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「ローマ亡き後の地中海世界(上)」塩野七生

(2010年10月 4日)|本のソムリエ メルマガ登録
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ローマ亡き後の地中海世界(上)


【私の評価】★★★☆☆(76点)


■七世紀から十八世紀まで地中海には
 サラセンの海賊がいました。


 そして、イスラムとキリスト教国との
 派遣争いが続いています。


 そして同時に、ヴェネチアやジェノヴァなどの
 都市海運国家が海上貿易を盛んにしながら、
 戦争による勢力争いは続きました。


■こうした歴史を学んでから
 ローマやヴェネチアといった町を歩けば、
 歴史に思いをはせることができると思います。


 塩野さん、良い本をありがとうございました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・武器を持たない預言者は自滅する・・・いかに正しい教えを説く宗教であろうと、それを他者に強いるパワーをもたなければ、宗教としても成功は望めない(p23)


・人は死んでも石鹸は残るが、率いていた人物が死ねばそれとともに死ぬのが、個人の才能に頼ることで機能していた組織の宿命である(マルセーユの石鹸産業の中興の祖 シャルル・マーニュ)(p55)


・衰退しつつある国の特徴は、決めるのも遅いがその決めたことを実行するのも遅い、というところにある(p124)


・後にはどんなに悪い事例とされるようになることでも、それが始められたそもそもの動機は、善意に基づいていたのだった(ユリウス・カエサル)(p146)


▼引用は、この本からです。


【私の評価】★★★☆☆(76点)


■関連書籍

「ローマ亡き後の地中海世界(下)」塩野七生


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