「ローマ人の物語〈21〉危機と克服〈上〉」塩野 七生

ローマ人の物語〈21〉危機と克服〈上〉 (新潮文庫)
(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


●紀元68年から69年に、帝政ローマでは、内乱などにより
 3人の皇帝が入れ替わります。バルバ→オトー→ヴィテリウス。


 ・人間が人間を裏切るのは、
  恐怖よりも軽蔑によってである(p97)


●このようなローマの権力争いを見てわかるのは、
 能力がなくとも、力を持つものが勝つということです。

 ただし、能力がないのにもかかわらず、権力を手に入れた場合、
 最終的には、本人とその組織が不幸になるようです。


●ローマの歴史を見ながら、
 人間というものを学ぶことができる一冊です。

 私的には司馬 遼太郎のように、著者の想像を加えた
 歴史小説が好きなので、★2つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・もはや坂をころげ落ちるばかりのローマ帝国を書いて思うのは、
  中間と下部がダメになったら、いかに上部ががんばろうと何を
  やろうとダメ、ということである。(p10)


 ・「血の悪臭も、それが敵のものとなると良い匂いに変わる」
  このような無神経な発言は、害あって益なしという失言の見本の
  ようなものである。(p148)


ローマ人の物語〈21〉危機と克服〈上〉 (新潮文庫)
塩野 七生
新潮社
売り上げランキング: 5235
おすすめ度の平均: 5.0
5 皇帝の資格
5 頭をすげかえ続けた1年間の混乱
5 トップの大切さ
5 感情による時代の動き
5 ローマ帝国の骨格

(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


●著者紹介・・・塩野 七生

 1937年生まれ。大学卒業後、イタリアに遊学。68年に執筆を開始。
 70年よりイタリアに住む。ローマについての著作多数。


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