人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「「き・く・あ」の実践 今すぐ幸せになれる方法」小林正観

2016/08/26公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

(文庫)「き・く・あ」の実践 今すぐ幸せになれる方法 (サンマーク文庫)


【私の評価】★★★☆☆(74点)


要約と感想レビュー

「き・く・あの法則」とは、「競わないこと」「比べないこと」「争わないこと」です。勝ち組・お金持ちになりたい、出世したいという価値観とは正反対。「き・く・あ」によって生きることがラクになり、楽しく生きることができるという考え方です。


正観さんの智恵は、神道や仏教からきているようです。みんなが喜んで笑っていたとき、天の岩戸からアマテラスが出てきたんだよ・・・だから楽しくしてなくちゃいけないよ。お釈迦さまは、人間の一生は、この刹那の長さだけだっておっしゃったんだよ・・・だから今を大切に生きなくちゃいけないと話してくれるのです。


斎藤一人さんと同じようなことを言っているな~と思いました。「疲れた」ではなく「ついてる」って言おう。目の前の人を大切にしよう。良いところを、ほめてあげよう。こんなことで人間関係は、うまくいくんですね。


・天井を見ながら、「あー、私の人生って、ものすごくラッキーかもしれない」と、ひとり言を言ってみてください。(p146)


「き・く・あ」を実践しているのは、「釣りバカ日誌」のハマちゃんのような人です。日々楽しそうに仕事をしている人。左遷すると、左遷先で楽しそうに釣りをしている人なのです。出世もカネもいらない人は、だれもその人をコントロールできないのです。


幸せとは、自分の心の中にあるものだと思いました。だから、自分の考え方で、幸せにもなれば、不幸にもなる。だから選択したものに「正しい」とか「間違い」というものはないのです。ただ淡々と積み重ねていくだけです。そうした思いで、自分の人生の選択をしていきたいのです。


だから「あー、私の人生って、ものすごくラッキーかもしれない」と、言ってみればいいのです。こうした「ひとり言」が、自分や周囲の人の潜在意識に働きかけられるのです。


目の前の人を大事にし、目の前のことを大事にする(p26)


幸せ言葉や、波動や、念が出てきます。泥水が汚いほど、蓮の花は美しく咲くんだな・・・。深い井戸ほど、きれいな水が出るんだな~。生きていくことに勇気をもらう一冊だと思いました。小林さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・人は"今"しか生きられない(p18)


・「人間の一生の長さはどのくらいだと思うか」・・お釈迦さまの答えは、次のようなものでした。「・・人間の一生というのは、刹那、刹那、この一刹那の長さだけだ」(p18)


・ほめられればほめられるほど、賞賛されれば賞賛されるほど、頭を垂れる。これが、私が考える「知性」=「謙虚さ」です(p52)


・自分はまだまだ勉強不足で、未熟であると思い、勉強をしつづけていくこと、それが、「謙虚な生き方」なのです(p45)


・本を五十冊から百冊ほど読むと、あるとき突然、「同好の士」が現れます(p46)


・生き方の探求において、「いつも」の三原則「いつも考えていなさい」「いつもよい仲間をもっていなさい」「いつも実践しなさい」(p47)


・「・・をやってください」と頼まれたときに「私にはうまくできるかどうかわかりませんが、できるかぎりやらせていただきます」と言うのを"謙虚"と言います(p151)


(文庫)「き・く・あ」の実践 今すぐ幸せになれる方法 (サンマーク文庫)
小林正観
サンマーク出版
売り上げランキング: 55,382


【私の評価】★★★☆☆(74点)


目次

プロローグ 幸せを見つけるための三つの秘訣
第1章 人生とは "刹那" を生きること
第2章 謙虚な人が宇宙に好かれる
第3章 「過去寄せて」自由に生きる
第4章 楽しいうれしい「き・く・あ」の実践
第5章 ほめてよく効く言葉の薬
第6章 喜びのある場所に神さまはやってくる
第7章 今、目の前の幸せに気づく
エピローグ 「どうして?」よりも「どう生きるか」



著者経歴

 小林 正観(こばやし せいかん)・・・1948年東京生まれ。中央大学法学部卒。学生時代から人間の潜在能力やESP現象、超常現象などに興味を抱き、独自の研究を続ける。SKPブランドオーナー、作詞家・歌手。心理学博士、教育学博士、社会学博士。著書多数。2011年永眠


楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
blogranking.png
人気ブログランキングへ


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ第3位
にほんブログ村

<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本


コメントする


同じカテゴリーの書籍: