「一瞬で人が育つ人気サロンで使っている魔法のことば」小野浩二
2020/05/22公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
スタッフとのコミュニケーション
エステ全国大会で優勝した著者が、エステサロンを人気店に変えるコミュニケーション術を教えてくれます。お店をよくするためにはスタッフと信頼関係を作り、スタッフのやる気を引き出し、スタッフに成長してもらう必要があります。
そのためにはスタッフと良いコミュニケーションを取らなくてはなりません。つまり、スタッフの話を聞き、スタッフの良いところを見つけ認めてあげて、成功体験を積ませてあげるのです。
・信頼関係を築く秘訣は、「スタッフの良いところを見つける」こと・・・スタッフにはいいとこがないんですよ。なんていうリーダーがたまにいますが、絶対にそんなことはありません(p49)
最初の失敗
実は、著者が初めてエステサロンの店長になったとき、大失敗をしたという。店長になったという慢心から、出社は定刻ギリギリに滑り込み、開店の準備も手伝わず、休暇も好き勝手に取る。そんな店長を見て、スタッフのやる気は下がり、そのお店の売上は目に見えて下がっていったという。
店長がいいかげんでも売り上げを上げていくのが理想のスタッフと思いますが、そうした人は、とっとと店長になっているはず。当然の結末だったのです。アルバイトは「うちの店長は話を聞いてくれない」「店長に相談しても意味がない」と口にしていたという。
・わたしが店長になったときに冒した勘違い・・・出社は一番最後・・掃除や朝の準備はスタッフにお任せ・・休みはスタッフの予定とは関係なく、自分の好きな日にちをとっていました・・突然、売り上げを上げなくなってしまったのです・・・自分のやりたいように仕事をすることで、スタッフからの信頼が一気になくなったのです(p46)
スタッフと月2回の対話
こうした反省から著者は、お店のスタッフとの対話を月2回お勧めしています。さらに、スタッフに感謝すること、スタッフの良いところを見つけること、スタッフに声をかけることが大切なのです。
つまりスタッフに「お前はやれる」「お前はできるよ」と伝えることで、スタッフは最初は無理だと思っていても、だんだん「できるかも」とか「できそう」という思考になっていくという。特に小さい組織ではスタッフとの信頼関係が重要なのだと再認識しました。小野さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・まずは、リーダー自身が仕事を楽しんでいるか?リーダーがやりがいを持って仕事に取り組んでいるのか?そして、リーダーが夢を持って仕事をしているのか?(p52)
・スタッフの意見を集めることがチームを活性化させる(p74)
・リーダーが直接いったほうが、すんなりやってくれるのか、それとも、リーダーの右腕となってくれている人が話したほうが納得するのかを考える必要があります(p91)
▼引用は、この本からです。
小野浩二、ぱる出版
【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
第1章 リーダーって何をするの?
第2章 小さなチームのリーダーの心構え
第3章 スタッフの目標を達成させるちょっとした仕掛け
第4章 部下の本音を引き出すリーダーのカウンセリング入門
第5章 スタッフがやる気を出す最強の面談術"実践編"
第6章 現場で部下が育つリーダーのコミュニケーション術
著者経歴
小野浩二(おの こうじ)・・・新潟県村上市出身。株式会社シードリーム代表取締役。日本スキンケア協会代表理事。日本ダイエット健康協会理事。次世代繁盛サロンアカデミー主催。サロンカウンセリングの専門家として活躍。国士舘大学体育学部を卒業後、大手エステサロンに勤務。社内で技術、売上、カウンセリング入会率NO.1となり本店店長を務める。2008年にエステコンテスト全国大会で並みいる女性エステティシャンを退け優勝。「エステ王子」としてメディアで話題となる。現在は自身の現場経験を活かし、エステプロデュース、カウンセリング力UP、販売スキルUP研修、スタッフ教育、さらにはスタッフを辞めさせないための店長研修や幹部研修を全国の企業やサロンで行なっている
サロン関係書籍
「サロン開業・経営の教科書」伊澤 宜久
「一瞬で人が育つ人気サロンで使っている魔法のことば」小野浩二
「運命を変える言葉」今野 華都子
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