行しない・・・工場を建設していざ操業という段階
  になって、日本企業が移転を迫られた・・・労務管理や売掛金
  回収のトラブルで、日本人が換金されるケース(p165)


●中国が国家として進めてきた反日教育、
 極悪非道な日本人というイメージは中国全土に浸透しており、

 すでに共産党でもコントロールできないくらい
 大きなものとなっているようです。

 さらには、そうした反日教育のために、
 中国指導部は日本に対し、強固な対日政策をとらざるをえない
 状況にもなっているわけです。

 ・日常的にTVドラマや記録映画を通じて、極悪非道な日本人の
  イメージが定着している。・・・そうしたイメージづくりは、
  これまではすべて共産党宣伝部が横断的に行ってきたわけである
  (p223)

 ・中国指導部としては、組織的あるいは偶発的な反日運動が、
  社会の各層に鬱積した不満のはけ口として一般大衆を巻き込んだ
  かたちで発展した場合には、これらのエネルギーが直接党あるいは
  政府批判に向かわないように、強固な対日政策を取る危険性が
  きわめて高まっていると指摘せざるを得ない。(p236)


●日本という国が、経済援助により共産党独裁国家を崩壊させ、
 民主的な国家へ導く深遠な戦略を成功させた国家となるのか、

 それとも、経済援助により敵国を発展させ、
 その国に滅ぼされる愚かな国家となるのか、

 中国へ行ったことがない私は判断できませんが、
 その判断は歴史が示してくれるのでしょう。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・文化大革命末期の体験を含む長年の中国勤務を通じ、
  正直「中国に生まれなくてよかった」と思うこともあった。
  (p7)


 ・金を人に貸すならば、あげたつもりで貸さねばならない。
  借りた金は返さないのが原則なのに、返すとは馬鹿げている、
  といった風潮が少なからずある。(p262)


 ・実際、中国の党幹部や役人はすさまじい特権を享受している。
  日本でもマスコミが伝えてはいるが、日本人にはなかなかイメージ
  できないかもしれない。(p220)


 ・胡耀邦は胡錦濤の恩人である。その恩人であり最も親日的であった
  胡耀邦が、個人的な信頼関係を築いたとされる中曽根総理の靖国
  神社参拝問題で批判を受け、その後失脚してしまった。それ以来、
  靖国神社問題は中国の指導者にとり、いわば鬼門となった感がある(p244)


▼引用は、この本からです。
大地の咆哮」杉本 信行、PHP研究所(2006/06)¥1,785
【私の評価】★★★☆☆76点


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若さに贈る
若さに贈る
posted with amazlet on 07.03.26
松下 幸之助
PHP研究所 (1999/03)
売り上げランキング: 31521
おすすめ度の平均: 5.0
5 現代社会の忘れ物をもらいに。
4 王道の勤勉、誠実な生き方の大切さを述べています。
5 小僧時代の丁稚奉公の話・・・泣けました
【私の評価】★★★★☆89点


■著者紹介・・・松下 幸之助(まつした こうのすけ)

 松下電器創業者。


─────────────────

●1966年に松下幸之助が書き下ろした一冊です。

 1965年には松下電器が各社にさきがけて週休5日を導入し、
 世界進出を視野に事業を拡大している時期ですから、
 松下が最も油がのっていた時期とも言えるでしょう。


●この本で特に目立ったのは、
 松下幸之助の( 成功の定義 )です。

 自分の適性を知り、適性の合った仕事に打ち込み
 自分を使い切るということが成功であると何度も繰り返しています。

 自分に適性がないと判断すれば、
 いくら抜擢されたとしてもそれを断るくらいの自己認識が必要であり、
 それを間違えば自分の失敗であるばかりか、
 社会の損失にもなるという考え方です。

 ・自分の適性に従って最善に生きる。単なる名利にとらわれず、
  あなたの、ほんとうの人生を生き抜く──そうして生き抜きえたひとが、
  つまり人生の成功者だとわたしは信じています。(p104)


●松下幸之助は、常に( 人間 )というものを、
 そして人間が作り上げる( 社会 )というものを
 理解しようとしていました。

 それは、松下が丁稚時代に世の中の厳しさを知り、
 だからこそ、より深く理解しようとしたのではないでしょうか。

 ・たとえ紙一枚にしても、その裏にひそむ、
  そのもののねうちに思いをいたすならば、
  なかなか平気で捨ててしまうことはできない。・・・
  それというもの、あの七年間の奉公時代があったからだと思うのです。
  (p25)


●松下幸之助の考え方には、
 「素直」「信念」「天地自然の法則」などのキーワードがありますが、

 その根本には、( 誠実で熱心であることが人を引き付ける )、
 ( 傲慢になれば敵を作る )というような
 人と社会の原理・原則を理解したうえで、
 行動することが大切であると考えていたようです。

 ・ともすれば怠け心が起こるのがこわい、傲慢になりがちなのがこわい。
  ・・・そういう意味のこわさを感じ、おそれをいだき、身を慎む。
  この態度のない、いわゆるこわいもの知らずは、結局、身を滅ぼす
  ことになります。(p127)


●松下の経営に対する考え方は、『CD 松下幸之助 経営百話』に詳しいですが、
 この本だけでも、その思いが伝わってくると思います。

 松下の人間・経営に対する考え方を伝える良書として
 ★4つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・第一歩は食うためであった・・・
  第二歩で誠実の必要を知った・・・
  そして知る──事業は世の中のものだ(p135)


 ・自分の職場を自慢しなさい・・・はじめから、いかんときめてかかるか、
  いいところだとまず宣言し、まずい点は、これからの努力で改善できる
  という気持ちをいだいて臨むか、その二つによって、仕事に対する
  姿勢に天地のちがいが生じてくると思います。(p111)


 ・たとえみんなの意見できまったことであっても、自分には
  どうしてもできないと思ったら、「わたくしは反対です。
  ・・・わたしは長としてその責任を負えませんから辞職します」
  というくらいの信念をもつことが、わたしは必要だと思います。(p80)


▼引用は、この本からです。
若さに贈る」松下 幸之助、PHP研究所(1999/03)¥500
【私の評価】★★★★☆89点


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小さな会社が中途採用を行なう前に読む本
【私の評価】★★★★☆83点


●どのような企業も、創業時は中小企業であり、
 その規模に応じた適切な賃金・人事を行っていく必要があります。

 この本は、中小企業であった事例を示しながら、
 中小企業のレベルに応じた賃金政策や
 人事のあり方を提言してくれます。


●やはり身につまされるのは、賃金政策でしょう。

 中小企業とはいえ社長となれば従業員の人生を
 あずかる身です。

 従業員を満足させつつ、会社の発展も妨げない
 レベルを決めていく必要があります。


●また、会社を大きくしていくためには
 中途採用を行っていく必要がありますが、

 こうした人を採用するときに、
 副作用として色々なトラブルが発生するようです。


 ・大手と中小企業とでは、幹部の働き方が違います。中小企業に
  おいては、幹部はプレイングマネジャーであり、自ら現場で
  率先垂範して働くべき人です。(p151)


●特に中小企業では、大企業のように余裕がないことから
 ちょっとした失敗が企業の存続にも影響します。

 そうした失敗を事前に防ぐためにも、
 こうした本が必要なのでしょう。


●中小企業向けの実用書が少ないなか、具体的な事例を示し、
 著者の考え方を示してくれる貴重な本だと思います。

 中小企業の社長さんの苦労を感じつつ、
 実用に耐える本ということで★4つとしました。
 (あくまで中小企業向けです)


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・単純作業は非正規従業員でこなすべきだ!(p20)


 ・私は「30歳までは生活給重視で、30歳過ぎたら実力主義で」
  と考えています。(p94)


 ・必要以上の時短は、従業員のためにならない(p102)


 ・A社の社長は、C氏を雇用するときに"年俸制"を採用しました。
  問題は、この"年俸制"という概念です。それは次のように
  2種類あります。正規従業員型・・・契約従業員型(p128)


▼引用は、この本からです。

小さな会社が中途採用を行なう前に読む本
北見 昌朗
東洋経済新報社
売り上げランキング: 86670
おすすめ度の平均: 5.0
4 今までも
5 中途採用の給与の決め方はこれで大丈夫☆
5 事例があり読みやすい
5 おすすめです
5 頼れる一冊

【私の評価】★★★★☆83点


■著者紹介・・・北見 昌朗(きたみ まさお)

 1959年生まれ。1995年独立して北見式賃金研究所を設立。
 中小同族会社を対象にした賃金・人事コンサルタント業を始める。


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できるリーダーのための奇跡のコーチング
【私の評価】★★★☆☆76点


●欧米における経営者へのコーチングはどうやっているのか?
 という問いに答える一冊です。

 企業向けコーチングの草分け的存在である著者が、
 実際のコーチングの現場で何が行われてるかを解説してくれます。


 ・「過ぎ去った時間を取り戻して、以前とは違うやり方でもう一度
  やり直せるとしたら、どんなことをしますか?」と私は訊いた。
  ・・・彼は泣きながらこう答えた。
  「・・・今となってはもう遅いんですが-子どもたちと
   もっと多くの時間を過ごすでしょうね」(p138)


●基本的には、1対1のコーチングと変わりはないようですが、
 リーダーとしてのあり方を気づかせるようにする質問が
 多いという印象でした。

 時には、クライアントが部下からどう言われているかフィードバックしたり、
 クライアントと一緒にオブザーバーとして会社の会議に
 出席して発言することもあるようです。


 ・あなたがエグゼクティブであっても、もし社内であまり顔を
  知られていなければ、客のふりをして店舗や営業所を訪れ、
  疑似体験をしてみるといい。訪問先にはあらかじめ知らせては
  いけない。(p180)


●企業向けコーチを目指す人には必読の一冊でしょう。

 また、経営者の方にも、コーチとはなんぞや?
 コーチは何をしてくれるのか?という問いに答えてくれる一冊です。
 ★3つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・私が知っているリーダーの中には、定期的に少人数の社員と
  一緒に昼食や朝食をとって、さまざまな課題に関する議論を
  うながすことを習慣にしている人も何人かいる。(p53)


 ・NASA(米航空宇宙局)で働いている清掃作業員に、
  ある記者がこう訊いた。「あなたの仕事は何ですか?」
  この質問に対し彼は「私は人類を月面に着陸させる手伝い
  をしています」と答えたと言われる。(p74)


 ・人の人生は自分自身をどう見るかによって変わってくる。
  自分の人生をどう定義するかで人の運命がきまる。
  物事をどう見るかによって、その人がどのように時間を
  投資するか、金を使うか・・・(アナイス・ニン)(p5)


▼引用は、この本からです。

できるリーダーのための奇跡のコーチング
グラハム アレクサンダー
PHP研究所
売り上げランキング: 41788
おすすめ度の平均: 4.5
5 質問をつきつけられて
4 こんな質問をされるとドキッとしてしまう:リーダーのための本

【私の評価】★★★☆☆76点


■著者紹介・・・グラハム・アレクサンダー

 1980年に初めて企業向けコーチングの概念を生み出し、
 大企業のCEO、経営者と1対1のコーチングを手がける。
 現在も米国シカゴ本社のハドソン・ハイランドセンター・フォー・
 ハイパフォーマンスの欧州担当シニア・バイスプレジデント
 (上級副社長)として毎年何千人というリーダーと対話している。

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丸わかり世界の成功法則―世界の成功者が例外なく実践する「ゴールデン・ルール」とは?
植西 聰
実業之日本社 (2006/03)
売り上げランキング: 129597
おすすめ度の平均: 4.0
4 世界の40人の成功者、偉人の言葉を紹介
【私の評価】★★☆☆☆66点


■著者紹介・・・植西 聰(うえにし あきら)

 大学卒業後、資生堂に勤務。1982年ウィーグル研究所を設立し、
 成功哲学の研究・出版活動に従事。
 成功哲学を体系化し、カウンセリング、出版活動を行う。


─────────────────

●成功法則というものは、
 すでに体系化されています。

 そしてそれらはすべて書籍、CD,DVDの形で、
 世の中に流通しています。

 この本は、そうした世の中の成功法則を
 わかりやすく解説した一冊です。

 ・より具体的なイメージを持つ 成功!(p57)


●ほとんどが引用で、著者の経験が少ないのが残念でしたが、
 成功法則とはなんぞや?という人には
 ぴったりの一冊でしょう。

 成功法則の入門編ということで、
 ★2つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・世の中には困難なことが山ほどあるが、
  不可能なことはそれほどない。(孫 正義)(p106)


 ・われわれ人間も目標に向けてコツコツと努力を積み重ねていけば、
  いつか常識をくつがえすほど大きなことができるようになる
  (p137)


▼引用は、この本からです。
丸わかり世界の成功法則」植西 聰、実業之日本社(2006/03)¥1,470
【私の評価】★★☆☆☆66点


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君と会えたから・・・
喜多川 泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 1182
【私の評価】★★★★★(97点)


●夏の日に、一人の高校生コウスケが、一冊の本をきっかけに
 一人の彼女と知り合います。

 彼女といっしょの時間を持ちながら、
 コウスケは人生で大切なことを彼女から教えてもらいます。


 ・「ヨウスケ君、ゲームやろうよ」
  「ゲーム?」・・・
  「これからこの紙に、自分が行ってみたいところとか、できる
   ようになりたいこと、将来やってみたいことや達成したいこと、
   なんでもいいからどんどん書いていくの。(p50)


●しかしどうやら、彼女に人生の大切なことを
 教えてくれているのは彼女の父親のようなのです。

 彼女の父親に導きられながら、二人は、学んでいきます。
 そして、二人は離ればなれになることになります。そして・・・。


 ・欲しいものを手に入れるためにお金を払っているのではない。
  それに携わった人に、『ありがとう』を届けているのだ。
  (p89)


●この本は、ただの自己啓発本ではありません。
 そして単なる小説でもありません。

 私は、仙台駅で涙を隠しながら、ホームに降り立ちました。
 この感動をあなたにも味わっていただきたい。

 「泣ける本」に追加するとともに、★5つとしました♪


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「でもあれはね、『できたらいいなリスト』ではなくて
  『できることが決まっているリスト』なの」
  「そんな・・・」(p56)


 ・「ヨウスケ君。・・・あなたには無限の可能性があるわ。・・・
   お世辞じゃないよ、本当にそう思う。だから・・・だから、
   あなたの人生を・・・ほかの誰とも・・・違うあなたにしか
   できない・・・素晴らしい人生にして・・・欲しいの。(p172)


 ・だから、『この本とてもいい本だから読んでみて』って、
  いろんな人に薦めてきたわ。でも、そう言われて本当に読んでくれる
  人って、ほんと、いないものなのよ。(p42)


▼引用は、この本からです。

君と会えたから・・・
喜多川 泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2006/07/10)
売り上げランキング: 490
おすすめ度の平均: 5.0
5 一人でも多くの方に
5 情景が浮かぶ
5 最高です!

【私の評価】★★★★★(97点)


■著者紹介・・・喜多川 泰(きたがわ やすし)

 1970年生まれ。東京学芸大学卒業後、塾を経営。
 高校生を中心に英語を教える一方、
 授業に自己啓発を取り入れるべく研究を続け、執筆活動を開始。


喜多川 泰さんのインタビューはこちら

─────────────────


■関連書評■
a. 「賢者の書」喜多川 泰、ディスカヴァ21
【私の評価】★★★★★

b. 「手紙屋」喜多川 泰、ディスカヴァー21
【私の評価】★★★★★


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大人が変わる生活指導
【私の評価】★★★★★(95点)


●カリスマ体育教師:原田 隆史さんの
 社会人向けの生き方指導教本です。

 生徒指導に驚異的な実績を残している原田さんから見ると、
 荒れた生徒のうしろには荒れた家庭があり、

 家庭を何とかしなくてはならない!
 大人がしっかりしなくてはならない!
 といった原田さんの強い思いを感じました。


 ・子どもは必ず大人の真似をします。とりわけ、悪いものほど伝染します。
  大人の悪い習慣ほど子どもが簡単に真似をするのです。非行に走る
  生徒の後ろには、多くの場合、心のすさみを助長する荒れた家庭が
  ありました。(p8)


●子どもの指導も、大人の指導も基本は同じです。

 目標設定用紙で自分のビジョン・目標を明確にして「心を使う」。
 清掃・奉仕活動を行うことで「心をきれいにする」。
 小さな生活習慣を続けることで「心を強くする」のです。


 ・「心を強くする」とは、いまの自分の力でやれることをきめて
  毎日欠かさず継続することです。(p20)


●そして、会社におけるリーダーは教師と同じように、
 部下に対してストロークを与える必要があります。

 つまり、声をかける、コミュニケーションで
 相手の心に何かを響かせなくてはなりません。


 ・「大勢の部下を抱えていると、一日まったく声をかけなかった
  部下もいる」と漏らす方もいます。これではリーダー失格です。
  (p130)


●最後には、結局、本気で取り組まなくては
 何も生まれないということです。

 自分が自分の人生に本気にならなければ、
 何も変わらないし、人にも伝わりません。


 ・どんな仕事でも本気になって取り組むことからすべてがはじまります。
  仕事と思うな、人生と思え-。
  これは私が好きな言葉のひとつです。(p16)


●この本は本物です。

 ビジョンシート、マンダラツールの様式も
 示されていますので、これは使えます。(自分も使います)

 ★5つとしますので、
 社会人のみなさんに買っていただきたいと思います。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・松下電器の創業者・松下幸之助氏は、海外でテレビの販売攻勢を
  かけようとしのきを削っていたときに、全国の店長を集めてこう
  言い放ったそうです。
  「電器製品を売るんやない。僕の、松下の、理念を売ってきてくれ!」
  (p106)


 ・繰り返しになりますが、松虫中学校時代に私がもっとも
  力を入れてやっていたことのひとつが、
  清掃活動と奉仕活動です。(p55)


 ・人間はみんな、死刑囚です・・・
  刑務所で充実した生活を送るのは意外なことに
  無期懲役囚よりも死刑囚だというのです。(p71)


▼引用は、この本からです。

大人が変わる生活指導
原田 隆史
日経BP社
売り上げランキング: 5808
おすすめ度の平均: 4.5
4 こんな先生が増えれば学校教育はよくなる!
5 確かにすごいが
4 熱い、とにかく、熱い。
5 久しぶりに感銘を受けた
5 全ては普段の生活から

【私の評価】★★★★★(95点)


■著者紹介・・・原田 隆史(はらだ たかし)

 1960年生まれ。大学卒業後、公立中学校で体育教師。
 松虫中学校では7年間で13人の日本一を輩出。
 現在、大学で教師の育成にあたるかたわら、現役教員のための
 私塾「教師塾」を主宰。著書多数。

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そう考えると楽ですね―松下幸之助との日々
【私の評価】★★★★☆89点


●松下幸之助はどのような人であったかというと、
 本当は気が弱く、神経質な人間であったと思います。

 しかし、そのような人間がどうして経営の神さまと呼ばれ、
 松下電器という巨大国際企業を作り上げることができたかといえば、

 松下電器という企業の使命に対する「思い」であり、
 そして、社主である自分の「信念」であったのではないでしょうか。


●従業員と話をするときも、
 従業員を知ろうとする、従業員から何かを得ようとする。

 細やかで神経質である性格を、
 うまく転換していたように感じます。


 ・「君、家族は何人や?ご両親は顕在か」・・・
  「そうか、そうか。君はなんでこの松下に入ってくれたんや?」
  「君、松下で何をやりたいと思ってるんや?今の仕事楽しいか。
  これからの夢あるんか・・・(p16)


●ときおり部下が失神するほど
 叱責することがあります。

 しかし、気が弱い松下をそのようにさせていたのは、
 社主としての自分の立場、その人を育てたいという
 激烈な思いだったようです。

 これは社員を思う気持ちというよりも、
 自分の子どもを思う気持ちに近いものでしょう。


 ・部下指導は真心をもって行うべきものにして、単なる御機嫌とり
  政策の如き浅薄あるべからず、宜しく言うべきは言い、糾すべきは
  糾し、真の向上のために鞭打つの誠意をもって行うべし
  「社員指導及び各自の心得」(p61)


●そして、松下自身、「経営」つまり組織をあるべき
 方向に導いていくことに面白みを感じており、
 常に経営のあり方というものを考えていたようです。


 ・「じゃあ君は、一家の主人やな」「はい、そうです」
  「主人といえば、家庭の経営者やな。経営者なら、夢を語り、
  方針を示さないかんと思うんやが、君は奥さんやお子さんに、
  "五年後の岩井家、十年後の岩井家をこうしよう"ということを
  ちゃんと言うて、協力を求めているんやろうな」(p70)


●松下幸之助関係の本を読んでいるといつも姿勢が良くなります。
 腰が立ち、胸を張っている自分がいます。

 自分の姿勢を正してくれる良書として
 ★4つとしました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・塾生の一人が質問をしました
  「なんでリーダーと掃除が関係あるんですか」
  その質問に対し、松下は、
  「自分の身をきれいにできない者が、なぜ社会をきれいにできるのか」
  と答えたそうです。(p21)


 ・松下幸之助自身、晩年の幹部研修会などで、
  「部下の良さ、偉さがわかるか」
  「出ばなをくじくな」
  「拝む心を持て」などと、繰り返し指導していました。(p48)


 ・できるだけ質問を受けることにしていたんや・・・
  「そんな時、パッと手を挙げる従業員の名前を覚えておく」
  「覚えてどうなさるんですか」
  「昇格や」
  「えっ・・・(p85)


 ・「君、100のうち三つできたらどう思う?」・・・
  私は、「・・・100のうち三つしか成功しないのであれば、
  やめたほうがいいと思います。」・・・
  「わしは、違うなあ。100のうち三つできたら、
  勇気がでてくるんや」(p157)


▼引用は、この本からです。

そう考えると楽ですね―松下幸之助との日々
岩井 虔
PHP研究所
売り上げランキング: 235370

【私の評価】★★★★☆89点


■著者紹介・・・岩井 虔(いわい けん)

 1936年生まれ。1958年松下電器入社。
 1961年PHP研究所へ出向し、研究、編集、国際、研修部門を担当。
 1992年専務取締役・研修局長を経て、1997年顧問、現在、参与。

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「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~

【私の評価】★★★☆☆78点


●潜在意識の使い方を教えてくれる一冊です。

 潜在意識とは、無意識のうちに人を導くものであり、
 その人の性格や習慣や経験が統合された、
 その人そのものといえるでしょう。


 ・お金持ちの人の潜在意識は、できるだけお金持ちでいようとする。
  ・・・貧乏な人の潜在意識は、できるだけ"今の貧乏"を
  維持しようとする。(p14)


●本書が独特なのは、
 潜在意識のムダ遣いに注意を促しているところです。

 つまり、「どうして俺は、だめなんだろう」などといった
 答えのない質問を潜在意識に与えてはいけないのです。

 同じように「これをやっていれば・・・」といったように
 後悔することも、いけません。
 潜在意識を疲れさせるだけなのです。


 ・「やっていれば、成功したかもしれない」という甘い幻想に
  潜在意識のリソースを浪費するくらいなら、むしろ
  チャレンジして堂々と苦い失敗に直面したほうがいい。(p89)


●潜在意識は、答えのあるなしにかかわらず
 答えを探し続ける性質があるため、

 無駄な質問をできるだけ避け、
 なりたい自分の良いイメージを与えるべきなのです。


●潜在意識を敵にまわすと手ごわいですが、
 味方にすると、これほど心強い味方はいません。

 潜在意識を味方にする方法が書いてありますので
 ★3つとしました。

──────────────────────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・最初の一歩にこそ、一番大きなエネルギーが必要なのです。
  だから、たとえば、最初のニ、三日は、一日で三ページも
  読めれば十分と考える。(p24)


 ・モチベーションを燃やし続けることのできる人は、
  何かの本を読んで、「これはすばらしい考え方だ」と思ったら、
  本を閉じると同時に、すぐ実践している。(p39)


 ・周りの人たちを豊かにしてあげることで、
  あなたもはじめて豊かになれる(p66)


 ・"知識や経験を豊富にもっている人"も
  大きな目標を実現するのが難しい・・・
  新しい学びに触れる機会を逸してしまいます(p120)


▼引用は、この本からです。

「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~
石井 裕之
フォレスト出版 (2006/11/21)
売り上げランキング: 99
おすすめ度の平均: 4.5
3 潜在意識とどんな働きをするのか、どうすれば潜在意識を利用できるのか
5 CDも良い内容です!!
5 フェイク・イット!!

【私の評価】★★★☆☆78点


■著者紹介・・・石井 裕之(いしし ひろゆき)

 1963年生まれ。催眠療法やカウンセリングの経験をベースに
 潜在意識を活用するセミナーを開催。
 パーソナルモチベーター。セラピスト。

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ミリオネアの秘密―成功の掟〈第2章〉
マーク フィッシャー Mark Fisher 住友 進
日本能率協会マネジメントセンター (1996/06)
売り上げランキング: 164263
おすすめ度の平均: 4.0
2 本書および前作「成功の掟」もあくまで小説ですよ
5 これはスゴイ!
5 青年ジョンの愛の物語

【私の評価】★★☆☆☆

■著者紹介・・・マーク・フィッシャー

 不動産と出版社を経て、作家となる。
 「成功の掟」は200万部の大ベストセラー。


●広告代理店に勤めるうだつの上がらないジョンが、
 億万長者と出会い触発され、会社を辞め独立します。

 しかし、不運なことに病気から歩けなくなり車椅子生活。
 彼女とも別れることとなり、最悪の状況で、
 ほんとうは心の中で望んでいた作家を目指すことにします。


●億万長者からのアドバイスは、
 自分のなりたいものになるということ。

 ・本当の自分を見つけなされ。
  それがわかればあんたは自由になれる(p31)


●しかし、試練は続きます。
 「本当に私は成功できるのであろうか」という疑念が、
 ジョンの脳裏に浮かびます。


●さらに、億万長者からの次のアドバイスは、
 目標と期限を決めることです。

 目標を持つこと、そして期限を決めることで、
 人間はものすごい力を発揮しはじめます。

 ・どれくらいの金額を、いつまでに稼ぐという明確な目標をもつ
  人間は、たとえあんたより才能がなく、なまけもので、学歴が
  低くても、目標に向かって着実に前進していく。
  目標をもつこと、とてつもなく大きなことを考えることで、
  すごいパワーが生まれてくるんじゃ(p168)


●物語なので、結局はハッピーエンドではありますが、
 ミリオネアとの時間を仮想体験することで理解度が増すようです。

 標準的な成功法則の物語ということで、★2つとしました♪


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・本当の問題は恐怖心にあるのだ。あんた、自分に自信がないんじゃろ。
  もし信念をもち、心からできるという確信さえあれば、
  うまくいくはずじゃ。(p28)


 ・人間が運と呼んでいるものなど実際には存在しておらん。
  運とは因果法則の別の呼び名にすぎん。・・・積極的に行動し、
  考え、精神状態をきちんとした状態に保っておけば、時間が
  かかっても必ずその成果が現れてくるものだ。(p64)


 ・ところでな、本当の集中とは犠牲のことなんじゃ・・・
  集中するとは、ほかの活動をすべて諦めることじゃ。すなわち、
  自分の思考、感情、エネルギー、体力、神経、ホルモンのすべてを
  一つの目標に注ぎ込むことなんだ。(p72)



▼引用は、この本からです。
ミリオネアの秘密」マーク・フィッシャー、日本能率協会マネジメントセンター
(1996/06)¥1,529
【私の評価】★★☆☆☆


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ウルトラ・ダラー (新潮文庫)
【私の評価】★★★☆☆79点


●北朝鮮が、拉致をしていたこと、百ドル紙幣を偽造していること、
 核兵器を持っていること、ミサイル技術・巡航ミサイルを開発して
 いることは、外交上の常識のようです。

 本書はフィクション・サスペンス小説仕立てですが、
 こうした外交の常識を織り込んで、どんどん読ませてくれます。


 ・「北の独裁国家は、これほど精巧な紙幣を作り上げ、その資金を
  いったい何に使おうとしているのでしょうか」・・・
  「核弾頭を運ぶ長距離ミサイル。そう、人類を破滅に導きかねない
  大量破壊兵器を手にする資金に充てようとしている-私は
  そう確信しています。(p100)


●精密な偽百ドル札が発見されたことを発端に、
 その製造者を特定するため、各国の諜報機関が動き出します。

 そして、巡航ミサイルを東欧から入手しようとする
 北朝鮮と、それを阻止しようとする西側各国の諜報機関。


●本書が発行されたのが18年3月、北朝鮮ミサイル発射が18年7月、
 北朝鮮が核実験を実施したのが18年10月ということを考えれば、

 本書がいかに正確に状況を把握して書かれているか
 ということが分かります。


 ・北朝鮮に精巧を極めた偽札を刷らせて、核弾頭を搭載できる
  巡航ミサイルを持たせる。それによって日本への抑止力とする-
  こうしたシナリオの背後には中国の意志があったというのですか
  (p314)


●サスペンス小説としては力不足ですが、
 ノンフィクションとして外交・諜報の世界を見ることができました。

 国民には知らされない事実が、
 外交にはあることを実感しながら、★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「これじゃ新札だ。どこにも瑕なんかありやしない」・・・
  北回りルートで初めて姿を見せた「百ドル紙幣」は、
  その巧緻を極めた出来栄えから「ウルトラ・ダラー」と
  呼び慣わされるようになる。(p39)


 ・北の独裁国家は、もう三十年も前に、印刷熟練工を何人も
  日本から拉致していた。・・・敵国の紙幣を偽造させるために
  拉致したんだ。(p115)


 ・アメリカは、もう三十年も前に金との交換を停止してしまっている。
  こうしてドルと銘打った紙切れが増産されている現場にいると、
  アメリカこそ壮大な紙幣乱造国家だという気がしてくるな(p110)


▼引用は、この本からです。

ウルトラ・ダラー (新潮文庫)
手嶋 龍一
新潮社
売り上げランキング: 33503
おすすめ度の平均: 3.0
3 興味深いけど面白味は...
4 ジャーナリストが外交問題にふみこんだ小説
1 何が書きたいのか
3 盛り上がりや危機感がない
5 知的な駆け引きが楽しめる

【私の評価】★★★☆☆79点


■著者紹介・・・手嶋 龍一(てしま りゅういち)

 1949年生まれ。NHK政治部記者として外交・安全保障を担当。
 その後、ワシントン特派員、ハーバード大学国際問題研究所フェロー、
 ボン支局長、ワシントン市局長。
 2005年独立して外交ジャーナリスト・作家となる。


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強い自分になる方法―心のちからを育てよう
カウフマン ラファエル エスペランド 和歌山 友子 ヨシタケ シンスケ
筑摩書房 (2005/03)
売り上げランキング: 36513
おすすめ度の平均: 4.5
4 大人が読んでも。
5 大人でも十分使える良書
4 大人にもおすすめ

【私の評価】★★★☆☆

■著者紹介・・・カウフマン+ファラエル+エスペランド

 ガシェーン・カウフマンは、ミシガン州率大学のカウンセリングセンター
 と心理学部の教授。レヴ・ファラエルは、ミシガン州立大学助教授として、
 アメリカの思想と言語を教える。パメラ・エスペランドは、「こうすれば
 うまくいく」など、子どもと大人のための本を多数執筆している。


●子ども向けの本のようですが、
 内容はセルフ・コーチングから始まり、
 平常心を持つコツを教えてくれる内容です。

 大人でもこれを確立している人は少ないでしょうから、
 かなり高度な内容といえます。

 ・やってみよう・・・きみの近い将来の夢を書いてみよう。
  今週、来週、来月、そしてこの1年の目標はなんだろう?
  全部書き出してみよう。(p71)


●基本として、子どもというものは、
 大人から指示される存在であり、
 自尊心を傷つけられることが多いはずです。

 「早くしなさい」「ちゃんとしなさい」
 「やらないと●●になりますよ!」などと毎日
 どやされているわけです。


●こうした環境で、平常心を保ちつつ、
 「自分はこれでいい」という自尊心を持つのは
 大変なことに違いありません。

 ・きみを幸せにできるのは、きみ自身だ。きみの幸せを
  気にかけている人はいても、きみを幸せにできる人は、
  きみのほかにいない。・・・幸せの貯金をおぼえることだ。
  それがそなえになる。(p129)


●親からガミガミ言われている子どもだけでなく、
 上司からガミガミ言われている人にお勧めの一冊です。
 ★3つとしました。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・毎日、自分にいいものをあげよう。自分が楽しくなること
  ならだいたい何でもいい。好きな音楽を聴く。バフルバスに
  入る。レゴをやる。ギャグをおぼえる。(p160)


 ・おぼえておこう。気持ちには、○も×もないし、いいものも
  悪いものもないということを。気持ちとはただあるものだ。
  ・・・きみの気持ちを曲げられる人は、だれもいない。
  きみが自分から変えないかぎりは。(p70)


 ・自分の気持ちを話す・・・自分の気持ちを話すのは、毎日の習慣に
  ならなくちゃいけない。残念だけど、そうなっている人は少ない。
  (p69)



▼引用は、この本からです。
強い自分になる方法」カウフマン+ファラエル+エスペランド、筑摩書房
(2005/03)¥1,365【私の評価】★★★☆☆


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外交敗戦―130億ドルは砂に消えた (新潮文庫)
【私の評価】★★★☆☆75点


●1990年8月、イラク軍がクウェート侵攻を開始しました。

 それは、石油を中東に依存する国々にとって
 中東の石油資源をイラクに握られるという許しがたい暴挙でした。

 この本は、1991年の湾岸戦争において、
 アメリカが、そして日本がどう動いたかを記録した
 ドキュメントです。


 ・「大統領、つい先ほど、イラク軍がクウェートに侵攻しました」
  ・・・「特別声明」が用意され、大統領の決裁を得る。
  スコウクロフトはブッシュに「長期戦になりますから」と仮眠を
  とるよう促し、自分はアメリカ国内にあるイラクとクウェートの
  資産を凍結するための措置にとりかかった。(p56)


●「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
 われらの安全と生存を保持しようと決意した」国にとって、

 クウェートが侵略されるというケースは想定外であり、
 自衛隊を派兵することなど、法的にも政治的にも不可能でした。

 日本の外交には、選択肢があまりにもなかったのです。


 ・アメリカ国民・・・やり場がない怒りをホワイトハウスに突きつけた。
  「クウェートの王族のために、なぜわれわれの息子が砂漠で戦い、
  血を流さなければならないのか」・・・アメリカの政府と議会は、
  中東の石油に最も依存する日本に同じ憤懣を投げ返した。
  「日本は、原油輸入の実に七割を中東に頼っており、・・・なぜ、
  他の経済大国のために血を流さなければならないのか・・・」(p20)


●また、それに拍車をかけるように、
 外務省、運輸省、大蔵省など関係省庁間の情報共有もうまくいかず、

 輸送協力では、それぞれの担当者が努力するものの、
 かならずしもアメリカの要望に的確に対応はできなかったようです。


 ・アメリカから輸送協力の要請を受けながら、日本政府は、法律の
  規定がないこともあって、国としてこれに直接応じることが
  できなかった。このため、官僚たちが個人のつてをたどって
  内航船主に頼み込み、かろうじて日の丸輸送船を仕立て上げている。
  海上自衛隊や海上保安庁の船こそ、こうした危機に国を背負って
  赴くべきではないのか・・・(p158)


●湾岸戦争において日本は130億ドル(約1.5兆円)もの
 資金協力をアメリカに行いましたが、

 ここでも、外務省・大蔵省という組織がばらばらに交渉することで、
 支払い条件が不明確であったりして、
 アメリカからは感謝どころか、不満の声が出ていたようです。


 ・のちにクリントン政権で国防長官の要職につくことになる
  レス・アスピン下院軍事委員長は、・・・日本を名指しで
  非難した。「日本は特別な批判を受けてしかるべきだ。
  もてる財力を思えば、不承不承、仕方なく財布を開いたと
  言えないか。日本に拠出を呑ませるためにわれわれはどれほど
  大変な思いをしたことか。ようやく金を出すことになったと
  思ったら、もったいぶってなかなか渡そうとしない。(p377)


●そして、戦後には、130億ドルもの資金を投じながら、
 クウェートにさえ感謝されない日本という結果が残りました。

 ・在ワシントンのクウェート大使館は・・・全米の有力紙に派手な
  全面広告を掲載した。・・・<ありがとう、アメリカ。そして
  グローバル・ファミリーの国々>・・・なぜかJAPANの文字は
  見えない。(p400)


●湾岸戦争においては、それぞれ個人は、それぞれのポジションで
 ベストを尽くしたのでしょう。

 しかし、歴史としてこうした結果が残ったとすれば、
 官邸、官僚組織が仕組みとして何かがおかしい
 ということの証明なのかもしれません。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・戦争は同盟の墓場だ・・・英国外交官にして詩人でもある友人が
  語った言葉を私はいまも忘れない。・・・アメリカが持てる国力の
  すべてを注ぎ込んで遂行する戦いに、同盟国日本が消極的な姿勢しか
  見せないことに、アメリカの世論は苛立ち、議会やメディアでは日毎、
  対日攻撃が棘々しさを増していた。(p412)


 ・その頃、イギリスのヒース元首相や日本の中曽根首相、ドイツの
  ブラント元首相が相次いでバグダッドを訪問し、人質の解放を
  求める動きに出ていたことに、アメリカは苛立っていた。
  ホワイトハウスは「報道官声明」の形で、これらの人質救出外交は
  「イラク側の術中にはまる恐れがある」と警告している。(p42)


 ・「一度目は騙すほうが悪い。が、二度騙されるのは騙される奴が悪い」
  ・・・フセインの次なる獲物は我がサウジアラビアではないのか・・・。
  (p59)


 ・国連安保理は、多国籍軍によるイラクへの武力行使を事実上認めた
  「決議678」を圧倒的多数で可決した。・・・反対はキューバと
  イエメンの二カ国。中国は棄権した。・・・その二日後、ブッシュ
  政権は、イエメン政府に対して七千万ドルの経済援助の中止を通告
  した。(p75)


 ・松永には、軍靴に霞ヶ関外交を蹂躙されながら、毅然とした
  抵抗を試みようとしなかった戦前の外務省への根深い批判があった。
  ・・・戦後、統帥権という名の権力機構は消滅したが、大蔵省は、
  予算編成権を通じて、各省庁の頂点に立っていた。その強大な
  支配力のゆえに、大蔵省の持つ政治権力は「財政統帥権」とすら
  呼ばれることがある。(p395)


▼引用は、この本からです。

外交敗戦―130億ドルは砂に消えた (新潮文庫)
手嶋 龍一
新潮社
売り上げランキング: 109650
おすすめ度の平均: 4.0
4 専門家の目を通してだからこそ見える全体像
5 ジャーナリズムの真骨頂
4 "敗戦"に思わず涙する本
3 手嶋氏の国籍はアメリカなのか ?
2 何故に☆2つなのか・・・

【私の評価】★★★☆☆75点


■著者紹介・・・手嶋 龍一(てしま りゅういち)

 1949年生まれ。NHK政治部記者として外交・安全保障を担当。
 その後、ワシントン特派員、ハーバード大学国際問題研究所フェロー、
 ボン支局長、ワシントン市局長。
 2005年独立して外交ジャーナリスト・作家となる。


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指揮のおけいこ
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岩城 宏之
文藝春秋 (2003/01)
売り上げランキング: 32126
おすすめ度の平均: 4.0
3 いまひとつ物足りない
2 う〜ん・・・
4 愉快な仕事

【私の評価】★★☆☆☆

■著者紹介・・・岩城 宏之(いわき ひろゆき) 

 1932年生まれ。東京芸術大学在学中に
 NHK交響楽団副指揮者となる。
 以来、国内、ビルリン・フィルやウィーン・フィルなどの
 トップ・オーケストラの指揮にあたってきた。
 NHK交響楽団終身正指揮者。
 メルボルン交響楽団終身桂冠指揮者。
 2006年6月逝去。


●超一流の指揮者は何を考えているのか?
 そうした思いで、この本を読み始めました。

 けっこう面白い。
 けっこう笑える。


●しかし、よく読んでいくと、著者は、音楽については
 とてつもない執着心を持って努力をしている
 ことがわかります。

 半年間、夜中までレコードを鳴らして指揮の練習をしたり、
 スコアに書き込みをして、真っ黒にしてしまう。

 ・自分で勉強することにした。レコード屋さんの『悲愴』のLPを、
  全部買ってきた。・・・九種類あった。・・・一人の指揮者のLPを
  六回ずつ聞いた。・・・その中で一番気に入った指揮者そっくりに
  やろうと、思ったのだ。(p77)


●ユーモアを持った面白い人だったようですが、
 音楽になったとたん異常とも思える集中心、
 尋常ではない執着心で努力しているのです。

 それこそ、理想の演奏を構築するという目的のため
 だったのでしょう。


●一流の指揮者の頭の中を、少しのぞくことができました。
 音楽にちょっとでも興味のある人には楽しく読めるお勧めの
 一冊です。★2つとしました。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・私は戦前の歌舞伎の名優が言ったという
  「わかるヤツは言わなくともわかる、
  わからぬヤツは言ってもわからぬ」という
  言葉をすぐに思い浮べた。(外山雄三)(p243)



▼引用は、この本からです。
指揮のおけいこ」岩城 宏之、文藝春秋(2003/01)¥520
【私の評価】★★☆☆☆


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星の商人 -「成功の秘法」を手に入れるためのレッスン-
犬飼 ターボ
サンマーク出版
売り上げランキング: 58472
【私の評価】★★★☆☆79点


●二人の若者が、大商人の秘法が書かれた羊皮紙を
 手に入れます。

  『他の成功は己の成功』

 一人はそれを信じ、そして一人はそれを信じませんでした。


●そして、その秘法を信じた若者は、
 商人の手伝いを始めます。

 そして、事業を手伝いながら、
 商人の信頼を得て、事業を拡大していきます。

 「地上最強の商人」と同じような展開ですね。

●シンプルな展開で、シンプルなメッセージを
 伝えてくれる一冊です。

 シンプルなゆえに( 大切なこと )を伝えているはずです。
 ★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・『この世の富は限られたものではなく、無限である。』
  ということじゃ。
  もしそう思うならば、その者は富を分かち合うだろう。(p144)


▼引用は、この本からです。

星の商人 -「成功の秘法」を手に入れるためのレッスン-
犬飼 ターボ
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おすすめ度の平均: 4.5
5 簡素な物語がよい
5 エッセンスは1語
4 ビジネスのバックボーン
5 うわぁっ!!
5 奥が深い本

【私の評価】★★★☆☆79点


■著者紹介・・・犬飼 ターボ
 
 24歳で愛犬と競争心だけを心の支えとして起業。
 2年間全くうまくいかずに、生活もままならない状態になる。
 ある日、成功者に出会い、「成功したければ、他の人の成功に
 貢献しなさい」と教わり素直に実行してみると、
 次第にビジネスが上向き、4年後には複数のビジネスオーナーとなる。
 結婚を機に、ビジネスを他人に任せ、八ヶ岳のふもとに移住。
 成功者を増やすための執筆活動やセミナーを開催している。


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