「カリスマ 人を動かす12の方法―コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?」石井 裕之


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【私の評価】★★★★★(90点)
要約と感想レビュー
■組織の中で、出世の階段を登るために、
最も困難であろうと思われるのは、
「人間の器」ではないでしょうか。
知識や経験は努力でなんとかなります。
しかし、「人間の器」には、
こうすれば器が大きくなるといった
答えはないように思われます。
■しかし!
この本には「人間の器」を大きくするための
ヒントが書かれてあります。
その基本は、いわゆる詐欺師やエセ占い師が、
多くの人を心から信頼させ、
騙している実践的な手法なのです。
■まず、器の大きい人(カリスマ)を
観察してみましょう。
原則を持っている、信念がある、
余裕がある、バランスが良い、
堂々としている・・・
器の大きい人の真似をすることで
器の大きい人になってくるのが
人間なのです。
・カリスマに共通することは、「決して不安を口にしない」「不安を微塵も感じさせない」ということです。(p43)
■どうすれば、そうした雰囲気を
作り出せるのでしょうか?
人間とは、相手の考えていることを
察知する能力を持っています。
ですから、大きなことを言っても
もし、不安を持っていれば、
それは相手に伝わってしまうのです。
ですから、はじめに相手をだます前に
自分をだます必要があります。
つまり自己暗示です。
・"はったり"はやがて"本物"になる・・・何かになりたかったら、そのごとく振る舞うこと。行動こそが、最高の自己暗示なのです。(p47)
■やはり、器の大きい人の行動を
マネすることが、近道なようです。
よく役職が人を作るといいますが、
課長として振る舞っているうちに
課長らしくなってくるのも確かなのでしょう。
人の器(カリスマ)というわかりにくいものに
一つのヒントを投げかける一冊だと思いました。
本の評価としては、★5つとします。
この本で私が共感した名言
・走らないこと(p86)
・やたらにうなずかない。ため込んでからうなずく(p57)
・自分が本当に信じているセリフ、あるいは信じ込めるセリフだけをしゃべること(p75)
・理論的に考えても、最初の自信は「ブラフでなくてはならない」(p132)
・面倒くさい部下と向き合いながら、その部下の「後ろ」で、あなたの愛する人があなたに向かって微笑んでいると想像する(p83)
▼引用は、この本からです。
三笠書房
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【私の評価】★★★★★(90点)
著者紹介
石井裕之(いしい ひろゆき)・・・1963年生まれ。有限会社オーピーアソシエイツ代表取締役。催眠療法「沢雉会」(たくちかい)を主催し、催眠療法による心の問題のカウンセリング、催眠ノウハウの活用セミナーなどを行っている。
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