■リクルートといえば、
じゃらん、リクナビ、就職ジャーナル、CarSensorなど
わたしたちに身近な情報サービス会社です。
そして、バブル期の不動産関連損失1兆6000億円を
15年間で返済してしまったすごい会社でもあり、
この本を読むと、その秘密の一端がわかります。
■リクルートといえば、
営業が強い印象がありますが、
やはりメディアを持っている強さがあるようです。
自らのメディアであるがゆえに、
データを持つことで、
顧客をコンサルティングできるわけです。
また、これが高収益を支える秘密なのでしょう。
・「『ゼクシィ』の営業の対応が最近は良くないけど、
読者データを握っているから競合に切り替えられない」
とぼやいていました。(p73)
■そして、リクルートのもう一つの強さは、
新しい事業を立ち上げる起業力です。
この本から伝わってくるのは、
リクルートの企業力は、「新規事業はかっこいい」という風土と、
仮説を立てて、検証していくノウハウが
組織のなかに息づいていることです。
・10個の斬新なアイデアより
仮説を積み上げて成功への道に近づく。(p66)
■これほどリクルートの仕事の雰囲気を伝えてくれる
本を読んだことがありません。
中身が非常に濃く、さらに
心に訴えかけてくるところが多い。
これは名著だと思います。★5つとしました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・一定の読者からの支持を獲得できれば、
それが一気に横に広がるということが経験としてわかっているので、
・・・まずは小規模でチャレンジしてみます。(p35)
・早期の結果を出す秘策・・・
1 ・・・経営者、それも社長にしか会わない
2 営業の最大の説得ツールは事例。だから事例を徹底して勉強する
(p39)
・ナンバーワンの価値を一定の期間に
実現できなければ、潔く撤退(p89)
・マネジメントとは「部下の悩みを聞くために毎日一緒に飲む」
ことではありません。・・・ビジョンを語ることです。(p122)
・「仕事とは何かを実現するものである。
そのことを覚えておけよ」
「ところで、お前が考える価値のある仕事とは何だ?」(p166)
▼引用は、この本からです。
日本経済新聞社
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元リクルート社員による、起業に関する考え方
1から10を生み出すのがリクルートなの?か【私の評価】★★★★★(95点)
■著者紹介・・・高城 幸司(たかぎ こうじ)
1964年生まれ。86年リクルート入社。
情報通信関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。
96年新規事業を提案して『アントレ』創刊に関わる。
00年事業部長、『アントレ』編集長を経て05年独立。
セレブレイン代表取締役。
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■関連書評■
a. 「リクルートという奇跡」藤原和博
【私の評価】★★★★☆
b. 「iモード以前」松永 真理
【私の評価】★★★☆☆
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