「社員稼業―仕事のコツ・人生の味」松下 幸之助

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社員稼業―仕事のコツ・人生の味 (PHP文庫)
松下 幸之助
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【私の評価】★★★☆☆(77点)


■松下幸之助の肉声テープ3本と
 セットになっていた一冊です。

 これは松下幸之助のお話を
 書籍にしたもの。

 やはり、この本よりも、
 松下幸之助の話を聞くほうが、
 心の中にスッと入ってくるものが
 多いように感じました。


・だいたい話をしてみて、これであれば実力が五十点、
 五十点では困りますけれども、六十点ぐらいはあるなと思えば、
 「君、これやってくれ。君なら十分いけるよ
 というようにしてもいいわけです。
 それでたいていうまくいくのです(p29)


■やはりなんといっても
 「社員稼業」の話がいい。

 自分は会社員だけれども、
 一つの独立経営体の経営者でもある、
 という考え方ができないか。

 決して強制するわけではなく、
 それが正しいかどうか、
 そうしたらどうなるか、
 考えてみてください。

 そうした言い方に、
 松下幸之助の本当の意味での
 一生懸命さが見えてくるのです。


・フッと次のようなことを感じたのです。
 自分はいま社長である。社長で月給はいくらもらっている。
 そうすると、そのもらっている少なくとも十倍は、
 私一人ででも、会社を儲けさせなければならない。
 もしそれができなければ、社長を辞めないといけない(p124)


■書籍として読んでみると、
 いま一歩という感じですが、
 テープかCDがあったら、
 ぜひ聞いていただきたいと思います。

 「こんな言い方をしていたのか」
 「思ったより滑舌はよくないな」
 いろいろなことがわかります。


 松下さん、良い話を
 ありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・社長が甘ったるく、いつもニコニコしているという
 面も必要でしょうけれど、時にはぴしっぴしっと
 叱るという厳しさもなければ、その会社はどこか
 タガがゆるんだところがあると思います(p75)


・日本のいちばんの欠点は、封建制といいますか、
 たとえば入社順によって、人が地位を得ていく、
 会社で仕事をしていく、そういう傾向があることです・・・
 アメリカへいくとそういうことはありません(p107)


・私の若いときは、
 「しんどくても喜んでせい、苦労はもちろん、
 しんどいことは買ってでもせい」と
 教えられたのです(p146)


・仕事に命をかけているかどうか、ということです・・・
 この技能を修得しよう、得た技能をこう遂行しよう、
 ということに精神を集中している姿は、
 命をかけている姿といっしょだと思うのです。(p151)


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