「ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) 」塩野七生
2002/09/06|

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【私の評価】★★★★☆(80点)
人類はしばしば、先見性に富む人物を生んできた。彼には先が見えるから、現在何をなすべきかがよくわかる。しかし、認識しただけならば、先見性を持った知識人、で終わってしまう。見え、理解したことを実行に移すには、権力が必要だ。
●自分の考えを実行するためには
戦略が必要ということでしょう。
自分の協力者を作っておく、
自分のレベルを上げる、
独立する・・・・・・。
自分の考えを実行する方法は
たくさんありますが、現実を直視し、
周囲をコントロールする力を持たなくては
実行されることはないのです。
塩野さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ローマ人には、敗北からは必ず何かを学び、それをもとに既成の概念に捕らわれないやり方によって自分自身を改良し、そのことによって再び起ちあがる性向があった(p115)
・ローマ興隆の要因・・・他の宗教を認める・・・ローマ独自の政治システム・・敗者でさえも自分たちと同化させる・・(p207)
新潮社
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【私の評価】★★★★☆(80点)
「ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 」
「ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) 」
「ローマ人の物語 (3) ハンニバル戦記(上) (4) ハンニバル戦記(中)」
「ローマ人の物語 (5) ― ハンニバル戦記(下)」
「ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上) 」
「ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下)」
ローマ人の物語・ユリウス・カエサル ルビコン以前
ローマ人の物語・ユリウス・カエサル ルビコン以後
ローマ人の物語・パクス・ロマーナ
ローマ人の物語・悪名高き皇帝たち
「ローマ人の物語〈21〉危機と克服〈上〉」
「ローマ人の物語〈22〉危機と克服〈中〉」
「ローマ人の物語〈23〉危機と克服〈下〉」
ローマ人の物語・賢帝の時代
ローマ人の物語 (27) すべての道はローマに通ず(上)
「ローマ人の物語 (28) すべての道はローマに通ず(下)」
ローマ人の物語・終わりの始まり
ローマ人の物語・迷走する帝国
「ローマ人の物語・最後の努力」
ローマ人の物語・キリストの勝利
ローマ人の物語・ローマ世界の終焉
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