「トランプ後の世界 木村太郎が予言する5つの未来」木村太郎
2017/01/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
■日本で唯一トランプ大統領誕生の
可能性を言及してきた
木村太郎さんの一冊です。
マスコミは反トランプ
キャンペーンを張ってきましたが、
選挙民はトランプを選びました。
今後アメリカは、世界は、日本は
どうなっていくのでしょうか。
・選挙前の調査では
ネット系メディアがトランプ支持、
既存のマスコミはヒラリー支持でした(p62)
■トランプの主張は、
アメリカ第一主義です。
グローバル化ではなく
国内生産を優先する。
アメリカは世界の警察官ではないし、
相手にも理想を要求しない。
日本は自分で国を
守ってくださいね、
ということです。
・アメリカはハワイ諸島以西に
引き上げるかもしれません。
経済交渉では、米・中2カ国で厳しい話し合いを
することになると思われますが、
安全保障面では対立する道は
選ばないのではないでしょうか(p128)
■第二次世界大戦前も
アメリカは孤立主義で
内に閉じこもっていました。
ナチスに勝つためには、
アメリカの参戦が
どうしても必要でした。
歴史は繰り返す
ということでしょうか。
木村さん、
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・トランプは遊説会場では必ず、
私たちがいる記者席を指さして
「あそこにいる、うそつきのマスコミども!」
というのです(p25)
・2015年暮れの演説で「私が大統領になったら
"メリー・クリスマス"と言えるようになるよ」
と言ったのです・・
公の場所でクリスマスをお祝いすると
イスラム教徒やユダヤ教徒から
「それは違うだろう」と言われてしまう(p29)
・「イスラムを口実にしてアメリカで悪だくみを
するのであれば、徹底的に排除する」
「ヒスパニックは、アメリカに入国したいならば、
合法的に入国してきなさい」
と言っているだけのなのです(p92)
・大統領がやりたい政策に反対する議員がいたら、
「反対ならば、あなたのあそこの橋を造らないよ」
と言って、ねじ伏せるぐらいの権力が
与えられています(p102)
・これら不法移民は、真っ昼間に迷彩服を着て・・
彼らが背負っているのは20kg単位の
麻薬入りのリュックサックです(p111)
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【私の評価】★★★★☆(84点)
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■目次
第1章ドナルド・トランプ 第45代アメリカ大統領へ
私が一年前から「トランプ大統領誕生」を確信していた理由
第2章トランプが既得権社会と腐敗した米政界を変える
クリントンキャッシュとトランプの脱ロビイスト政治
第3章 大統領就任から100日で「アメリカン・ファースト」の国家が誕生する
蜜月期間はない。すべての施策は「アメリカ第一主義」から
第4章 世界の価値観は「B.T.」「A.T.」で一変する
米中、米ロ、TPP......Before TrumpとAfter Trumpで変わる世界秩序
第5章 トランプ大統領誕生で、日本は不幸になる!
「トランプ後の世界」において日本の未来を決定づける3つの選択肢とは
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