「中国「黒社会」の掟 ― チャイナマフィア」溝口 敦
2011/04/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
要約と感想レビュー
■1998年に書かれたものですが、
香港マフィア、台湾マフィアへの取材により、
日本への浸透、暴力団とのつながりを
解説してくれます。
あまり報道されませんが、
中国マフィアを含めが外国のマフィアが
着実に日本に進出しているのは
確かなのでしょう。
・国籍別検挙順位でここ十数年来、つねにトップにランクされるのは中国人である。2003年、中国人の検挙総数は1万6708件・・(p369)
■中国人マフィアは、
金のためなら何でもやるようですので、
日本でも治安のためには
何でもやらなくてはならなくなるかも
しれないと感じました。
溝口さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・あいつが親分?冗談じゃない。あいつがどれほどの者か、俺の方が力があると考えるのが中国人です・・・だからまとまっても、せいぜい数人のグループしかできない。(p105)
・中国人に同郷心があるように見えるかもしれないけど、実際はあまりない。信用するのは血のつながりだけです(p105)
・昆明は公安の力が強いだけに、反社会的な人々も小市民的縮まる。反面、中国では公安が最大の黒社会という指摘もある。(p353)
講談社
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
著者経歴
溝口 敦(みぞくち あつし)・・・1942年生まれ。早稲田大学政経学部卒業。暴力団や中国マフィアなどの犯罪組織から宗教、食の安全まで丹念な取材で幅広くレポートを発表。2003年「肉食の帝王」で講談社ノンフィクション賞受賞。「池田大作・権力者の構造」「あぶない食品」ほか著書多数。
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