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「稲盛和夫の経営塾―Q&A高収益企業のつくり方」稲盛 和夫

2012/11/15公開 更新
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稲盛和夫の経営塾 Q&A高収益企業のつくり方 (日経ビジネス人文庫)


【私の評価】★★★★★(95点)


要約と感想レビュー

■JAL再建に貢献した稲盛さんの一冊です。


 稲盛さんの経営哲学を説明しながら、
 個別の経営者の質問に答えているのが、
 新鮮です。


 単なる経営論ではない、
 実戦のアドバイスに驚きました。


・なぜ経営がうまくいっていないか。それは、あなた自身がビルメンテナンスの事業をよく理解していないことが原因です・・・採算単位を細分化し、]経営の実態を詳細に把握(p43)


■まず、アメーバ経営によって、
 事業の採算性を細かく把握することを
 勧めています。


 現在、どれが儲かって、
 どれが儲からないのか。


 つまり問題がどこにあるのか
 把握しなさい、ということです。


 問題がわかれば、
 手を打つことができるのです。


・レストランの場合、食材の在庫管理が難しいところだと思いますが、安くなるからといってまとめ買いをするのでなく、無駄を出さないため、当座に必要な分だけ食材を仕入れればよいのです・・・仕入れたものは、使おうと使うまいとその日の経費としてすぐに処理します・・・こうした計算した採算の実態を、責任者だけでなく、全従業員に開示し、採算意識を共有化するのです(p202)


■次に印象的だったのは、
 事業拡張よりも、利益率の拡大を
 優先すべき
という点です。


 利益率が低いままで
 事業を拡大すれば、
 いずれ事業は破綻します。


 まず、小さいうちに、
 高利益率経営のノウハウを
 獲得するということです。


 下請けでも高利益が出せれば、
 どこでも戦えますし、
 そうした力で体力をつけてからなら、
 いくらでも道は開けるということです。


・自社ブランドで販売するには、企画、デザインから宣伝、販売、在庫管理とお金がかかります・・・自社ブランド品は下請けメーカーにとって悪魔の誘惑です。安易に誘いに乗ってはいけません(p63)


■稲盛さんの回答に、
 目からウロコでした。


 経営者しだいで会社は変わるというのは、
 本当なのでしょう。
 それを実感しました。


 中途半端なコンサルタントと話をするより、
 得るものが多い一冊だと思います。


 稲盛さん、
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・ビルの設備管理では、ビルの地下にあるコントロールセンターで空調やボイラーの運転を監視する業務がありますが、それを一つの採算単位にします。また、同じビルで夜間の清掃を担当すれば、それも一つの採算単位になります。(p43)


・企業経営に何が大事かと言えば、トップが従業員を魅了し、経営者の思うことを従業員が積極的に行ってくれるようになることに尽きると思うのです(p100)


・「ウチにはそんな技術はありませんし、設備もありません」と、不可能な理由を並べ立てる者がいました・・・経営トップがやると決めた以上、「半年先には必ずできるはずだから、それに向けて、今から実験にとりかかろう」と、技術者を奮い立たせるべきです(p118)


・何も手を打たず、全従業員が路頭に迷うことが善なのか、十人に辞めてもらって、残る三十数名の従業員を守っていくのが善なのか、という厳しい選択・・・大きな善を為そうと思えば、普通の人から見れば、「非情な人」と映ることがあるという意味です(p162)



【私の評価】★★★★★(95点)



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