「「人生を楽しむ」ための30法則」小林 正観
2012/03/26公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(91点)
要約と感想レビュー
人生の生き方を問う小林さんの一冊です。世の中には幸せも不幸もない。幸せも不幸も、自分の頭の中で作るもの、という考え方を教えてくれるのです。現在、悩んでいる方にはぴったりの一冊のはずです。
人生はだれでも失敗がつきもので、思うようにいかないことのほうが多いという。そこでいかにニコニコと淡々と、それを受け入れながら笑顔で生きていけるか、ということが人間の力だという。それが本当の強さというものであり、"魂"が進化すると、出来事全てに「楽しい」と思い、「おかげで成長できた」「ありがたい」と思えるようになるというのです。
・私たちは頼まれごとが来て、それを笑顔でやっていいって生涯を終える、というのが、この世での使命、役割。(p43)
基本的に、私たち人間は、幸せだと思うことができるのです。目が見えて幸せ。手があって幸せ。本当にありがたいな~。ただ、ちょっと課題はあるけどね。でも、神様が自分を試してくれているのかもしれない。やっぱり自分は幸せだ。そう思えるかどうか、ということです。
神様から私たちは何千もの喜びと幸せをもらっているのです。その中の一つや二つに対して文句を言っている人は、残りの九百九十八に対してまったく感謝をしていないということになります。昨日亡くなった方から見れば、生きているだけで幸せということがよくわかるはずなのです。
・自分の足で歩けること、目が見えること、人と話をしていて、自分の耳で聞くことができて、その話を理解ができることも幸せです。幸せだ、と思えばいくらでもそう思うことができます(p18)
人間、だれしも悩みがあることでしょう。ただ、そうした状態でも、自分の幸せを数えることはできるのです。そうすれば、いかに自分が幸福で、人から助けられ、期待され、生かされていることがわかるのです。
そうすれば、今の悩みは、ほんの小さなことだ。誤差範囲なのかもしれない。神様の宿題なのかもしれない。日々、修行だね。そう考えたいものです。小林さん、天国からありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・旅をするときは、どこへ行くか、ではなく、誰と行くか。食事をするときは、何を食べるか、ではなく、誰と食べるか。語り合うときは、何を話すか、ではなく、誰と話すか(p178)
・「あなたを産まなければよかった」・・・相談に来た主婦の方に、私は笑顔でこう言いました。「素敵な笑顔ですね。この世に生まれて下さってありがとう。 私はそう思います」(p164)
【私の評価】★★★★★(91点)
目次
第1章 幸せは、「私」が感じたときだけ存在する
第2章 目の前のことを大事にするだけで、人生は成り立つ
第3章 笑顔でいつづければ、人生は変わる
第4章 全部に感謝をすれば、全部が変わる
第5章 「人生を楽しむ」秘訣は、良き仲間と共にいること
著者経歴
小林 正観(こばやし せいかん)・・・1948年生まれ。2011年没。東京都江東区深川出身。中央大学法学部卒業。心理学研究家。講演で全国を飛び回っていた。
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