「コミュニティをつくって、自由に生きるという提案」マツダミヒロ
2021/10/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(98点)
要約と感想レビュー
お金を払ってコミュニティに参加
著者は20代から質問の力に気づき、質問を中心としたコーチングを学びました。そして経営者コーチングをビジネスにできないか?と考えました。しかし、20代の著者にコーチングを依頼する社長は、まずいません。そこで著者はどうしたのか?
著者は、愛読していたメールマガジン「がんばれ!社長」の武沢さんを講師として地元に呼んだのです。社長の参加するセミナーを企画することで社長とのつながりを作ろうとしたのです。実は私も新潟や山形でのマツダさん主催の武沢先生のセミナーに参加した一人で、マツダさんの存在を知ったのもこの時です。
お金を払ってコミュニティに参加し、主催者に貢献しよう(p34)
自分のコミュニティを広げる
その後、マツダさんは交流会やファンの会を開催することで、つながりを広げていきました。自分の質問コミュニティを広げていったのです。コミュニティを強く濃くするためにはコツがあります。共通体験を作る、会う回数を増やす、運営を手伝ってもらうなど、細かなノウハウがこの本には満載です。
そして、究極的にはコミュニティに集まってくる人は、ノウハウが欲しいのではなく、つながりがほしいということ。だから、マツダさんはメンバーに改善点を助言するのではなく、まずは相手の話や状態を受け止めることを意識しているというのです。
知識が欲しい・・・という理由で集まってきているように見えるのですが、じつは違います。関わりを求めて集まってきているのです(p42)
人脈とは数ではなく深さ
マツダさんは、これからスタートする人たちにコミュニティをつくっていきたい人の「ご縁帳」をつくろうと助言しています。人脈とは数ではなく、深さです。コミュニティも数ではなく係わりの深さです。だから、数が増えてきたら新しいコミュニティを立ち上げて、さらに濃いメンバーにしていくのがマツダ流です。
だから、マツダさんから「あなた自身の誕生会を開催しようと思ったとき、何人が集まるでしょうか?」と質問されるとドキリとします。きっかけを待っていてもご縁はできません。自分でご縁をつくる意識を持たなければ、ご縁はできないのです。
これまでのマツダさんのノウハウを惜しげもなく教えてくれる一冊でした。メルマガ発行のきっかけにもなった「がんばれ!社長」セミナーを思い出しながら、★5としました。マツダさん、本当に良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・私がいつも大切にしている質問は、「目の前の人を喜ばせるために、何ができるだろう?」(p38)
・コミュニティ・・・自分が1回参加したら、その後は2回、自分が開催する・・・集める感覚を身につける(p81)
・私の経験から言うと、「集めたい人数の10分の1」の数のスタッフが必要です(p114)
【私の評価】★★★★★(98点)
目次
Prologue―人づきあいの苦手な私でも、5000人のコミュニティをつくれた
1 すべては"つながり"で成り立つ―「コミュニティマインド」を身につけよ
2 人づきあいが苦手でも、つながりはつくれる―「関わり合う」という感覚を持つ
3 コミュニティを構築するための5つの交流手段―イベントからコミュニティビジネスにつなげる方法
4 コミュニティの双方向の信頼を強化する―つながりをアップデートせよ
5 「つながり」から売上が上がる仕組みをつくる―コミュニティで利益を生み出すセールスメソッド
Epilogue―つながりは、幸せを生む
著者経歴
マツダミヒロ・・・質問家。「魔法の質問」主宰。魔法の質問インストラクター5000名を輩出したコミュニティ構築の第一人者。自分自身と人に日々問いかけるプロセスを集約し、独自のメソッドを開発。2004年より日刊メルマガ「魔法の質問」を開始。
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