「一瞬で信じこませる話術コールドリーディング」石井 裕之
2006/02/22公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
この本で学べることは、次の二つです。一つは、詐欺師や占い師が使うクライアントとの会話のテクニック。そして、もう一つは、日常会話で人間関係を良くする話し方の技術です。
人はよく騙されるものです。この株は上がりますよ~この壺を買わないと不幸になりますよ~絶対儲かりますから~芸名を変えると売れるよ~。このような怪しい予言に騙されるのです。
当たったらすごい!という評価を受けるし、当たらなくても詐欺師は、言い訳を考えているので何も困らないのです。やはり、こうした相手の使う騙しの技術(テクニック)を事前に勉強しておくことで、騙される確率は格段に低くなるでしょう。
・ニセ占い師やエセ霊能者に騙されないための簡単な方法があります。「いっさい反応しない」ということです・・・ただただ黙ってコールドリーダーの話を聞く。(p62)
そして、このテクニックを日常の会話、仕事での会話に応用してみましょう。例えば、事実を率直に話すということは正直といえますが、反論を受けやすい欠点があります。だから、ちょっとだけ、反対側についても言及して曖昧にしておきましょう。両論併記すれば、相手から反論されにくくなるのです。
・グループに対するプレゼンやスピーチでは、必ず両面から表現すること-あることを言ったら、必ずその対極についても言及すること(p189)
こうした話し方の技術を知っておくことで、自分で使ってみたり、相手の話し方の裏の意味を感じることができるようになると思います。
社会人なら最低限知っておくべき話し方の技術ですが、やや内容が薄めかなというイメージがありましたので、★3つとしました。
この本で私が共感した名言
・「それから、近いうちに、しばらく連絡が途絶えていた人から急に接触があるはずだ。その人を大切にした方がいい-」これは的中する確率がかなり高い。(p147)
・相手の聞きたいことを話してあげる-これがコールドリーディングの流儀です。(p159)
【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
1 人生が変わる話術!コールドリーディングとは?
2 コールドリーディングは「人の心理を利用している」から強力
3 誰でも使える!コールドリーディングのテクニック
4 コールドリーディングを日常で利用する方法
著者経歴
石井裕之(いしい ひろゆき)・・・1963年生まれ。有限会社オーピーアソシエイツ代表取締役。催眠療法「沢雉会」(たくちかい)を主催し、催眠療法による心の問題のカウンセリング、催眠ノウハウの活用セミナーなどを行っている。
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