人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「バビロンの大金持ち The Richest Man in Babylon」ジョージ・S・クレイソン

2012/11/14公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

バビロンの大金持ち The Richest Man in Babylon


【私の評価】★★★★☆(83点)


要約と感想レビュー


賃借よりも持ち家がよい

かなり前に読んだ一冊です。なぜかご紹介していませんでしたので、ご紹介します。1926年の作品で、物語形式でお金持ちになる法則を伝える内容となっています。当時としては画期的な内容なのだと思います。


今思い出すと、私が家を購入したのは、この本を読んだのがきっかけだったと思います。この本には、理由ははっきりさせていませんが、賃借よりも持ち家がよいと書いてあるのです。


持ち家がある人には、多くの恵みがもたらされます・・住まいをわがものとせよ(p64)

貯金して種銭を作る

大金持ちの基本は、非常にシンプルです。まず、種銭を作ります。収入の一部を貯金しておくのです。まず自分のために働いてくれるお金を確保することが、すべてのはじまりとなります。


スノーボール ウォーレン・バフェット伝」の中でアメリカの大富豪ウォーレン・バフェットが、お金を増やしていく様子を、雪玉をころがして大きくしていくのに比喩しているのと似ています。


稼ぎの一部を、おのれのぶんとして手もとに置け。いかに稼ぎが少なかろうと、蓄える額が全体の十分の一を下回ってはならん、・・・とにかく、おのれにまず支払うのだ(p31)

確実な投資を行う

次はその金を確実な投資にまわします。欲を出して、理解できない儲け話に載ってはいけません。金を減らすのではなく、金を確実に増やしていくことが大切なのです。


この書に記載されている「財産を働かせることを学びたまえ。財産を自分の奴隷にするのだ」という表現は、「
金持ち父さん、貧乏父さん」と同じ表現だとわかります、。


財を失わぬためには、元本が保証され、望んだときに換金でき、なおかつ適正な利息を間違いなく回収できる条件のみで投資せよ(p61)

金がまた金を稼いでくれる

奴隷でも、一生懸命働けば、お金を稼ぐことができる。そしてそのお金の一部を貯めることで、その金がまた金を稼いでくれる。その繰り返しが、財産を築くのです。


お金の心構えの基礎が学べる一冊です。クレイソンさん、良い本をありがとうございました。


無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信)
3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。

この本で私が共感したところは次のとおりです。


・みずからの能力を開発し、勉励して知恵を積み、仕事の腕に磨きをかけ、おのれを敬えるような行動をとる(p70)


・ご主人のために力のかぎり働くと約束してくれ。たとえご主人がおまえさんのやったことを全部認めてくれなくても、気にすることはない。よくなされた労働は、なした者に益をもたらすということを忘れるな(p198)


▼引用は下記の書籍からです。
バビロンの大金持ち The Richest Man in Babylon
ジョージ・S・クレイソン George S. Clason
実務教育出版
売り上げランキング: 128862


【私の評価】★★★★☆(83点)


目次

金貨にあこがれた男
バビロンの大金持ち
財布を太らせる七つの極意
幸運の女神に出会うには
金貨の五法則
バビロンの金貸し
バビロンの周壁
バビロンの駱駝商人
バビロン遺跡の粘土板
バビロンでいちばん幸運な男
バビロンの歴史のあらまし



著者経歴

ジョージ・S・クレイソン(George S. Clason)・・・実業家、作家。1874年、米国ミズーリ州生まれ。ネブラスカ大学で学んだのち、1898年の米西戦争に陸軍兵として参加する。退役後、クレイソン・マップ・カンパニーを設立し、米国とカナダのロードマップを刊行する。1926年、経済的成功をテーマとする寓話シリーズをパンフレット形式で刊行しはじめる


楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!

この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
人気ブログランキングに投票する
人気ブログランキングへblogrankings.png


メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」
50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。
>>バックナンバー
もちろん登録は無料!!
        配信には『まぐまぐ』を使用しております。
<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本


コメントする


同じカテゴリーの書籍: