【私の評価】★★☆☆☆(67点)
■テレビ東京のプロデューサーが教える
中国共産党の実態です。
著者は2008年から2013年まで北京支局特派員として、
中国各地を訪問、取材しました。
中国当局から拘束されたのは21回だという。
反日デモを取材したり、
チベットを訪問調査したり、
北朝鮮国境へ行ったりしています。
当局からの制約はあるものの
完全にシャットダウンされているわけでは
ないことがわかりました。
小林さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・四年半の間に、中国当局によって身柄を「拘束」された回数は、合計21回に及ぶ・・中国は、違法行為をしたわけでもないのに簡単に拘束をされる国だと言うこともできる(p6)
・反日デモが起き・・警察に対する罵声・・「これは愛国行動だ。警察は日本の味方をするのか!?」こういう場合の決めゼリフである(p29)
・上海のユニクロのある店舗がショーウィインドーに「魚釣島は中国固有の領土であることを支持する」と張り出した・・判断したのは中国人の店長。デモ隊が迫り来るなか、警察から、安全確保のために張り紙をするよう、強く強要されたのだという(p63)
・中国で「富裕層」と言えば、主に共産党関係者、役人、国営企業の幹部たちのことだ。こうした状況を受けて、2012年3月には、温家宝首相(当時)が、この「マオタイ問題」に言及するに至った。役人が公費を使って高級酒を購入することを取り締まる方針を掲げたのだ(p144)
・日本のODA、政府開発援助・・仏教芸術を学ぶための職業訓練校を建設しようと、外務省は、約1000万円を同仁県の地元政府に無償で提供していた・・ここは共産党学校だ・・かくもいい加減な対応なのであった(p188)
講談社
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