感涙の小説「君と会えたから The Goddess of Victory 」喜多川 泰
2007/03/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(97点)
要約と感想レビュー
夏の日に、高校生コウスケが、一冊の本をきっかけに一人の彼女と知り合います。彼女といっしょの時間を持ちながら、コウスケは人生で大切なことを彼女から教えてもらうのです。
彼女はコウスケにゲームをしようと提案します。そのゲームとは、自分のやりたいこと、行きたいところ、なりたい姿を紙に書いてみるということです。恋愛小説の交換日記ではなく、夢を紙に書くところが成功哲学系小説ということなのでしょう。「書くと現実化する」という法則があるのです。
その後、こうした人生の大切なことに目を向けるゲームを彼女に教えているのは、彼女の父親であることがわかります。彼女の父親に導きられながら、二人は、学び、成長していくのです。そして、二人は離ればなれになることになります。それからはネタばれなので、読んでみてください。
・欲しいものを手に入れるためにお金を払っているのではない。それに携わった人に、『ありがとう』を届けているのだ。(p89)
この本は、ただの自己啓発本ではありません。そして単なる小説でもありません。衝撃のラストで私は、仙台駅で涙を隠しながら、ホームに降り立ちました。この感動をあなたにも味わっていただきたいということで、「泣ける本」に追加するとともに、★5つとしました♪
ただ、この本にも書いてありますが、『この本とてもいい本だから読んでみて』とお薦めしても、本当に読んでくれる人は、ほとんどいないという。素直に読める人こそが成功できるのです。
この本で私が共感した名言
・「でもあれはね、『できたらいいなリスト』ではなくて『できることが決まっているリスト』なの」「そんな・・・」(p56)
・「ヨウスケ君。・・・あなたには無限の可能性があるわ。・・・お世辞じゃないよ、本当にそう思う。だから・・・だから、あなたの人生を・・・ほかの誰とも・・・違うあなたにしかできない・・・素晴らしい人生にして・・・欲しいの。(p172)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★★(97点)
目次
画廊
八月六日
長い一週間
第一講 自分の欲しいものを知る―ライフリストを作れ
第二講 夢を実現させる方法を知る―二枚目のライフリスト
第三講 経済成功の真実を知る―『円』の読み方は?
第四講 魅力溢れる人になる―コンプレックスを個性に変える
第五講 手段を目的にするな―目標達成の方法は一つではない
第六講 できないという先入観を捨てる―可能を不可能にしてしまう恐るべき敵
電話
助言
ハルカの部屋
手記
扉の向こうの真実
最後の講義
勝利の女神
手紙
あとがき
著者経歴
喜多川 泰(きたがわ やすし)・・・1970年生まれ。東京学芸大学卒業後、塾を経営。高校生を中心に英語を教える一方、授業に自己啓発を取り入れるべく研究を続け、執筆活動を開始。
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最近読んで感動した本は、「君に会えたから」です。
買ってはいたもののなかなか読めなかったのですが、
読み始めたら一気に読んでしまい、
さらにもう一回読み返しました。
「本を読む」 という習慣がなかった私は
「本を選ぶ」 ということに慣れていなかったので
読書が億劫になっていたんだと感じています。
このメルマガは 読書を習慣にするきっかけになってくれました。
良い本から読書を始められたことが
読書を趣味にするコツだったのかと感じます。
ここで紹介されていた「君と会えたから・‥」
これを読んで 私は自分を変える と決心し、
読書をはじめました。
新幹線で泣きながら読んでいました。
だいぶ、かっこ悪かったです。
一番最初にこのメルマガを参考にして本を買ったのが、喜多川泰さんの「君に会えたから」でした。
それを読んだ私はいたく感動して、友達や会社の人や家族に、もう絶対読んで!と
薦めていました。
この本は、読み始めてから一気に読み終えました。
読み終わると、自分は号泣していて、
その勢いのまま著者への本の感想を書いていました。
また、本のストーリー展開だけでなく、
どうすればよりよい人生を生きられるかを
考えていた自分にとって、
衝撃的な一冊となった本です。
ある青年と少女の出会いと別れのストーリから
人生を変える7つの教えに大変感動しました。
通勤バスの中で、思わず涙しました。
家族に勧めた一冊です。