「金運が爆上がりするたこ星人の教え」櫻庭 露樹

【私の評価】★★★☆☆（78点）

要約と感想レビュー

マイナス言葉禁止

ネガティブな表情、マイナスな口癖は禁止。トラブルは魂を向上させるチャンス。肌にツヤのある人の運が良くなるなど小林正観さんや斎藤一人さんの本と同じ内容だな、と思ったら、著者は小林正観さんのお弟子さんでした。なんと著者は3年間小林正観さんに師事し、前半の1年半は小林正観さんと一緒にすごし、その教えを吸収したというのです。

小林正観さんの考え方は、自分を変えることで自分の運勢を変えるというものですから、愛せば愛される、嫌えば嫌われる。笑顔になれば、相手も笑顔になるということです。また、掃除についても環境を良くすれば、運も良くなります。整理整頓清掃清潔。床はピカピカで、床にものを散乱させておくなんてもっての他です。トイレもピカピカに清掃しておけば、人生も光り輝くのです。

・神様は、光輝くものがお好きである・・髪にも肌にも爪にもツヤのあるピカピカした人間がお好きなんだよ（ｐ78）

お金は人を喜ばすために使う

この本では、特に金運について書いています。金運を上げるためには、お金を「人を喜ばす」ために使うこと。逆に金運を下げたいなら、お金をギャンブルに使えばいいのです。そして収入の1割は貯蓄。1割は人のために使う。1割は自分のために投資するというのです。これは「バビロンの大金持ち」や本多静六さんの本に書かれてあることと同じです。まず先に、自分のためにお金を払うのです。

自分のためにお金を貯めておくだけでなく、自分の成長のためにお金を使えば、自分が成長します。また、人のために使ったお金は、回り回って自分に帰ってくるのです。基本的なことですが、家計簿をつけて、実際どれだけ貯蓄しているのか、人のためにどれだけ使っているのか、記録してみるとショックを受ける人が多いのではないでしょうか。

・収入の1割は貯金に回すのがいいわな・・人のために使うお金も最初から確保しておくといい、これも1割・・さらにもう1割、自己投資用のお金も確保（ｐ158）

トラブルで魂が磨かれる

読み慣れた内容とはいえ、常にプラスの言葉を話し、笑顔で前向きに生きるのは簡単なようで難しいと感じました。ちょっとスキを見せると、愚痴を行ったり、マスコミ報道に文句を言ってしまったりしている自分に気づくのです。

著者の言うとおり、天災や人災など自分にとって理不尽なことは必ず起きるのです。そうした時に、どうプラスに受け入れて、いかに前向きに対処するかということなのでしょう。トラブルによって私たちの魂は磨かれ、向上するのです。櫻庭さん、良い本をありがとうございました。

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この本で私が共感した名言

・人生っていうのはな・・目の前のできごとをいかにポジティブにとらえて、ワクワクしながらクリアしていくゲームだ（ｐ121）

・おいらが教えていたヤツはどんなに理不尽な目にあっても「これも意味がある」と決して腐らず前だけを見ていたな（ｐ120）

・トラブルは今のおまえに足りないものを見せてくれている。ありがたい現象だ（ｐ136）

▼引用は、この本からです

櫻庭 露樹、KADOKAWA

【私の評価】★★★☆☆（78点）

目次

第１章　幸せになるよりも不幸から脱出するのが先―なぜお金に困るのか
第２章　大切にしたものからしか大切にしてもらえない―みんなが知らない「お金」の真実
第３章　神様はピカピカ光り輝く人が好き―神様に愛される人、貧乏神につきまとわれる人
第４章　トイレ掃除は最高の開運トレーニング―まず始めるべきはトイレ掃除
第５章　宇宙は律儀に倍返し―宇宙のルールはシンプルなポイント制度
第６章　不運なことがあったら「祭り」と思え―すべてのことに意味がある
第７章　喜ばれる人になろう―お金もエネルギーも循環させる
第８章　誰と出会ってどうすごすか―人生は「よき仲間」を作る旅

著者経歴

櫻庭 露樹（さくらば　つゆき）・・・青森県三沢市生まれ。幼少期の極貧生活により、小学3年生から新聞配達をこなしながら、9歳から2つの不労所得を得るビジネスプランを完成させる。小学生時代に稼いだ金額は1千万円。24歳で起業後、フランチャイズの店舗経営を始め10店舗まで右肩上がりで経営を成功させた。現在は自らの事業展開の他、各所の著名大企業からヘッドハンティングされ社外取締役などを務める。 「アホと素直と行動力、プラス笑顔」を提唱し、トイレ掃除や全捨離の実践者でもある。

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