「「いつでも転職できる」を武器にする 市場価値に左右されない「自分軸」の作り方」松本利明

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「いつでも転職できる」を武器にする 市場価値に左右されない「自分軸」の作り方

【私の評価】★★★★★(91点)


■人事コンサルタントとして
 自分のキャリアをどう考えれば良いのか
 教えてくれる一冊です。


 まず、会社の人事は何を考えて
 いるのか知ることが
 スタートとなります。


 人事では上位10%程度を
 育成対象として戦略的に
 ジョブローテーションを行います。
 他の人は玉突き人事となります。


 育成対象以外は、
 引き抜きが当たり前の時代ですから、
 ライバル企業に引き抜かれない程度の
 待遇を準備しています。


・会社で必要とされて選抜される者は
 「全体の5%」程度です。
 その候補を入れても約10%。
 計15%の人材のみ、戦略的に
 ジョブローテーションやアサインをして
 「育成する対象」になる(p11)


■そうした中で自分の特徴を出す方法は、
 優秀さを磨くというよりも
 「ありがとう」を集めることらしい。


 つまり、
 営業なら趣味の人脈を持っている。
 研究職なら特許に詳しくなり、
 仲間に助言する。


 仕事プラスアルファのところで
 周囲の人の「ありがとう」を
 もらえる立場になるのです。


・外資系生命保険会社で日本トップを毎年とる営業・・
 営業するよりパーティの企画、運営の主催をして
 周りを楽しませている人が圧倒的に多い(p49)


■また、うまくいっている人は、
 自分の得意なジャンルの仕事に
 集中しているらしい。


 つまり、新規事業立ち上げが得意なら
 新規事業の職場を転々とする。
 安定事業のコスト削減が得意なら
 そうした仕事のある職場に移るのです。


 人事やキャリアの考え方が
 よくわかりました。


 松本さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・事業のライフサイクル「導入」「成功」
 「安定」「衰退・再展開」のどのフェーズが
 自分にあっているかを知り、
 そこから出ずに異動や転職をする(p78)


・自分の欠点やコンプレックスを書き出し、
 いい意味で書き換えてみましょう・・・
 「苦手なことを書き出す」・・・
  ・新規開拓が苦手→リピートが得意(p140)


・導入期の人材が、子会社等で新規ビジネスを
 立ち上げることは美味しい・・・
 大企業は根回しさえすれば、
 数億円以上の大きな予算を平社員でも
 動かすことができます(p108)


・エリートは子会社に出向して経営課題を
 解決することで経営感覚を高める訓練をする・・
 転職市場ではエリートに見えます(p124)


・仕事で大失敗をしてしまった時・・・
 逆に大きなチャンスと捉えましょう。
 この危機をリードして乗り切るのです・・
 大失敗は永遠に続きません。
 一生の中ではほんの一瞬です・・
 自分を責めてはだめです・・・
 「どうすれば解決する」・・
 だけを考えましょう(p259)


・「大人の自己紹介」・・・
 ・過去:価値を提供できる根拠となる役割や実績・・
 ・現在:今どんな仕事をしているか・・
 ・未来・・相手にどんな価値を提供できるか(p166)


・就活時・・
 ピッタリのエピソードがなければ・・・
 今から作ればいいのです(p186)


・転職先を見切る・・・
 それだけ条件がいいのに、
 なぜ、人を募集しているのか。
 何か裏の理由がないか
 探っておいた方が安全です(p238)


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【私の評価】★★★★★(91点)

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■目次

1章 「日本の転職」の前提が全て変わってしまった
2章 自分軸にあった市場を見極める
3章 自分軸で売れるキャラを確立する
4章 自分軸で市場価値をつくれるようになる
5章 自分軸で強くなる――転職しない時にやり続けること
6章 永久保存版 自分軸で活躍する判断基準を身に付ける



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