「ある成功者の秘密」アラン・コーエン
2006/02/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(92点)
要約と感想レビュー
老人から青年が人生の秘訣を学ぶという物語です。そして、その老人は彼を残してこの世を去っていきます。こうしたストーリーは、読む人の心を動かすようです。
失業し、クレジットカードの返済に追われる二十五歳の僕は、就職の面接を受けた会社の経営者エベリット氏に出会いました。僕は、面接で気に入られたのか、入社を許可されたばかりか、夕食に招待され、ドライブにも誘われました。
・「去年の年収は?」・・・「たしか、三万五千ドルほどです」「何人の人をよりよいものに変えられたかね」・・「わかりません・・・(p98)
エベリット氏の会社で働くこととなった僕は、エベリット氏から不思議な教えを受け続けることになりました。これがお金持ちの考え方というものなのでしょう。
そして、何かが僕の中で変わっていくのがわかってきたとき、エベリット氏は突然、帰らぬ人となったのです。そして最後に、一通の手紙が残されていました。そして最終章へ続きます。
この本は、私の今のレベルに合っていたのか、私のこころに響く言葉がたくさんありました。例えば、望むものを作りなさい・・・、君にはその価値があるとか、いいですね。
幸せとお金と心の関係を、老人と青年の対話を通じて教えてくれながら、ちょっと涙を与えてくれる名著です。文句なく、★5つとしました。
この本で私が共感した名言
・君には自分の好きなものをなんでも手に入れる価値がある(p85)
・貧困の原因は欠乏ではない。それは恐れと物事を小さく考えることにあるのだ(p28)
・大金をつかむ前にすでに幸福だったなら、大金をつかんだのちも幸福になるだろう。お金がなくて不幸なら、お金がもっとあってもよりみじめになるだけだ。その差を作るのは自分がお金にどんな姿勢で望むかなのだ(p53)
・こうなれたかもしれないと思う存在になるには、遅すぎるということはない(p168)
【私の評価】★★★★★(92点)
著者経歴
アラン・コーエン・・・ハワイ・マウイ島在住。自己啓発セミナー、教育プログラムを開催。リーダーシップと組織変革の専門家として多くの企業でコンサルや指導を行っている。
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