「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」喜多川 泰
2017/01/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(97点)
要約と感想レビュー
才能はあるのに、努力ができない主人公が、なぜか日射病で倒れます。そして偶然、彼を助けたのは、「秘密結社Ladybird」。なぜか彼は「秘密結社Ladybird」から成功の秘訣を教えられることになるのです。なぜ、彼は支援を受けることになったのでしょうか。
「秘密結社Ladybird」は努力しない主人公を、「もう逃げないって決めろ」と問い詰めます。お前は、無意識のうちに逃げるのが癖になっている。逃げずに戦っている奴をバカにして生きることで辛うじてバランスをとっていると、主人公の心の中をグサリと刺すのです。
そして、目標を達成したいと思って、本気になると応援する人たちが必ず現れること、そして明日、明後日とか先のことを考えずに、とにかく、今日に集中するという成功の秘訣を主人公に教えてくれるのです。
実は「秘密結社Ladybird」は、それまで各メンバーとの間だけで成功を目指してきたのです。そして30年が経ち、各自が社会的に成功する中で、「秘密結社Ladybird」のリーダーがこの世を去ります。そしてリーダーからの最後のメッセージには、次の「秘密結社Ladybird」の使命が書いてあったのです。それは協力して次の世代を育てること。
・人生の折り返し地点までは、自分の夢のために生きることで力をつけて、押し返したら、その力を次の世代のために使う・・そんな生き方をしなきゃね(p247)
なぜ、人は自分の成功のために頑張るのか。そして、一角の人間になった後、何が待っているのか示唆する一冊でした。私のために書いてくれたような気がした一冊だったので★5つとします。喜多川さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・人間、辛いことや苦しいこと、思うようにいかないことがあると、それが原因でダメになっちゃう人と、それが原因で成長する人がいるんだって(p272)
・なるまでよりも、なってからの方が大変だって。・・その『なってからの人生』を幸せに生き続けるためには、本当の力がなければ続けることができない(p167)
・最初の30年は、自分の夢を叶える力を養う『Ladybird』幼虫期。次の30年は、その力を自分よりも大切な誰かのために使って生きる『Ladybird』成虫期(p242)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★★★★★(97点)
著者経歴
喜多川 泰(きたがわ やすし)・・・1970年生まれ。東京学芸大学卒業後、塾を経営。高校生を中心に英語を教える一方、授業に自己啓発を取り入れるべく研究を続け、執筆活動を開始。
読んでいただきありがとうございました!
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