「「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~」石井 裕之
2007/03/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
心理セラピストが潜在意識の使い方を教えてくれる一冊です。潜在意識とは、無意識のうちに人を導くものであり、言い方を変えればその人の性格や習慣や経験が統合された、その人そのものといえるです。
正しい潜在意識を持っていると、あるべき姿になるためにモチベーションが維持できます。「これはすばらしい考え方だ」と感じたら、すぐ実践していることができるのです。
・お金持ちの人の潜在意識は、できるだけお金持ちでいようとする・・・貧乏な人の潜在意識は、できるだけ"今の貧乏"を維持しようとする。(p14)
本書が独特なのは、潜在意識のムダ遣いに注意を促しているところです。つまり、「どうして俺は、だめなんだろう」などといった答えのない質問を潜在意識に与えてはいけないのです。
同じように「これをやっていれば・・・」といったように後悔することもいけません。潜在意識を疲れさせるだけなのです。
・「やっていれば、成功したかもしれない」という甘い幻想に潜在意識のリソースを浪費するくらいなら、むしろチャレンジして堂々と苦い失敗に直面したほうがいい。(p89)
潜在意識は、答えのあるなしにかかわらず答えを探し続ける性質があるため、無駄な質問をできるだけ避け、なりたい自分の良いイメージを与えるべきなのです。
潜在意識を敵にまわすと手ごわいですが、うまく味方にすると、これほど心強い味方はいません。潜在意識を味方にする方法がわかりやすく書いてありますので★3つとしました。
この本で私が共感した名言
・最初の一歩にこそ、一番大きなエネルギーが必要なのです。だから、たとえば、最初のニ、三日は、一日で三ページも読めれば十分と考える。(p24)
・周りの人たちを豊かにしてあげることで、あなたもはじめて豊かになれる(p66)
・"知識や経験を豊富にもっている人"も大きな目標を実現するのが難しい・・・新しい学びに触れる機会を逸してしまいます(p120)
【私の評価】★★★☆☆(78点)
目次
1 スタートは、できるだけ丁寧にゆっくりとやる。
2 なぜ、感情やヤル気は長続きしないのか?
3 あなたの中にいる"たくさんのあなた"に心を配る。
4 迷ったときに役立つ"たったひとつの言葉"
5 過去も未来も変える力
6 実績や経験に頼らない。
7 フェイク・イット!
著者経歴
石井裕之(いしい ひろゆき)・・・1963年生まれ。有限会社オーピーアソシエイツ代表取締役。催眠療法「沢雉会」(たくちかい)を主催し、催眠療法による心の問題のカウンセリング、催眠ノウハウの活用セミナーなどを行っている。
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