「チギレグモノ、ソラノシタ」石井 裕之
2009/12/25公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(89点)
要約と感想レビュー
コールドリーディングの石井さんの書いた小説冊ですが、大きく期待を裏切る一冊でした。これまでテクニック本ばかりでしたので小説形式は正直、期待していなかったのですが、最後は不覚にもちょっと涙ぐんでしまいました。
ひとりの老人から7人の若者が、心のゲームをしながら、その悩みを解決していくというストーリーです。それだけなら普通のテクニック本なのですが、ちゃんと最後にオチがあるのです。
・自分のためにはできないことも、人のためにはできてしまう。人間には、そんな不思議なところがあるのかもしれない。(P178)
仕事にやる気がでない、自分に自信がない、部下が上司になった・・・生きていくうえで、悩みは尽きません。それにどう対処すればいいのか、それぞれの物語を読めば、ヒントが与えられる構成になっています。
読みやすいプラスちょっと涙。勇気が出る一冊ということで、★4つとしました。石井さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・なるほど。僕があきらめや絶望でがっかりしていればしているほど、それはまだ自分を信じる気持ちが僕の中に残っている証・・・ってわけか(p21)
・自分の短所を、自嘲ではなくて、楽しく笑うことができたとき、あなたの心は、すでにその短所を超越している。退屈な自分を笑えたとき、もうあなたは"退屈な男"ではなくなっているのです(p62)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★☆(89点)
著者経歴
石井裕之(いしい ひろゆき)・・・1963年生まれ。有限会社オーピーアソシエイツ代表取締役。催眠療法「沢雉会」(たくちかい)を主催し、催眠療法による心の問題のカウンセリング、催眠ノウハウの活用セミナーなどを行っている。
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