集英社インターナショナル
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■昔の日本人は真面目だった・・・
今の若いものは・・・
といった風潮に、
ちょっと待ったをかける一冊です。
■人間というものは、基本的に
環境に適応する動物であり、
これまで典型的日本人といわれてきた人たちは
その環境に適応してきただけであると
分析しています。
たとえば、休みも取らず、
残業しまくりで働く日本人は、
単にそうすることが出世の近道であった
ということです。
・日本のサラリーマンが会社に忠誠心を示すのは、
そうやって振る舞うことが日本の社会において
最も適応した行動であるからに他ならない(p49)
■村社会、日本的終身雇用が崩れるなか、
そうした安心社会が崩壊してきました。
次に来るべきは、信頼社会、商人道である
というのが著者の主張です。
正直ものが得をするという
まっとうな社会です。
・市場の倫理=商人道が教える「他人や外国人とも気やすく
協力せよ」という精神はまさに信頼社会の根本原理・・・
「正直たれ」「契約尊重」「勤勉たれ」「楽観せよ」という
道徳律は必要不可欠です。(p242)
■本というより論文のような本でした。
これからは信頼、ブランドが大切になるということに
確信が持てましたので、
本の評価としては★3つとしました。
山岸さん、よい本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・いい評判を積み重ねていくことで
自分のところに人が集まってくる(p233)
・正直な人、約束を守る人たちが少しでも
トクをする社会を作っていくということです(p209)
・「もし、ここで他人のわがままを許せば、それを理由に
私自身が他の人たちから責められるのではないか」と
恐れてしまう(p107)
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「安心」と「信頼」の次にくるもの。。。
ポジティブ評価を得た人たちがトクする世の中を!
閉鎖社会から信頼社会へ
■日本が真の国際社会のリーダーになるには"武士道"ではなく、"商人道"を極めることが必要
いろいろ考えさせられ面白い【私の評価】★★★☆☆(75点)
■著者紹介・・・山岸 俊男(やまぎし としお)
1948年生まれ。
一橋大学を経て、80年ワシントン大学哲学博士。
北海道大学助教授、ワシントン大学助教授を経て、
現在、北海道大学大学院教授。
■関連書評■
a. 「国家の品格」藤原 正彦
【私の評価】★★★★☆
b. 「日本人を冒険する」呉 善花
【私の評価】★★★★☆
c. 「世界の日本人 ジョーク集」早坂 隆
【私の評価】★★★☆☆
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