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「ローマ人の物語 (3) ハンニバル戦記(上) (4) ハンニバル戦記(中)」塩野 七生

2002/09/11公開 更新
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ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中) (新潮文庫)


【私の評価】★★★☆☆(75点)


要約と感想レビュー

●私は極端に言えば、
 世の中には不可能なことはない、
 と考えています。


 言い方を変えれば、
 その人に絶対不可能なことは、
 その人には訪れない。


 難しい不可能だと深層心理で避けているもの、
 イコール、絶対不可能ではないのです。


●最も重要な点は、難しいと思うことに
 チャレンジする苦労と成果が、
 本当にトータルとして
 自分の人生にとって重要であるかどうか。


 そこを判断し、重要であると思ったとき
 実行する決断をすることです。
 そこが難しい。
 そのことをこの本で学びました。


この本で私が共感した名言

・戦争終了の後に何をどのように行ったかで、国の将来は決まってくる。勝敗は、もはや成ったことゆえどうしようもない。問題は、それで得た経験をどう生かすか、である(上p90)


・多くのことは、それ自体では不可能事に見える。だが、視点を変えるだけで、可能事になりうる(ハンニバル)(中)


ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)
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塩野 七生
新潮社
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【私の評価】★★★☆☆(75点)



ローマ人の物語シリーズ

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上)
ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下)
ローマ人の物語 (3) ハンニバル戦記(上) (4) ハンニバル戦記(中)
ローマ人の物語 (5) ― ハンニバル戦記(下)
ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上)
ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下)
ローマ人の物語・ユリウス・カエサル ルビコン以前
ローマ人の物語・ユリウス・カエサル ルビコン以後
ローマ人の物語・パクス・ロマーナ
ローマ人の物語・悪名高き皇帝たち
ローマ人の物語〈21〉危機と克服〈上〉
ローマ人の物語〈22〉危機と克服〈中〉
ローマ人の物語〈23〉危機と克服〈下〉
ローマ人の物語・賢帝の時代
ローマ人の物語 (27) すべての道はローマに通ず(上)
ローマ人の物語 (28) すべての道はローマに通ず(下)
ローマ人の物語・終わりの始まり
ローマ人の物語・迷走する帝国
ローマ人の物語・最後の努力
ローマ人の物語・キリストの勝利
ローマ人の物語・ローマ世界の終焉


著者経歴

 塩野 七生(しおの ななみ)・・・1937年7月、東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年から執筆活動を開始。1970年、『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』で毎日出版文化賞を受賞。この年よりイタリアに在住。1981年、『海の都の物語』でサントリー学芸賞。1982年、菊池寛賞。1988年、『わが友マキアヴェッリ』で女流文学賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年にはイタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に。『ローマ人の物語』は2006年に全15巻が完結


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