「箴言と考察」ラ・ロシュフコオ
2010/10/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
■ラ・ロシュフコオの名前は、
多くの本でよく引用されているので、
一度読んでみないといけないよな、
ということで目を通しました。
名言としては普通といった印象ですが、
1600年代のフランスの人の本ですので、
そうした歴史背景を勉強しながら読めば、
また深い感慨を持つことができるのかもしれません。
・狂気なしに生活する人は、
自分が信じているほど賢くはない。(p82)
■ちょっと意外だったのは、
恋愛についての箴言が3割くらい
入っていたことです。
当時の貴族階級は軍人として働きながらも、
割と暇だったのかしらなどと
思いました。
ラ・ロシュフコオさん良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・世間は、人間のねうちそのものよりも、ややもすれば、
ねうちがありそうに見える人に報いがちだ。(p72)
・人は、他人の欠点をわけもなく非難する。
しかし、ひとの振り見て、わが振り直そうとは、
ほとんどしない。(p158)
・弱い人は、率直であり得ない。(p109)
・もしもわれわれが欠点をもたなかったら、
ほかの人の欠点に気づく場合、
こうまで嬉しくはないはずだ。(p42)
・人は決して、みずから思うほどに、
幸福でもなければ、不幸でもない。(p46)
【私の評価】★★★☆☆(73点)
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