【書評】「資産24兆円の世界一の投資家 ウォーレン・バフェットの名言:お金を増やすために欠かせない思考 」桑原晃弥
2026/01/28公開 更新
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
ウォーレン・バフェット退任
ウォーレン・バフェットが、2025年12月末で投資会社バークシャー・ハサウェイのCEOを退任しました。50年以上にわたり年率20%のリターンを維持し、最初の1万円が9000万円になった計算です。
バフェットは散髪に行くときに、「この散髪に3000万円払うだろうか」と考えていたというエピソードがありますが、誇張ではないのです。
ウォーレン・バフェットは読書好きで、10歳で図書館にある「金融本」はすべて2回ずつ読んでいたという。
一方で、バフェットは行動家でもありました。「1000ドル儲ける1000の方法」を読んで、ロストボール拾いや新聞配達などをしながら、株式投資も行うようになったのです。
当時、バフェットは35歳までに百万長者になることを夢見ていた(p22)
ウォーレン・バフェットの投資法
ウォーレン・バフェットの投資法は、厳選した数少ない銘柄に長期間、投資するという方法です。長期投資が基本であり、10年間、株式を持ち続ける気がないなら、株式を持とうなどと考えるべきではないと言っています。
株式投資は農場と同じだと言っています。つまり、買値に対して、どれくらいの生産高が見込めるかを考え、判断するのです。株式投資も同じだというのです。
一時期はアップルの株が全体の半分近くを占めることもあり、リスクが高いのではないかという批判もありました。バフェットは、50銘柄も75銘柄もあったら、注意が行き届きませんよ、と反論しています。
結果してバフェットが買う会社は、生活にとってなくてはならないもの、どうしても買いたいものを作る強いブランド力を持つ企業なのです。
バフェットはコカ・コーラに多額の投資を行っています・・時に愚かな経営者が現れても盤石である、それがバフェットにとっての「優れた企業」なのです(p114)
バフェットの特徴
バフェットの言葉は、非常にわかりやすく、納得するものが多いので紹介していきましょう。
まず、保有株式の市場価格が20%か30%下落した時に、売りたくなるようなら、株式投資はしてはならないと言っています。なぜなら、株式の価格が上下するのは想定の範囲内だからです。30%の下落で右往左往するようでは検討が浅いということになります。
「なぜこの会社の株式を買うのか」という小論文を書けないようなら、株式は買わないほうがよいとさえ言っているのです。実際、バフェットは一生のうち何百回もの決断を行うのは無理と悟り、年に一度いい考えが浮かべば良しとしていたという。
それだけ深く検討し、何がおきてもなんとかなるという判断で投資をしているわけです。リスクについては、バフェットは「いつ起こるかではなく、何が起こるかを主眼に置く」と語っています。
バフェットの特徴の1つは借金を極端に嫌い・・・借り入れに慎重であったために、私たちは若干の潜在利益を失うことになりました。しかし流動性をたっぷりと確保したことで、ぐっすり眠ることができています(p169)
人生の成功の定義
そんなバフェットも46歳のときに、妻が家を出て行くという苦い経験をしています。(離婚はせず)
そのせいか人生の成功について、「愛してほしいと思っている人のうちどれほどの人に実際に愛してもらっているかどうか」が、物差しになると言っています。
バフェットは、「お金が増えていくのを見るのが好き」というように、お金を増やすゲームが好きな人間でした。しかし、人生ではお金だけではなく、人との関わりも重要なのです。
その証拠に、バフェットは、自分が夢中になれる大好きなことをやり、もっとも尊敬している人のところで働きなさいと推奨しています。自分よりも優れた人間とつきあえば、自分も向上するというわけです。
お金はよい会社を選べば儲かりますし、友情もよい友人を選べば、よい人生を送れるのです。
投資するならバフェットははずせません。桑原さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・ちょうどいい具合の雪があれば、雪の玉は必ず大きくなる・・・友人たちを増やすかという面でもそうだった。時間をかけて選ばなければならない(p19)
・一緒に働く人はしっかり選びたい。最重要事項だから、一人も疎かにすることなく選ぶ。結婚相手を選ぶぐらいの気持ちで臨んでいる(p40)
・私はずっと、お金は社会に返さなければならない預かり証だと思っていました。世代を超えた富の継承には乗り気ではありません(p188)
・ホールインワンを決めたら2万ドルという賭けを持ちかけられます。掛け金がわずか10ドルでした・・バフェットは・・こう言って断っています。「小さなことで規律を破ると、大きなことでも規律を破るようになる」(p35)
▼引用は、この本からです

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桑原晃弥 (著)、 ぱる出版
【私の評価】★★★★☆(84点)
目次
第1章 成功を望むなら成功にふさわしい人になれ
第2章 投資で成功するために本当に大切なこと
第3章 成功をもたらす企業はこう選ぶ
第4章 成功のコツは失敗から上手に学ぶこと
第5章 投資の常識に縛られるな
第6章 お金との賢い付き合い方
著者経歴
桑原晃弥(くわばら てるや)・・・1956年、広島県生まれ。経済・経営ジャーナリスト。慶應義塾大学卒。業界紙記者などを経てフリージャーナリストとして独立。トヨタ式の普及で有名な若松義人氏の会社の顧問として、トヨタ式の実践現場や、大野耐一氏直系のトヨタマンを幅広く取材、トヨタ式の書籍やテキストなどの制作を主導した。一方でスティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾス、イーロン・マスクなどの起業家や、ウォーレン・バフェットなどの投資家、本田宗一郎や松下幸之助など成功した経営者の研究をライフワークとし、人材育成から成功法まで鋭い発信を続けている。
ウォーレン・バフェット関連書籍
「ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ―若き日のバフェットに学ぶ最強の投資哲学」グレン・アーノルド
「スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝」アリス・シュローダー
「バフェットの株式ポートフォリオを読み解く」メアリー・バフェット、デビッド・クラーク
「ビジネスは人なり投資は価値なり-ウォーレン・バフェット」ロジャー・ロウェンスタイン
「バフェットからの手紙 - 「経営者」「起業家」「就職希望者」のバイブル」ローレンス・カニンガム
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