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誰?-WHO AM I?

【私の評価】★★★☆☆(72点)


■渡辺 謙といえば、国際的映画スターであり、
 ハリウッドから直接お声がかかるのは彼くらいでしょう。

 白血病、C型肝炎を発症し、
 これを克服し、作品に打ち込む姿は
 スーパースターそのものといった印象でした。


■ただ、意外だったのは、
 スパースターであっても、
 彼が普通の人間であるということです。

 悩みもするし、迷いもする。
 「俳優」という仕事に打ち込む
 普通の日本人なのです。


  ・時々、僕達はトンネル工事や橋を作る人達と同じ仕事を
   しているんじゃないかと感じる。・・・皆の知恵と勇気を
   結集させ、振り絞って目の前の大きな難関に立ち向かう。
   ・・・ほんの一瞬、トンネルや橋が開通した喜びと感慨に浸りつつ、
   再び次の"現場"に向かっていく。この繰り返しなのだ。(p228)


■私は、渡辺 謙という人は
 俳優をやらずに、料理人になっても、
 医者になっても、広告マンになっても
 同じように仕事に打ち込んでいるんだろうなと思いました。

 渡辺 謙という人間に触れたような気がしました。
 本の評価としては★3つとします。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・『天と地と』の撮影が行われた現場に向かい、
   あの当時と何の変わりも無い風景を目の前にした時、
   突然何かが自分の心の奥を突き刺した。「悔しい・・・」。
   その時初めて、気がついた。
   こんなにも自分の気持ちを押さえ込んでいたのだと。(p67)


  ・「日本映画とハリウッドとの違いは何ですか?」と
   訊かれる事が多い。実際のところ、映画を作っている環境や
   人々の情熱は何も変わらない気がする。・・・
   一番の違いを感じたのは、宣伝や告知の方法だった。
   その作品の内容や画に関しては徹底的に管理をする。(p225)


  ・やはり人や組織を動かすのは最終的には情熱であり、
   温度なのだ。自分の国じゃないからと、人に任せていた
   自分の怠惰を反省する。(p240)


▼引用は、この本からです。

誰?-WHO AM I?
誰?-WHO AM I?
posted with amazlet at 08.09.09
渡辺 謙
ブックマン社
売り上げランキング: 92362
おすすめ度の平均: 4.5
4 最高の映画宣伝
4 自問自答の中で得られたものは何だったのか。
5 自分と向かい合って
4 俳優として、人間として、彼の生きる道に感動します。
4 俳優の次は・・

【私の評価】★★★☆☆(72点)


■著者紹介・・・渡辺 謙(わたなべ けん)

 1959年生まれ。俳優。
 『瀬戸内少年野球団』で映画デビュー。
 1987年のNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』で主役(伊達政宗役)を演じる。
 1989年、映画『天と地と』の撮影中に急性骨髄性白血病を発症し降板。
 1993年、NHK大河ドラマ『炎立つ』に主演。
 1994年に白血病を再発するが、再度、完治。
 2003年『ラストサムライ』に助演。
 2006年『硫黄島からの手紙』に主演。

─────────────────

■関連書評■
a. 「察知力」中村 俊輔
【私の評価】★★★★★

b. 「オシムの言葉」木村元彦
【私の評価】★★★★★


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ゴルフが上手くなれば人生でも成功する」アンドリュー・ウッド、ブライアン・トレーシー、
主婦の友社(2007/01)¥998
【私の評価】★★★☆☆


■著者紹介・・・アンドリュー・ウッド

 パーソナル・クエスト社社長。
 販売業、マーケティング、インターネット販売、自己啓発などの
 研修やコンサルティングを行う。


─────────────────

●これがゴルフの本なのでしょうか?
 確かに半分以上はゴルフの話題です。

 しかし、半分はゴルフのチャンピオンの特徴、
 チャンピオンになるには?といった、
 一流のゴルファーになる秘訣となっています。


●一流のゴルファーは、
 一流のゴルファーになると決断し、
 一流のゴルファーのように練習し、
 一流のゴルファーとしてプレーしています。

 これは一般の成功法則とあまり変わりません。

 ・チャンピオンは、チャンピオンになるぞと決意する・・・
  なにかを成し遂げる人は、それを成し遂げようと決意するひとである
  ことに、わたしはすいぶん前に気づいた。(p12)


●一流のプロは練習します。
 練習が習慣となり、生活の一部となっているそうです。

 先日、15歳で男子プロゴルフトーナメントに優勝した石川遼くんも
 かなり練習されているようです。

 ・練習すればするほど、幸運がまわってくるんだ(p111)


●ゴルフは精神的なスポーツと言われます。
 ある程度の技術とパワーがあれば、あとは心の問題なのです。

 いかに良いイメージを持ってプレーするか。
 プレッシャーの中で、いつものプレーができるか。
 そこが一流とその他の差のようです。

 ・「わたしにはできる」の姿勢・・・
  “あなたがジャック・ニクラウスなら、
  ジャック・ニクラウスのようにプレーするのは簡単だ。”
  (ジャック・ニクラウス)(p273)


●ゴルフ好きにはたまらない一冊でしょう。
 ★3つとしましたが、ゴルフ好きなら★4つです。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・なにも考えずにゴルフボールを打ってはならない
  (ゲーリー・プレーヤー)(p115)


 ・わたしは、朝早く起きてすぐに30分ないし一時間ほど、
  自分の生き方の励みとなる文章を読むという習慣を長年続けてきた。
  それがとても自分のためになったと思う。(p80)


 ・自分と家族の目標について、形のあるものとないものニ種類を考えてみてほしい。
  形のある目標とは、もっと大きな家とか高級車・・・。
  形のない目標とは、配偶者や子どもたちとよりよい関係を築くとか・・・
  時間管理のそもそもの目的の真髄が、家族と自分を大切にすることにある。(p389)


▼引用は、この本からです。

ゴルフが上手くなれば人生でも成功する―偉大なチャンピオンたちに学ぶ
アンドリュー・ウッド ブライアン・トレーシー 上野 元美
主婦の友社 (2007/01)
売り上げランキング: 28130
おすすめ度の平均: 5.0
5 ゴルフをしない私ですが、ゴルフをやろうと思った!

【私の評価】★★★☆☆


■関連書評■
a. 「ゾーン メンタルトレーニング」スティーブ・ウィリアムズ
【私の評価】★★★★☆


b. 「大富豪になる人の小さな習慣術」ブライアン・トレーシー
【私の評価】★★★★☆


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持続力
持続力
posted with amazlet on 06.12.01
山本 博
講談社
売り上げランキング: 39538
おすすめ度の平均: 5.0
5 天才の持続力

【私の評価】★★★☆☆

■著者紹介・・・山本 博

 1962年生まれ。
 中学校でアーチェリーを始め、インターハイ3連覇。
 1984年ロサンゼルスオリンピック個人3位。
 4大会連続出場するも、シドニーオリンピックは国内選考会で落選。
 しかし、アテネオリンピックでは個人2位となる。
 17年間高校で教鞭をとり、2006年4月より日本体育大学助教授。


●テレビで、アテネオリンピックでアーチェリー個人銀メダルに
 輝いた山本 博さんが出ていました。

 若い頃の山本 博さんは非常にマジメな方だったようで、
 自分で決めたことをきっちりとやられる方だったようです。

 ・失敗や敗北に終わった人の多くは、結果を他人のせいにし、
  社会や環境のせいにする。そういう人は意外と多い。
  あえて言うならば、他人のせいにするような人だから失敗したのだ。
  (p104)


●若くして、オリンピックで銅メダルを取り、
 脚光をあびるようになりました。

 そして、銅メダルではなく金メダルを取ったなら、
 どのように自分の世界が変わるのか知りたくて
 メダルを目指して毎日、一日も休まずに練習してきたといいます。

 ・一流とされる選手たちは、無駄な時間などまったくないような
  一日をすごす。(p59)


●しかし、結果が出ないのです。
 家族との生活を犠牲にしてまで、アーチェリーに打ち込んでいたのに、
 結果は悪くなるばかりでした。

 オリンピック4連続出場しましたが、
 シドニーオリンピックでは、国内選考会で落選してしまいます。


●アーチェリーを取ってしまえば、何も残らないのではないか。

 どん底に落ちた山本 博さんを救ったのは家族でした。

 オリンピックに落選し、家族との時間を大切にするようになり、
 家族とディズニーランドにも行ってみました。


●すると不思議なことに、一日も欠かさず練習しても
 結果は悪くなるばかりであったのに、
 家族との時間を大切にするようになると、
 結果が出るようになってきたのです。

 成績が悪くなることを練習していた自分から、
 アーチェリーが好きだから練習する自分に変わったのです。

 ・中学生のとき大好きで始めたアーチェリーを、もう一度大好きになって
  練習しよう。自分の技と心を極めるためにアーチェリーを楽しもうと
  弓を再び持ち直した。そうして四十歳を前にして、私は生まれ変わった。
  (p90)


●テレビの番組のほうが感動的でしたが、
 本で読む山本 博さんはマジメな方という印象でした。

 テレビを見逃した方は、読んでみてください。★3つとしました。




■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・生徒にアーチェリーが上手になるコツを訊かれることは、
  当然だがよくある。「毎日コツコツ練習することだ」と
  洒落を込めて話をするが、冗談ではなく、これこそうまくなるための
  真髄だと信じている。(p134)


 ・父の葬儀で、私は始めて遺族となった。・・・人の死は絶対である。
  だからこそ、生きている自分自身を、いまこの瞬間に
  どのように生かすかが大切なのだ。(p198)


 ・目標設定の仕方であるが、私の場合は、一日で達成させる目標が五個ぐらい、
  ひと月程度で達成可能な目標が三個ぐらい、半年はかける目標が一個ぐらい
  といった按配である。(p54)


 ・多くの人からアドバイスをいただく過程を通じて得た
  人間観察によって、私のためにアドバイスしてくれる人と、
  自己満足のために私にアドバイスをしている人がいることを知った。
  (p178)




▼引用は、この本からです。
持続力」山本 博、講談社(2006/4)¥840
【私の評価】★★★☆☆

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チャーチルの強運に学ぶ―断じて絶望するなかれ
ジェームズ・ヒュームズ 渡部 昇一 下谷 和幸
PHP研究所 (2000/01)
売り上げランキング: 927,952
おすすめ度の平均: 4
4 どこかで使える!!

【私の評価】★★★☆☆

■著者紹介・・・ジェームズ・ヒューム

 米国フィラデルフィア在住。アイゼンハワー、ニクソン、フォード、
 レーガンと歴代の大統領の演説草稿家として活躍。
 その後、20年間にわたり、チャーチルの研究を行う。


●本書は、イギリスの名相ウィンストン・チャーチルの名言集です。
 チャーチルは酒好き、女好きだったようですが、
 ことの本質を見破る目を持っていたようです。

 チャーチルの偉大さは、まず、ナチスドイツの危険性を指摘し、
 宥和策をとる英国政府を批判していることでしょう。

 ・宥和政策そのものは状況次第で上策にも下策にもなろう。
  弱腰からではなく強い立場からとる宥和政策は度量の大きい高潔な政策である。
  それは世界平和への確実な、おそらくは唯一の道なのかもしれない。(p122)

●また、ドイツとの戦争に勝つためには、
 アメリカを戦争に巻き込むことが必須であることを理解し、
 日本を戦争に巻き込んだ張本人と言われています。

 ・日本を戦争においこんだ一つの原因はチャーチルだといわれています。
  ・・・日本に石油を売らないように手を回したのはチャーチルだという
  説もあります。(p10)

●そして、戦後は、ソビエト連邦の危険性を察知し、
 社会主義の危険性、愚かさを糾弾しています。

 そうしたなかで、戦後米国ミズーリ州フルトンの演説で
 チャーチルは「鉄のカーテン」という言葉を使ったのです。

 ・資本主義の悪徳は、恩恵の不平等な分配にある。
  社会主義の美徳は、悲惨の平等な分配にある。(p130)

●最後に、チャーチルは、EUヨーロッパ諸国連合の必要性を説いています。

 いかに先見の明、物事の本質を見切る能力を持っていたのか
 ということがわかるでしょう。

 ・われわれは一種のヨーロッパ合衆国といったものを建設するべきである。
  ・・・この差し迫った仕事では、フランスとドイツが互いに協力し合わねば
  ならない。(1946年)(p153)

●酒好き、女好きだから先見の明があったのか、
 先見の明のある人物がたまたま酒と女とジョークが好きだったのかは
 わかりませんが、チャーチルが偉大な人物であったのは間違いないようです。


●名言集ということで、断片的にチャーチルを垣間見るだけですが、
 もっとチャーチルを研究したくなりましたので、★3つとします。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・(チャーチルは)海軍大臣になるやいなや、海軍では素人のくせに
  たちまち問題点の要点をつかまえて改革に乗り出したのです。
  その手段として彼が実践したのは、「一番権威ある人からきく」
  という方法です。(p6)


 ・世界を旅してみると、人間は大きく二つに分けられることに気づくだろう。
  「どうしてこれこれは誰もやらないのか」と言う人々と、
  「誰が何と言おうが私がやってやろうじゃないか」という人々である。
  (p116)


 ・確実に倹約、節約したいなら、役人の数を減らすことだ。(p129)


 ・国家は課税によって豊かになるという考えは、
  人の心を惑わせてきた残酷な妄想である。(p212)


 ・ローマの格言に「武器を研げ、そして国境を広げるな」というのがある。
  (p145)


▼引用は、この本からです。
チャーチルの強運に学ぶ」ジェームズ・ヒューム、PHP(00/1)¥1,680
【私の評価】★★★☆☆




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それがぼくには楽しかったから
リーナス トーバルズ デビッド ダイヤモンド 風見 潤
小学館プロダクション (2001/05/10)
売り上げランキング: 73,349
おすすめ度の平均: 3.88
4 仕事楽しい?
5 すばらしい彼の人生
3 翻訳に難ありかなぁ

【私の評価】★★★☆☆


■著者紹介・・・リーナス・トーバルズ

 1969年フィンランド生まれ。
 ヘルシンキ大学在学中にコンピュータのOS、Linux(リナックス)を
 開発する。すべてのコードを公開するオープンソースの考え方で
 世界のサーバーOS※の4分の1のシェアを誇る。

※OS:オペレーション・システム。コンピュータを動作させるために必要な
    基本ソフトウェア。マイクロソフトWindows, Unix, Linuxなど。

●ヘルシンキ大学のコンピュータ好きのオタク学生が、
 自分のコンピュータと大学のコンピュータをつなぐ
 自分だけのソフトウエアを作り始めました。

 パソコンがどのように動いているか知りたい彼は、
 ハードウェアレベルからOSを書き始めます。

 ・ぼくは、オタクでかつシャイだったわけだ・・・
  ぼくはコンピュータの前に座ってさえいられれば、
  最高に幸せなのだった。(p56)

●そしてそのソフトウエアが動き出し、
 いろいろな機能を追加しているうちに、そのソフトウエアは
 OSとも言えるものになってきました。

 そして、その新しいOSを無料配布し、機能を向上させていくうちに、
 その新OS(Linux)を使う人がどんどん増えてきたのです。
 お金を払おうという人は大勢いましたが、彼は無料配布を続けました。

 ・ぼくは、面白半分に、リナックスを使っている人々に、お金でなく
  ハガキを送ってくれと言ったのだ。・・・みんながどんな所で
  リナックスを使っているかのほうに興味があった。現金ではなく、
  ハガキがほしかった。(p151)

●大学を卒業し、彼はトランスメタというコンピュータの会社に
 就職しますが、Linuxの開発は続けました。

 その開発方法は、中身(ソース)をオープンにし、
 やりたい人が無償でLinuxの改良に参加するという
 オープンソースという考え方です。

 そして、数多くの人が、自分の技術力を示すために無償で
 Linuxの開発に参加したのです。

 ・ハッカーたちは、自ら貢献したプログラムに添付された
  「クレジットリスト」や「履歴リスト」の中で、自分の名前を
  出している。頻繁に名前のでるハッカーは、優れたプログラマー
  を探して次々とプログラムを読んでいる企業の目にも留まる。・・・
  オープンソースによる開発は、プログラマーにチャンスを与えている。
  (p192)

●それまで、だれもソフトウェアの中身(ソース)を公開しようとは
 しませんでした。なぜなら、公開すれば、簡単に真似することが
 できるからです。

 しかし、一人のコンピュータが好きな学生が
 ソースを公開することで、多くの協力者を集め
 大企業でもなしえないほど強力なOSを作り上げたのです。

 ・OSはコンピュータの中で起こるすべての基本原理となる。
  だから、OSを作るのは、最高にやり甲斐のあることだ。
  OSを作るというのは、世界を作ることだ(p123)

●「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、
 まさに好きなことをやることこそ、無限の可能性を
 もっていると感じました。

 日本では「志」という言葉がありますが、
 この「志」と「好きなこと」が一致したとき、
 大きな力が発揮されるのでしょう。


●リーナス・トーバルズの軽いジョークが満載で、
 気軽に読める成功物語でした。★3つとします。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・今日のテクノロジーの発達は(そして、悲しいことに、音楽の発展も)、
  アインシュタイン(やモーツァルト)のような天才ではなく、
  ごくたまに才能の閃きを見せる、コツコツと作業をする膨大な数の
  エンジニアに(音楽の場合、お金を持っている若い女性に)
  頼っている。(p313)


 ・ソフト自体にかかるコストというのは、投資額全体から見れば
  ごく僅かなもので、サービスとサポートにもっと金がかかるのだ。
  (p243)

▼引用は、この本からです。
「それがぼくには楽しかったから」リーナス・トーバルズ、小学館プロダクション(2001/5)¥1,890
【私の評価】★★★☆☆


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【私の評価】★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です


■著者紹介・・・鮒谷 周史

 大学卒業後、情報出版社の営業を経て、米国通信会社ワールドコムの
 日本法人入社。2002年アメリカ本社の粉飾決算発覚により、退職。
 2003年より日刊メールマガジン「平成・進化論。」を発行し、
 15万部の発行部数を誇る。


●メルマガ発行スタンド「まぐまぐ」最高の発行部数15万部を誇る
 「平成・進化論。」の著者 鮒谷さんの一冊です。


●「平成・進化論。」は、多量の読書、セミナー出席、
 人との出会いから学んだ
 成功方程式を紹介するというメルマガです。

 見方を変えれば、無職になってしまった鮒谷さんが
 自己啓発によりどこまで成長できるのか
 メルマガで報告しているという意味もあるでしょう。

 ・「自分が成長していく様子をメルマガにして収入を得る」
  というビジネスモデル(p54)

●仕事をしながら、日刊でメルマガを作られているわけで、
 毎日継続する行動力のためのノウハウが多いと感じました。

 ・「自分探しをしてみたい。自分を磨きたい」と言いながら、
  何も行動を起こさないままでは、けっして進化できません。
  ・・・(=新しいものに果敢に挑戦すること)が大切です。(p131)

●内容的には、不思議なことにメルマガ「平成・進化論。」の読み応えとは
 違ったイメージの一冊となっています。

 メルマガ「平成・進化論。」をそのまま本にするとよかった
 ような気もします。期待が大きかっただけに、★3つとしました。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・動くからやる気が出るのか、それともやる気が出るから動くのか。
  ・・・間違いなく、動くからやる気が出るのです。(p61)


 ・「あ、俺はすぐやる共和国の大統領だった」
  と一言つぶやいてみると、不思議なことにその気になって、
  すぐに体が動くのです。(p95)


 ・私は本を毎日1~3冊のペースで読んでいます。・・・
  本を読むのは、数学の公式を覚えるようなものだと思っています。・・・
  人生の成功哲学や成功法則と呼ばれるものも同じです。(p200)

▼引用は、この本からです。
「仕事は、かけ算」鮒谷 周史、かんき出版(2006/6)¥1,575
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横浜ゴールドラッシュ
北原 照久
一季出版 (1998/12)
売り上げランキング: 165,829
おすすめ度の平均: 4.5
4 北原さんの苦労を垣間見た本
5 元気になります!

【私の評価】 ★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です


■著者紹介・・・北原 照久

 1948年生まれ。トイズ代表取締役。横浜ブリキのおもちゃ博物館、
 機械じかけのおもちゃ館、箱根おもちゃ博物館、北原コレクション館長。
 オーストリアへのスキー留学で、
 古いものへの愛着を持ち、個人で骨董品を集め始める。
 おもちゃの博物館を作りたいとの一念で36歳で独立を決断。
 ブリキのおもちゃコレクションの第一人者として世界的に知られる。

●遊ぶことが大好きな北原 照久少年は、
 小学校のときは、通信簿の体育が5であとはすべて1という
 落ちこぼれでした。


●中学校で進学校に進んだこともあり、
 さらに成績は低迷。

 白紙の解答用紙を提出したり、
 窓ガラスを割ったりするなど、
 不良少年となってしまいます。


●なんとか入学した高校で、
 北原少年は、沢辺利夫先生と出会います。
 
 あるとき試験で60点を取った北原少年に沢辺先生は、
 「すごいな、北原。お前、スポーツもできるし、ちょっとやれば
  勉強もできるじゃないか」
 と声をかけてくれました。北原少年はそれがうれしかった。


●それから、北原少年は猛勉強を開始し、
 なんと学年トップ、卒業時には総代を務めることになったのです。


●大学に入学した北原少年は、オーストラリアにスキー留学し、
 そこで、古いものを大切にする文化に接し、
 コレクターとなるきっかけをつかみます。

 ・オーストリアのインスブルック・・・ふだんの生活では、
  古いものをとても大切にしていた。家具などは百年以上も
  昔のものを手入れし、大事に使いつづけていた。(p115)


   ・・・・たった一言で・・・・

●北原さんの自伝的な本は、ほとんど読んでいる私ですが、
 この本がいちばんまとまっているように感じました。
 ★3つとします。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「たかがおもちゃに・・・」とか、「いい大人がおもちゃの
  コレクションなんて」という風評が聞こえてこないとも限らず、
  正直いってその怖さもあった。(p38)


 ・コレクターの心得・・・「自分が欲しいと思ったものは、
  たとえ他人がどういう評価を下そうとも、絶対に手に入れるべき」
  (p122)


▼引用は、この本からです。
「横浜ゴールドラッシュ」北原 照久、一季出版(1998/12)¥1,260
【私の評価】 ★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です


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人は仕事で磨かれる
人は仕事で磨かれる
posted with amazlet on 05.11.30
丹羽 宇一郎
文藝春秋 (2005/02/24)
売り上げランキング: 4,067
おすすめ度の平均: 4.67
5 現時点で理想的な社長像
5 明日の仕事に希望が持てる本でもあるかと・・・
4 商社マンの生き様

(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)


●著者紹介・・・丹羽 宇一郎

 1939年生まれ。安保時には自治会委員長を務め学生運動の闘士。
 大学卒業後、伊藤忠商事入社し食料畑を歩む。9年間アメリカ駐在。
 1998年に社長に就任。99年に約4000億円の不良資産を
 一括処理。社長任期6年の公約どおり04年会長となる。


●1999年頃、伊藤忠商事と仕事でお付き合いすることがありました。

 そのころは、子会社の整理を進めており、社員の人たちには、儲けないと
 切られるといった切迫感がありました。本社も売却していましたし。

 ・トップはあらゆることを決断していかなくてはなりません。減損会計に
  しても、社長が「ちょっと待て。これは三年かけてやろう」と言ったら、
  それで終わりです。「一気にやれ」と言ったら、実際に会社はそう動き
  ます。最終的な意思決定はトップにあるのです。(p15)


●そういった社員の真剣さを見て、自分の代で膿を出し切る!
 といった社長の決意は、社員に伝わるんだな~と思ったものです。


●著者の丹羽 宇一郎さんは、一般に変った社長と思われるかもしれませんが、
 実は「素直」なだけなのかもしれないと思いました。

 不良資産があれば、償却する。

 儲からない会社は整理する。

 自分で考えてスピーチする。

 ・もちろん、私も事務局の原稿を見て話すことがあります。でもだいたい
  私の意見と合わないんです。そうすると、正直に言う。「事務局がこう
  言えと言っているんですが、私の意見と合わない。したがって、今日は
  まったく違う話をします」(p182)


●死ぬまで会社にしがみつく経営者もいるなかで、丹羽 宇一郎さんは引き際も
 立派でした。一流です。誠実な人柄に★3つとしました。

 ・私は、一流の人と接することは非常に大事だと思っています。人間は
  一流と接しないといけない。一流の人に会う、一流のモノを見る、触れる。
  買えるなら買えばいい。(p199)


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「問題が起きたら、とにかくすぐに飛行機で飛びなさい。お金がかかるとかは
  問題ではない。人間というのはすぐ飛んで、“フェイス・トゥ・フェイス”
  で解決しなきゃいけない」と(瀬島龍三さんから)言われました。(p48)


 ・海外でもビジネスを行う企業が増えてきました・・・基本は、やはり誠実さ
  と言行一致なんです。絶対に裏切らないこと。言ったことは必ず実行に移す。
  しかも早く行動する。たとえば、「一回、我が社の人間をお宅にお邪魔させ
  ます」と言ったら、三日後には行くように指示します。(p51)


 ・私がこれまでの自分の人生を振り返って誇りに思うのは、絶対に読書を
  欠かさなかったことです。(p125)


 ・トップに立つ人間にとって、もっとも重要なことは何か。それは、部下と
  の直接の対話です。・・・一番驚いたのは、ある事業を幹部に「やって
  いいよ」と言ったのに、回りまわって、末端の海外駐在員には「やっては
  いかん」というふうに、正反対の意味になって伝わっていた(p174)


「人は仕事で磨かれる」丹羽 宇一郎、文藝春秋(2005/02)¥1,365
(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)


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礼儀覚え書―品格ある日本のために
草柳 大蔵
グラフ社 (2000/05)
おすすめ度の平均: 5
5 「大人」になるための必読書(1)
5 実例をあげての礼儀指導にてとても有用
5 日本の礼儀作法
(評価:★★★☆☆)

●“礼儀正しい人”ということばがありますが、社会人として礼儀が必要で
 あることはいうまでもありません。礼儀があってこそ、先輩との意思疎通が
 容易になり、よい雰囲気で仕事ができるのです。


 ・“ああ、あの男はおれが部屋に入るまで座らないで、立って待っている
  ような男だよ“(p15)


●それでは礼儀はどのようにして、学ぶのでしょうか。それを教えてくれるのは
 両親であり、先生であり、職場の先輩なのでしょうが、私はビジネスマナーに
 ついては本を読むということを第一にあげたいと思います。


●ビジネスマナーについての本を読む、つまり、基本的なビジネスマナーを
 一通り覚えるのです。


●その業界特有のマナーについては、先輩からの指導を受けたり、OJTで
 やってみるということになりますが、基本については自分で本を読んで学ぶ
 べきです。なぜなら、基本的なマナーも知らなければ、第一印象が悪くなり、
 それを挽回するのは大変なことだからです。


 ・国会議員や売れっ子の学者がときどき犯すミスだが、名刺を交換しながら
  相手がまだ頭を下げているのに、別の人の顔に視線をあてて「いやあ、
  この間はどうも」とやることが多い。(p98)


●この本では、重要な基本マナーから応用まで、著者の草柳大蔵さんの経験を
 含めて教えていただけるのですが、もっと早く読んでいれば、自分の失敗を
 防げたのにな、とおもう点がいくつかありました。


 ・言ってはいけないこと・・・第一、過去を語るなかれ。酒でも入ると、
  自分の過去を滔々と述べたがる人種がいる。・・・もうひとつ、ある。
  他人から問われないかぎり、家族の“栄光”を話題にするな(p143)


●一部、今にはそぐわないな~と思うものもありますが、長寿社会の日本に
 おいては、老齢人口比率はどんどん増えていくわけですから、その年代の
 マナーを知ることは、これからさらに重要になってくるのです。


 ・昔のゴルファーの第一のマナーは「そこに一人でもゴルフをしない人が
  いたら、けっしてゴルフの話はしない」ということでした。(p22)


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・宮城教育大学:先生が、指定された大教室に入っていって、まず驚いた
  ことは、教室じゅうがタバコの吸殻だらけ、机の上は埃だらけ、という
  光景でした。それに始業のベルが鳴ってから学生がゾロゾロ入ってくる。
  先生は開口一番、「さあ、みんな掃除しようや」と言いました。(p28)


 ・先手先手を打ってくるような「気くばり」もあるようで、秘書や副官に
  これをやられると、上級者はかえって気疲れするという話を聞いた。
  「できる秘書は出世しない」、ビジネスマンの間で聞かれる言葉だが、
  「気くばり」も頭の使い方ということではないか。(p137)


 ・一家にはちゃんと仏壇がある。自分で求めたものにせよ、到来物にせ
  よ、最初の一箇は仏にそなえ、手をあわし、四、五分してから自分で
  食べるというのが、どこの家でも作法にしてきたことだろう。(p177)


 ・フランスでは、黙って食事をする人のことを「あの人は犬のように食べる」
  と言う。(p234)


 ・アメリカで十数店のカフェテリアを経営するユダヤ人に、“成功の秘訣”
  を聞いたことがある。「それに答える前に、君は、サービスという英語の
  スペルを知っているかね」「サービス?知ってますよ。SERVICEで
  しょう」「そう、そのとおり。その最初のSはスマイルのSなんだ。サー
  ビスはスマイルからはじまるんだよ」(p96)


「礼儀覚え書」草柳大蔵、グラフ社(2000/05)¥1,470
(評価:★★★☆☆)


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壁を破って進め〈上〉―私記ロッキード事件
堀田 力
講談社 (2002/05)
売り上げランキング: 75,677
おすすめ度の平均: 5
5 とてもよい!
(評価:★★★☆☆)

●1976年(昭和51年)、田中首相を逮捕したロッキード事件。その
 事件を担当した「検察の鬼」堀田力さんが自分の目から見たロッキード
 事件をまとめた一冊です。


●私がこの本を買ったのは、どうして堀田さんが「検察の鬼」と言われた
 のか、そして優秀な人はどのような思考をするのか興味があったからです。


●まず、堀田さんは汚職事件を摘発したくて検察官になったということが
 随所にでてきます。大きな目的があったのです。


●そして、そのためにずーっと地道な勉強しています。在米大使館勤務時代
 にはアメリカの法制について司法省の高官に聞きに行っています。
 結果して、その高官とは家族ぐるみの付き合いとなり、なんと
 ロッキード事件の際にはその高官がアメリカ側の実質的な方針決定者と
 なりました。


 ・「私は、在米大使館にいた三年半の間、ずっとアメリカの司法省や
  裁判所のやり方を勉強してきたのです」(上p35)


●これを幸運と呼ぶのでしょうか?偶然なのでしょうか。私はそう思いま
 せん。人間には人生のなかで必ずチャンスが訪れるのです。大切なのは、
 そのチャンスをつかむ準備ができているかどうかなのだと思うのです。


 ・天の時、というものがある。(上p12)


●私も大きな目的を持っていますので、天の時を待ちながら、しっかり
 準備をしていきたいと思います。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・執行部は、九月までにこれを成立させないと国債発行がうまくいかない
  と言っている。それから国鉄運賃値上げ法案。(下p32)


「壁を破って進め」堀田力、講談社(2002/05)上¥520下¥520
(評価:★★★☆☆)


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