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「3年で10億円を築いたサラリーマンが教える 「お金を生む時間」のつくり方」荒木 陽介

2022/05/07公開 更新
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「3年で10億円を築いたサラリーマンが教える 「お金を生む時間」のつくり方」荒木 陽介


【私の評価】★★★★★(91点)


要約と感想レビュー

 著者はサラリーマンとして部長にまで出世し、その一方で不動産投資で10億円もの資産を持つにいたりました。著者は38歳まで出身高校のボート部のコーチをしていたのですが、38歳からはその時間を不動産投資に使ったのです。著者の実家が賃貸併用住宅で大家業をしており、不動産投資で得られる知識や経験が将来、自分の役に立つだろうという思いもあったようです。


 不動産投資は大規模でなければサラリーマン副業に該当しないし、サラリーマンとしての信用で銀行からローンを借りやすいというメリットがあります。仮に投資で失敗したとしても、給与で返済できるという信頼があるのです。また、サラリーマンですから焦って買う必要もないし、焦って売る必要もないのです。マーケットが冷えていてもじっと我慢できるのは、サラリーマンの収入があるからなのです。


・会社のネットワークから学べるもの・・・貴重な資産です・・・そりの合わない上司との付き合い方も、会社を出たらなかなか経験できません(p33)


 印象的だったのは、著者は不動産についてよく勉強しているし、20万円ほどかけて「大家塾」に入会して専門家のアドバイスと仲間を作っていることです。仲介会社に良い物件を紹介してもらえるように、会社訪問を繰り返すという努力もしています。


 不動産投資とは、まさに投資事業であり、情報と専門家のネットワークを作り、いかにライバルより先に優良物件を選び、買うことができるのかが、試される仕事なのです。スピードと判断力が重要であり、自分の判断の結果がお金の残高として示される冷徹な世界です。だからこそ、自分の投資方針を確立し、専門家の助言と仲間とのネットワークが重要なのでしょう。


・一対一で「先生」とつながり、かつ「仲間」もいて、必要ならいつでもアドバイスがもらえるという状態でなければ、実際には役に立たない(p111)


 タイトルの時間のつくり方というより、サラリーマン不動産投資のコツを教えてくれる一冊でした。あくまでサラリーマンとして本業を主として考えているのです。著者は年収8000万円ほどですが、サラリーマンだから規則正しい生活ができて、会社内の人脈、会社員としての信用もあり、さらに会社員としての安定した収入が不動産投資事業にも余裕となっており、サラリーマンを辞めるつもりはないのです。


 この点は私も納得であり、会社という組織を通じて本業で実績を出すことで社会に貢献し、自分も会社から評価してもらうというのが最高ではないかと思うのです。ただ、いずれ会社員としての地位は60歳または65歳で卒業するときがきます。そのときに不動産投資に限らず、自分でお金を稼げることができるのかどうかとうのは大きな問題だと思います。


 著者のノウハウを出し切ったような内容でしたので★5としました。不動産投資に限らず、会社員として将来に悩んでいる方に、良い本ではないでしょうか。荒木さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・サイトで公開されている物件は、じつは「残りもの」の可能性が高い(p127)


・優良な物件に出会うには・・・特に仲介会社との関係を整えていくことが大事(p128)


・大家地主は・・・建物だけのローンなら、一般的には入居率5割ほどでも黒字です・・・サラリーマン投資家・・・土地・建物ともローンで一棟アパートを買うわけですから、8割くらいは部屋が埋まっていないと、キャッシュフローが赤字(p119)


・リゾートマンションも3室所有しています・・・民泊での運用を前提としています・・・自分が泊まりたいときに泊まれる(p134)


・「築古戸建て」・・・「リースバック」の物件で、建物の補修費などがかからない契約・・・表面利回り20%がそのまま達成(p141)


・スケジュール管理のコツは「先にプライベートの予定を入れてしまうこと」(p72)


・天引きで貯めたお金を不動産投資を始める最初の原資に充てる(p72)


▼引用は、この本からです
「3年で10億円を築いたサラリーマンが教える 「お金を生む時間」のつくり方」荒木 陽介
荒木 陽介、朝日新聞出版


【私の評価】★★★★★(91点)


目次

はじめに サラリーマンだから3年で10億円の資産を築けた
第1章 サラリーマン投資家への道は「時短」から始まる
第2章 時間にしばられない「不動産投資」こそがサラリーマンの最適解
第3章 「投資の時間」を制するコミュニケーションスキルの磨き方
第4章 サラリーマン投資家ならリスクを最小化できる
おわりに 「攻めの時間」を最大化し続ける原動力



著者紹介

 荒木陽介 (あらき ようすけ)・・・サラリーマン投資家。1977年生まれ。大学卒業後、広告会社に入社し、25歳から12年間にわたり、本業の仕事と母校の部活指導を両立させる。40歳のとき、最年少で部長に昇進。37歳で部活指導から身を引き、不動産投資では3年で総資産10億円を築く。現在の総資産は20億円、総資産から負債を引いた純資産は2億円。現役サラリーマンと不動産投資家の二足のわらじを継続中。


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