★2日本の最近のブログ記事

もし、日本という国がなかったら
ロジャー・パルバース
集英社インターナショナル
売り上げランキング: 3248

【私の評価】★★☆☆☆(67点)


■日本文化を愛したアメリカ人による一冊。

 日本の良さは、日本の外からしか
 わからないのかもしれません。

 あまりにも日本は
 特殊で、進歩した国家だからです。


・日本の子供が社会に出て行くとき、・・・
 人に迷惑をかけてはいけない・・と厳しく言われます。
 アメリカ人の子供が社会に出てゆくときは、
 自己主張しないさいと言われます(p260)


■日本が特殊なのは、
 日本という国が2000年もの歴史を 
 持つ島国だからです。

 これだけ、連続した歴史を持つ国家は 
 ほとんどないのです。


・日本ほど素晴らしい祭りと豊かな文化を誇れる国はあまりない、
 いや、ほかには一つもないでしょう(p72)


■そうした日本だからこそ、
 生成発展するために新しい流れが必要となります。

 それは若い人が作っていく
 というのが著者の主張です。

 ロジャー・パルバースさん、
 よい本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・若い人間の脳はスポンジのようなものです。
 望めばなんでも吸収できる。
 必要なのは好奇心と熱意だけ(p21)


・(井上)ひさし先生は、読書家で、故郷の山形に「遅筆堂」という
 図書館を設立するために、20万冊ある蔵書の中から、
 10万冊という途方もない数の本を寄贈しました(p138)


・一国の文化というものは、
 反逆者と不適応者によって創造される
 ということに気づくべきです。(p178)


・ユダヤ人はどこに住んでいようと、
 恒久的にマイノリティでした・・・
 ユダヤ人は、ユーモアが重要な武器になることに
 気づきました。主流派の民族集団を笑わすことができれば、
 迫害されたり殺されたりしないですむかもしれない(p187)


・正当性を主張する欧米人、
 譲り合う日本人(p219)


もし、日本という国がなかったら
ロジャー・パルバース
集英社インターナショナル
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修羅の自叙伝―「ヤクザ」を生きる
井の上 孝彦
現代書林
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私の評価】★★☆☆☆(66点)


■稲川会専務理事、「井の上組」組長の一冊です。

 島田紳介さんと付き合っているのは、
 こういう人なのでしょうか。

 ヤクザといっても暴力団ではなく、
 筋の通ったことしかしない任侠組織である
 というのが著者の考えです。


・稼業のほうでも、若い衆たちに言うのはこれだけだ。
 「お前らがなにをやっても、見えない世界から必ず見られている。
 それだけは忘れるな」(p236)


■しかし、やられるほうから見たら、
 すぐ殴る、切るになるのですから、
 恐怖心を使った商売でしょう。

 九州の人は、自分を正当化して、
 相手を徹底的に叩くのが
 得意のなのかもしれません。

 うちの会社の古い九州の人には、
 多くの先輩が苦労したという話を
 よく聞きます。

 (東北で迷惑を受けたのは、会津だけではないのです) 


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・博徒はバクチが稼業、テキヤは祭りなどの露天商売、
 どちらも自分の縄張りを持ち、それを守るためには
 命をかける。いいかえれば道を極めた極道だが、
 カタギには手を出さない。(p97)


・数えきれないほどのバー、キャバレー、風俗営業の店からのカスリ、
 パチンコ屋の景品買い、娼婦たちのピンハネ、バクチ場、
 覚醒剤などのヤクの売買、拳銃の横流し・・・
 ありとあらゆるシノギがこの新宿で行われており、
 それらが各組織によって細かくシマ割りされていた。(p150)


・ヤクの中毒にかかり、最後は野垂れ死にするやつは
 シャバで何人も見たが、あれほど人間として
 みじめな死に様はない。(p185)


・「税金を払えるヤクザになれ」
 これが、オヤジの口癖でもあった。(p210)


修羅の自叙伝―「ヤクザ」を生きる
井の上 孝彦
現代書林
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男子の本懐 (新潮文庫)
城山 三郎
新潮社
売り上げランキング: 7232

【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■歴史を見てみると、
 第一次世界大戦後の不況後に
 関東大震災が発生。

 その復興財源やモラトリアムなどで
 経済は混乱します。

 そして円の解禁と世界恐慌で、
 一気に経済は縮小。

 大量の失業者と、
 予算を削減された軍部の不満が
 蓄積されていきました。

 その後、日本は
 戦争へ向かっていきます。


・予算編成の度に、大幅削減を強いられるのは、
 陸海軍省予算である。・・・「軍部予算は、
 まるで削られるために在るみたいではないか。
 国防はどうなってもいい、というのか」こうした憤慨を、
 軍部が持つのも、自然の勢いであった(p147)


■この本では、「金本位制復帰」を実施した
 ライオン宰相浜口雄幸と
 日銀のプリンス井上準之助の
 生涯を追っていきます。

 「金本位制復帰」は、
 金との固定相場のようなもので、
 当時入超の日本では、
 強烈なデフレ政策でした。

 給料が減り、物価が下り、大量の失業者と
 政府予算の大幅削減などで、
 経済は大不況となるのです。

 デフレが進行すれば、
 いずれは景気も戻ってくるのでしょうが、
 人間は、そうした不況に
 耐えられないようです。

 結局、浜口、井上の二人は、
 暗殺されてしまうのです。


・金本位制への復帰・・・
 本質的には、極端な不況政策である。
 運用が難しいばかりでなく、不人気と身の危険さえ
 予想される仕事であった(p12)


■なんだか、今の日本と世界も
 当時と似てきたような気がしました。

 不況でも震災でも不況でも震災でも頑張れるでしょうか。

 城山さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・すでに決死だから、途中、何事か起こって
 中道で斃れるようなことがあっても、
 もとより男子としての本懐である(p19)


・ある国で輸出超過が続けば、決済代金として、
 外国から金が流れこむ。その結果、その国の金の保有量がふえ、
 これに比例して自動的に通貨が増発される。(p24)


・「銀座のカフェーを不景気にするような施政方針は
  取らないことを請合い」と新聞で評された犬養毅の内閣。
 金輸出再禁止もしたため、世間ではインフレ時代到来と
 受け取った。円相場は二割あまりの暴落。小麦・木材・硫安
 はじめ輸入品の値段は、いっせいに高騰しはじめた(p211)


・井上準之助は日銀に在って・・・
 学卒者を講師にし、輪番で毎日テーマを変えて
 勉強会を開かせた。
 それは、講師自身の勉強にもなった(p64)


・浪人井上(準之助)は、また読書三昧にふけった・・・
 洋書だけでも千五百冊あり、目録づくりが一仕事であったが、
 その洋書がさらに年間百冊から二百冊ふえ続けた(p124)


・スイス人は、質素な上に、用心深くもある。・・・
 ふつう、3ヵ月から半年分の食糧を貯蔵する。・・・
 石油なども、ほぼ1年分を貯蔵している家が少なくない(p348)


男子の本懐 (新潮文庫)
城山 三郎
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原発のウソ (扶桑社新書)
小出 裕章
扶桑社
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)


■地震地帯に原子力発電所を建てたのは、
 やはりリスクが高かったようです。

 また原子力は、いずれ高レベル廃棄物が
 発生するのです。

 こうした課題を実際に考えてみると、
 原子力とは禁断の技術だったのかもしれません。

 小出さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・私が「原発は危険だ」と思った時、
 日本にはまだ3基の原発しかありませんでした(p2)


・私が想定してきた最悪のシナリオは
 「水蒸気爆発」です(p18)


・年間1ミリシーベルトという基準は、
 1万人に1人ががんで死ぬ確率の数字です・・・
 これが10ミリシーベルトの被爆となると、1000人に
 1人ががんで死ぬことになります。・・・
 250ミリシーベルトに引き上げられたということは
 「もう急性障害が出たとしても我慢してくれ」
 ということを意味します。(p84)


・地震地帯に原発を建てているのは日本だけ(p140)


・六ヶ所村には使用済み核燃料が約3000トンも
 運び込まれています。一つの原子力発電所が生み出す
 使用済み核燃料は1年間に約30トン。(p152)


原発のウソ (扶桑社新書)
小出 裕章
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人間力。
人間力。
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竹村 健一 竹村 真一
太陽企画出版
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)


■「ああ、いっぺんいうてみたかった」
 でおなじみの竹村健一さんと、
 大学教授の息子さんの対談です。

 今の時代の流れというものを
 雑談形式で意見交換しています。


■テーマは数多いのですが、
 私は教育のところが印象的でした。

 インターネットがあれば、
 ハーバードの白熱授業のように
 多くの人に面白い授業を提供することができる。

 インターネットに情報はあるので、
 その情報を加工する人に
 価値が生まれる。

 そうした大きな環境の変化が
 教育のあり方も変えていくということです。


・人間育成のためには、いい先生がいて、
 本当の教養を身につけさせないとならない・・・
 そこで全米に光ファイバー網を敷いて、
 素晴らしい先生の最良の授業を全米に平等に送る環境を
 整えるしかなかった(p26)


■今、時代はグーテンベルグの紙の時代から、
 インターネットの情報化の時代に
 入っているのは明らかでしょう。

 ますます、楽しい時代になってきたようです。

 竹村さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「保守」と「革新」の両方が必要なんです。
 古い遺伝子は古いものとして、きちんと保管して
 おかないといけない。でも、新しい体制も
 一方で着々と準備しておく。(p103)


・生命は四十億年も昔に、RNA/DNAという形で
 「デジタル」の生命情報システムを発明したから、
 存続してきたのです。(p99)


・人口が爆発的に増加すると、人間が食べる穀物すら 
 足りないのに、それを動物に餌として与え、また
 牛に牛を食わせて育てるなどという余裕はなくなる。(p250)


・ヨーロッパ人は戦争がずっとあって、その間に
 時々平和があると思っていた。
 日本人は平和が当たり前で、その間に
 時々戦争があると思っている。(p218)


人間力。
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新聞がなくなる日
新聞がなくなる日
posted with amazlet at 11.12.30
歌川 令三
草思社
売り上げランキング: 101562

【私の評価】★★☆☆☆(63点)


■2005年に新聞の将来を予想した一冊です。

 現在でも、新聞というものは、
 インターネットと紙のバランスで
 悩んでいるように見えます。

 しかし、インターネットの世界は、
 どんどん広がっています。

 最終的には、すべてが
 インターネットになってしまうかもしれない。

 音楽CDがiTuneでのデータ購入に
 変わってしまったように。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・インターネットは地球を襲った巨大隕石・・・
 第一の仮説 ・・・「紙」新聞はやがて「ネット」に呑み込まれる(p28)


・十六世紀のマルティン・ルターの宗教改革、あれは何であったのか?
 ・・・当時の聖書はすべて筆写で、いまの金に換算すれば何百万円もする
 稀書だった・・・坊さんたちは、教会の建設資金を集めるため、免罪符
 という天国行きのニセ切符を販売した・・・「坊主」から「聖書」へと、
 キリスト教における支配メディアの改易に成功した。あのとき、
 ゲーテンベルクの活版印刷術がなかったらどうなったか。(p56)


・新聞店の年間販売収入は約一兆7500億円、これから
 配達料を差し引いた金額が新聞社の収入となる。
 新聞社は・・・約一兆2000億円の販売収入を計上している・・・
 宅配で挙がった新聞の総売り上げに対する新聞社と店の分け前は、
 ざっと9500億円対8000億円(p125)


・アメリカの新聞社は、収入の87%が広告だ。
 ・・・日本の新聞社の広告比率は平均すると、
 36%に過ぎない。(p126) 


新聞がなくなる日
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歌川 令三
草思社
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【私の評価】★★☆☆☆(63点)


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決定版 民主党と日教組
阿比留瑠比
産経新聞出版
売り上げランキング: 105310


【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■地方の日教組は、場所によっては
 強大な力を持っているようです。

 そして、北朝鮮とも連携して、
 日本を共産化しようとしています。


■個人として北朝鮮を信奉するのは
 勝手ですが、組織的に活動することは、
 国家反逆罪にも相当することではないでしょうか。

 日教組と共産化組織の
 頭の良さに感嘆しました。

 阿比留瑠比さん、
 よい本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・山梨県教職員組合の組織率は95%にも達しており、
 県教育委員会の半数も山教組出身者が占めているため、
 組合には一切さからえないこと。教員による輿石氏の
 後援会入会カード集めや電話作戦、ポスター張りが
 ノルマ化され、こうした選挙運動を拒否すると昇進
 できないうえ、僻地に飛ばされること・・(p15)


・山梨県教職員組合の脱会希望者はノイローゼになるほど
 いじめ抜かれた上、管理職から「協調性がなく管理職に不向き」
 との烙印が押されるという答えが戻った(p23)


・一般教員の人事は山教組支部書記長の采配で決まる。
 組合が推薦しない限り、教頭にはなれない。
 このことは山梨では暗黙の了解になっている。(p96)


・なぜ平日の昼間に数十人から数百人もの教職員が
 国会前で座り込んでいるのか。授業は、子供たちは
 どうなっているのか。なぜ日教組は北朝鮮と関係が
 深いのか。なぜ全国学力テストに反対するのか(p142)


・山梨県の教職員組合などは、その三十年史の中で、端的に
 「国会議員を送り出せる山教組という、自らの戦いによって
 勝ち取った大きな『政治力』は、つぎには、山教組と協働
 しうる県知事を当選させ、県議選に大きな力を発揮してきた・・
 こうして、一つ一つ積み上げて来た『政治力』が、
 山梨県の教育行政をして、『山教組を無視してはうまくことが
 運ばない』という状態にまで、大きく前進してきた」と自ら、
 選挙によって、政治力を培ってきたことを認めている(p146)


・三重県教職員組合の支部が、朝鮮総連といかに親しい関係に
 あったか・・平成十二年度に三重県教職員組合のある支部が
 行った「対外的諸活動諸会議等」の記録・・・
  ・5月26日・・「朝鮮総連関係会議」
  ・7月 9日・・「朝銀フェスタIN三重」
  ・9月30日・・「日朝報告会」
  ・10月25日・「日朝友好○○地区市民の会幹事会」
  ・11月25日・「朝鮮初中級学校授業 公(ママ)」(p181)


・日教組元委員長、槙枝元文氏・・・平成三年には、
 北朝鮮から「親善勲章第一級」も授与されています・・・
 平成十四年には、「金正日総書記誕生六十年祝賀」に
 寄せて、こんな文章も書いています。
 《私は訪朝して以降、「世界のなかで尊敬する人は誰ですか」
 と聞かれると、真っ先に金日成主席の名前を
 あげることにしています(p184)


・槙枝氏が総連第十九回大会、二十回大会でどんなあいさつを
 していたかというと・・・《日朝国交正常化は、北朝鮮に対する
 謝罪と補償がすべてである。日朝友好のために、皆さんと
 共通の理解、認識、目標を持って連帯していきたい(p212)


・北海道教職員組合・・・国旗国家については、何回も職員会議を
 やらないといけないし、実はまだ徹底抗戦の姿勢。国旗は
 会場の片隅へ、国家は歌詞なしのCDをかけるのみで
 国家の指導もしない(p251)


・平成二十年十二月四日の兵庫県の西宮市教職員組合の会報
 「西教ニュース」が、「ここ数年は、教頭任用者のほとんどは
 組合推薦です」と書き、本来は県教育委員会の権限である
 昇進人事について深く介入していることを堂々と自ら告白
 していた(p295)


決定版 民主党と日教組
阿比留瑠比
産経新聞出版
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デフレの正体  経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
藻谷 浩介
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 175

【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■日本の経済状況を「人口の波」で
 解説してくれる一冊です。

 データを見ると、小売の売場効率が 
 下がってきているのは明らかです。
 (書籍の売上も下がっています・・・)


■著者は、こうした現象は、老人の増加により、
 モノを買う必要のない人が増え、
 供給過多から在庫が積みあがると分析しています。

 当たり前といえば、当たり前ですが、
 著者は、こうした状況を打破するために、
 女性の就労を推奨しています。

 外国人を移民させるのではなく、
 専業主婦に働いてもらうわけです。


・所得はあっても消費しない高齢者が
 首都圏で激増(p99)


■家計が苦しくなったので、
 妻がパートに出ているという家庭も
 あると思います。

 そうした女性が、「これは私が稼いだ金よ」
 と言って、お金を使ってもらうと、
 日本経済的にはありがたいようです。

 これからは女性に頑張ってもらいたいですね。
 藻谷さん、良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「内需の縮小」こそ、
 日本経済が直面する恐るべき病気なのです。(p52)


・あなたの目の前に、教育水準が高くて、就職経験が豊富で、
 能力も高い日本人女性がこれだけいるのに、どうして彼女らを
 使おうとせずに、先に外国人を連れてこいという発想になるのか(p226)


デフレの正体  経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
藻谷 浩介
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 175
おすすめ度の平均: 4.0
4 世間で語られる常識を壊してはくれるが・・・
1 数多あるデフレ原因のたった一つを指摘して、こんなに威張りすぎ&冗長すぎて良いの?
3 主張は正しいが、冗長
2 疑問の多い本
4 デフレの原因は生産年齢人口(=現役世代)の減少にあることが明確なのに、なぜ、まだわからない人が多いのか?

【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■著者紹介・・・藻谷浩介(もたに こうすけ)

 1964年生まれ。株式会社日本政策投資銀行地域企画部地域振興グループ参事役。
 88年日本開発銀行(現、日本政策投資銀行)入行。
 米国コロンビア大学ビジネススクール留学、日本経済研究所出向などを経て、
 2000年頃より地域振興の各分野で精力的に研究・著作・講演を行う。


■関連書評

a. 「おカネの法則」大竹 愼一
【私の評価】★★★★☆


b. 「一番悪い時が一番のチャンス」邱 永漢
【私の評価】★★★☆☆


c. 「日本人はどこまで減るか」古田 隆彦
【私の評価】★★☆☆☆


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成熟日本への進路 「成長論」から「分配論」へ (ちくま新書)
波頭 亮
筑摩書房
売り上げランキング: 850

【私の評価】★★☆☆☆(66点)


■戦略コンサルタントが考える
 日本のビジョンと戦略です。

 波頭さんの主張は、
 増税と社会福祉強化と自由経済です。
 プラス教育。

 自由経済とは、規制緩和、
 競争のある社会です。


・(OECDの企業が労働者を解雇する難易度を指標化した調査)
 先進国の中では、最も解雇しにくい方からドイツ1.19、
 フランス1.08、日本0.85となっている・・・
 解雇し易い方ではアメリカが0.23、イギリス0.49(p157)


■高福祉と自由経済は合わないんじゃないか、
 と考える人がいるかもしれませんが、
 それは逆なようです。

 高福祉だからこそ、会社が不要な人を
 解雇することができる環境にすることが
 できると主張しています。

 (実際に実現可能かどうかは疑問ですが)


・「高福祉なのに自由経済」ではなく、
 「高福祉だからこそ自由経済」だと理解すべきである。
 手厚い社会保障による生活の保障があるからこそ、
 労働者は解雇に応じる(p160)


■こうした国家戦略のようなものは、
 複雑であり国民の運命がかかっていると思うと、
 非常に判断の難しいもののように感じました。

 とりあえず、統計データを見ながら
 自分でも考えてみたいと思います。

 波頭さん、良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・労働時間について言うと、日本は年間1772時間・・・
 1985年には日本が約2100時間・・・
 GDPを生み出すための経済要素としての「労働」が減少(p41)


・企業も国家も「成長は全てを癒す」と言われるが、
 「成長が止まると、全ての問題が吹き出す」のである(p81)


・日本の経済が歪んでしまった最大の理由は、増税をして来なかった
 ことにある。・・・95年以降、合計226兆円にも上る景気対策
 を打って来たが、これは国債の発行によって賄われた(p104)


成熟日本への進路 「成長論」から「分配論」へ (ちくま新書)
波頭 亮
筑摩書房
売り上げランキング: 850
おすすめ度の平均: 4.5
5 政治家からこんな「ビジョンとプラン」を聴きたい
5 広く深く
5 こういう本を待っていました
3 日本経済は本当に成熟化しているのか?
4 成長戦略論が景気対策一辺倒への警告になる

【私の評価】★★☆☆☆(66点)


■著者紹介・・・波頭 亮(はとう りょう)

 1957年生まれ。マッキンゼーを経て、
 88年(株)XEEDを設立し独立。
 戦略系コンサルティングの第一人者。


■関連書評

a. 「希望を捨てる勇気」池田 信夫
【私の評価】★★★★★


b. 「国破れて霞が関あり」若林 亜紀
【私の評価】★★★☆☆


c. 「万国「家計簿」博覧会」根岸康雄
【私の評価】★★★★☆

日本国家の神髄
日本国家の神髄
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佐藤 優
扶桑社
売り上げランキング: 16285

【私の評価】★★☆☆☆(65点)


■著者は外務省において、
 「ロシア情報収集分析チーム」を
 統括していました。
 いわゆる諜報組織です。

 メンバーの能力は、他国に比べ劣りませんでしたが、
 著者は、何かが足りないと感じたそうです。

 それは、この仕事に命をかけることが
 できるのか、ということです。


■そこで著者は、過去の日本のスパイ活動、
 他国のスパイ活動を学習するとともに、
 日本の伝統、文化を勉強しました。

 皇室とはなにか、日本の神話は?
 日本国とはなんなのか、
 ということです。

 そうした学習のなかで、
 日本国のために命をかけるという
 意識が高まってきたそうです。


・自らの命を投げ出す心構えができていない・・・
 『古事記』『日本書記』『神皇正統記』『太平記』など
 日本の古典を読み、われわれの伝統を知ることだ。(p2)

 
■そうした背景から、著者は、この本で
 戦前に文部省が発行した「国体の本義」を
 読み解き、日本とは何なのかを考えていきます。

 「国体の本義」とは、
 国体とはそもそも何なのかを明らかにするために
 文部省が作成したパンフレットですが、
 私にはまったく手に負えませんでした。


・日本は、高天原の神々と直接つながる皇統を有する
 神の国なのである。天皇を原点にわれわれは召されている
 集団だ。われわれ日本人は神の国の民なのである。(p154)


■唯一、わかったことは、日本という国は、
 天皇を中心にまとまってきた国であるということ。

 そして天皇は遡れば、神に行き着く。
 つまり、日本は神の国であるということです。

 内容は難解でしたが、
 日本が神の国であることはわかりました。
 佐藤さん、良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・どの民族もその伝統を最後まで突き詰めていくならば、
 かならず神話に行き着く。日本の場合、『古事記』と『日本書記』
 で集大成された天地開闢、天孫降臨に対する感覚を
 われわれ日本人が取り戻すことが重要だ。(p68)


・没我帰一とは、各人が自己中心の考えを捨てて、
 一つにまとまることである。・・・皇室を中心として、
 没我帰一を可能にする精神が、日本語の中に埋め込まれている
 ことを、われわれは感謝して受けとめなくてはならない(p208)


・世のため、人のために役に立つ人間となるために知識を習得
 しなくてはならないという動機づけを生徒に対して行うことが
 教育者の重要な責務である。(p241)


・人間の理性に基づいて、理想的な社会や国家を構築できるという
 発想自体が、1789年のフランス革命のときに議長席から見て
 左側にすわっていた人々、すなわち左翼の思想なのである。
 ・・・右翼は、人間の理性には限界があると考える。(p21)


日本国家の神髄
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佐藤 優
扶桑社
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おすすめ度の平均: 4.5
4 思想のプロフェッショナル
5 「国体の本義」に関する別観点
5 カレーライスとラーメンを思いながら
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5 必読の本

【私の評価】★★☆☆☆(65点)


■著者紹介・・・佐藤 優(さとう まさる)

 1960年生まれ。
 外務省入省。在英国日本国大使館、ロシア連邦日本国大使館、
 外務本省国際情報局分析第一課。
 平成14年5月、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。
 平成21年6月、最高裁により上告棄却、有罪が確定し、外務省の職を失う。


■関連書評

a. 「交渉術」佐藤 優
【私の評価】★★★★★


b. 「自壊する帝国」佐藤 優
【私の評価】★★★★★


c. 「国家の罠」佐藤 優、新潮社
【私の評価】★★★★★


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