「書斎の鍵 父が遺した「人生の奇跡」」喜多川 泰
2015/06/05|

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【私の評価】★★★★★(90点)
内容と感想
■やる気のない営業課長の
父親が亡くなりました。
父親の遺言状には、
"「書斎」の鍵はある人に預けてある"
という不思議なメッセージが
残されていたのです。
なぜなら、その営業課長は、
本が嫌いだったからです。
・一冊の本と出会うことで、心が楽になることがあります。一冊の本と出会うことで、前に進む勇気がもらえることがあります(p143)
■父親に反発する気持ちから、
本好きの父親が
「読んだほうがいいぞ」
と言うたびに、
本を読まなくなったのです。
でも、父は書斎を残して
死んでしまった。
営業課長は、
書斎の鍵を探して、
ある人を探し始めました・・・。
・浩平、心配するな。人生で手に入るものは才能で決まっているわけじゃない(p23)
■鍵を探しながら、
父の秘密が明らかになります。
本が好きだった父は、
なぜ人から尊敬され、
愛されていたのか。
なぜ、部下はこんな自分なのに、
必死に明るく自分を支えてくれるのか。
その秘密を知った
営業課長は、本を読み始め、
人生を変えていくのです。
・・・
いつもながら、
驚きのストーリーでした。
喜多川さんも
本をたくさん読まれているのですね!
喜多川さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・読書はイメージの冒険である(p175)
・一冊の物語を読むことは、自分一人だけが知っている別の世界を体験すること・・(p55)
・志がある人にとっては、目標達成までに出会うすべての出来事、人との出会いが、自分を磨く砥石です(p165)
・「一見するとどうしようもなく不幸な出来事こそが、大きな成功への第一歩なのかもしれない」と、過去の偉人たちは本の中で教えてくれます(p190)
・自分が幸せになることによってしか、救えない人生がある・・・一番大切な人を、幸せにするって案外そういうことなんじゃないかと思うのです(p256)
・「私利私欲を満たすため」ということが常識となった今の世の中で、「世のため人のため」、そして「愛する人のため」に本を読み勉強する(p214)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★★(90点)
著者紹介
喜多川 泰(きたがわ やすし)・・・1970年生まれ。東京学芸大学卒業後、塾を経営。高校生を中心に英語を教える一方、授業に自己啓発を取り入れるべく研究を続け、執筆活動を開始。
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目次
遺言状
聖域
右手の秘密
乗り越えるべき試練
心の鍵
書斎のすすめ 読書が「人生の扉」をひらく
序 章 なぜ心もお風呂に入らないの?
第1の扉 書斎では「心の汚れ」を洗い流す
第2の扉 「人生の方針」は書斎で見つかる
第3の扉 書斎で裸の自分と語り合う
第4の扉 読書で「運命の人」と出会える
第5の扉 書斎で「生きる力」が磨かれる
第6の扉 ブックルネサンスで世の中が変わる