●紀元68年から69年に、帝政ローマでは、内乱などにより
3人の皇帝が入れ替わります。バルバ→オトー→ヴィテリウス。
・人間が人間を裏切るのは、
恐怖よりも軽蔑によってである(p97)
●このようなローマの権力争いを見てわかるのは、
能力がなくとも、力を持つものが勝つということです。
ただし、能力がないのにもかかわらず、権力を手に入れた場合、
最終的には、本人とその組織が不幸になるようです。
●ローマの歴史を見ながら、
人間というものを学ぶことができる一冊です。
私的には司馬 遼太郎のように、著者の想像を加えた
歴史小説が好きなので、★2つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・もはや坂をころげ落ちるばかりのローマ帝国を書いて思うのは、
中間と下部がダメになったら、いかに上部ががんばろうと何を
やろうとダメ、ということである。(p10)
・「血の悪臭も、それが敵のものとなると良い匂いに変わる」
このような無神経な発言は、害あって益なしという失言の見本の
ようなものである。(p148)
新潮社
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皇帝の資格
頭をすげかえ続けた1年間の混乱
トップの大切さ
感情による時代の動き
ローマ帝国の骨格(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)
●著者紹介・・・塩野 七生
1937年生まれ。大学卒業後、イタリアに遊学。68年に執筆を開始。
70年よりイタリアに住む。ローマについての著作多数。
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