「創価学会の研究」玉野 和志

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創価学会の研究 (講談社現代新書)

【私の評価】★★★☆☆(70点)


■最近、テレビでのCMも見られる
 「創価学会」の研究です。


 文献の調査と、関係者へのインタビューから
 創価学会の歴史と組織の状況をまとめています。


 日蓮宗との決別から、
 政界への進出と、
 共産党との確執という歴史。


 そして出版妨害、盗聴、諜報活動等の
 スキャンダルもありました。


・自分が若いときによく目にした学会員はめちゃくちゃで、
 やれ今日はいくつ神棚を焼いてきたとか、何人折伏できたとか、
 そんなことばなり言って、いわば闘士のようなもので、
 おとなしく信心しているという感じではありませんでしたね(p39)


■すでに公明党は日本の連立与党経験もあり、
 政治上は一大勢力といえるでしょう。


 過半数を取れなくても、
 連立政権に入ることで、
 政治に影響力を行使できるのです。


 政治力+財務力+組織活動。
 こうした力を創価学会は、
 どのように使っていくのでしょうか。


・公明党の議員さんとはいつも応援をする関係ですから、
 たとえば、あそこに段差があるから何とかしてくれないか
 というようなことは、すぐに言える関係です。自分たちで
 選んでいるわけですから、それだけ評価が厳しいところも
 ありますよ。(p45)


■内容的に、独自調査があまりなく
 突っ込みが弱い印象でした。


 逆に突っ込みすぎると出版できなくなる
 のかもしれません。


 玉野さん、良い本を
 ありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・創価学会の内部告発者として、おそらくもっとも有名なのが、
 山崎正友であろう・・彼がいまだもって『聖教新聞』紙上などで、
 創価学会からこっぴどく非難されるのは、学会から離れた後、
 かつて自らが中心的に関わった創価学会の諜報活動について、
 告発
しているからである。(p90)


・学会の教学本の中にも、「仏法は勝負である」という表現が見られる。
 つまり仏法の正しさは必ず結果として現れるとされるのである。
 これを「現証」といい、その一つとしてかつては「罰が当たる
 ということがしきりに強調されたのである。この点も
 初期の創価学会の勧誘を何やら脅迫めいたものにした理由である(p47)


・2008年現在、創価学会は世界192カ国にわたって1200万人
 以上の会員を抱えているという。その組織はSGI=創価学会
 インターナショナルと呼ばれている。・・したがって、海外でも
 創価学会は仏教系の新興宗教=カルトとして知られている(p143)


・創価学会が日本において本来の労働者階級を組織した 
 団体であった・・・中国の革命家たち(とりわけ周恩来)は早くから
 創価学会という団体に特別の注意を払い、社会党でも共産党でもなく、
 池田大作や公明党を頼ることが多かったのである(p171)


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