「池田大作「権力者」の構造」溝口 敦

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池田大作「権力者」の構造 (講談社+α文庫)

【私の評価】★★☆☆☆(66点)


■昭和50年代に書かれた
 創価学会についての本です。


 すでにこの時点で、
 公明党は政党として力を持っており、
 今の政権政党となる基礎を作っていた時期です。


■この本が出版されてから
 20年がたっています。


 池田さん亡きあとは、
 一体どうなるのでしょうか。
 興味深いです。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・創価学会が信仰者の政権掌握(王仏冥合)を
 理想とする考えはもともと
 日蓮正宗の教義に発している。
 つまり日蓮が教えが広まるとき(広宣流布)に
 理想郷が実現するとの教えである(p4)


・創価学会が短日月に急伸した理由のひとつに、
 戦後の日本での軍国調の再現が挙げられる。・・・
 創価学会はこれに答え、「死を賭しても」という
 緊迫感と精神の昂揚を彼らに与え、
 彼らを「邪宗」との闘争に導き、
 英雄的な陶酔感を味あわせた。
 池田も「身命を捧げて」といった
 言葉を多用している。(p166)


・池田総務は『日本をみれば自民党、
 社会党、創価学会の三国志なんだ。
 共産党なんか問題でない。
 世界もまた三国志である。・・』
 とおっしゃっている」
 (『聖教新聞』昭和35年1月1日)(p220)


・当時の最高幹部はこうも語っている。
 「池田は頭が悪かった。
 私が哲学を勉強しろと本を貸しても読み通せない。
 いつも途中で放り出していた。ただ指導力はあった。
 人をその気に持っていくのはうまかった(p232)


・池田は就任の挨拶で「創価学会は全大衆の
 最大の味方であります。敵は邪宗教であります。
 邪宗教は人々を地獄に落とす。正法は仏にする」
 と語りおこし・・・三百万世帯の達成、
 世界の名材を使用した大客殿の建立、
 邪宗教の徹底的粉砕という
 三大目標を明らかにした(p233)


・折伏とは会員の獲得、非信者の創価学会員化にほかならず、
 それは、怠れば無間地獄に落ちるとの威迫によって、
 ネズミ講と同じ仕組みである。会員は次々と被害者・・・
 折伏の責任を負わされる・・・(p242)


・大聖人様の至上命令である国立戒壇建立のためには、
 関所というべきどうしても通らなければならないのが、
 創価学会の選挙なのでございます」
(池田「一致団結、火の玉に」、
 『聖教新聞』昭和34年5月8日)(p262)


・文化活動という語は曖昧だが、
 創価学会においては、「広宣流布は文化活動である」
 (『聖教新聞』昭和36年5月13日)と、広汎に定義され・・・
 公明党を筆頭とする外郭団体の活動、
 それらにともなう出版活動を意味した・・『潮』・・
 潮出版社・・『第三文明』・・『灯台』・・(p277)


・池田はこうした多面的な出版活動について、
 「共産主義者は、ソビエトで、
 何よりも先に印刷工場をつくった、
 と聞いております。そうすることが革命への
 方程式だとも聞いております。(p281)


・昭和56年現在、創価学会が好んで
 表面に立てる会員芸能人には、山本リンダ、
 朝比奈マリア、研ナオコ、朱里エイコ、泉ピン子、
 岸本加世子、大野えり、桂木文らがいる。(p290)


・赤裸々な池田像・・・
 1 43年7月参院選をピークとする大量替玉の脱税の疑い、
 2 共産党委員長・宮本顕治宅をはじめとする盗聴行為、
 3 池田自身と創価学会の脱税の疑い、
 4 国有地などの土地、不動産の不正取得、
 5 公明党との政教分離の不履行、
 6元民音職員・松本勝弥などの裁判での偽証工作(p310)


・創価学会は昭和49年から52年にかけて
 会員から特別財務として670億円を集め、
 全国各地に会館や研究所を乱立させたが、 
 山崎正友の手記(『週刊文春』、昭和55年12月4日号)
 によれば、そのうちの三分の一を下らない額を
 池田専用の豪華施設に振り向けたという(p360)


池田大作「権力者」の構造 (講談社プラスアルファ文庫)
溝口 敦
講談社
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おすすめ度の平均: 3.5
3 詳細な評伝だが、宗教理解が浅い
5 池田大作氏が創価学会に出会い、そして、上り詰めるまでの軌跡
3 81年の増補改訂版を底本としているが故に物足りない
3 学会はカルト
5 「神の真実」を追った名著

【私の評価】★★☆☆☆(66点)



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