「松下幸之助一日一話」松下幸之助
2014/03/09公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
松下幸之助さんの言葉を集めた一冊です。一日一話で365項目あります。一日一冊の私には、ちょっと重荷でした。
もっとも数多く出てくるのは、「命をかける」という項目です。
仕事は真剣勝負。血の小便を流したことがあるか。部下が失敗したら命をかけて助ける。そうした真剣さが、幸之助さんの真骨頂なのだと思います。
・不確実な時代はない・・・不確実な現象は全部人間自身の活動の所産であり、人間自身が不確実な考えを持ち、不確実な行動をするところに起こってくるものだと思うからです(p5)
使い方としては、一日一項目読む、というものでしょう。それだけでも十分価値ある本だと思います。松下幸之助の真剣な取り組み、考え方が伝わるまで読み込むことが必要なのでしょう。
幸之助さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・叱ってくれる人を持つことは大きな幸せである・・どんな人でも、より多く叱ってもらうことにより、進歩向上が得られるのだ(p86)
・「天は二物を与えず」と言うが、逆に「なるほど、天は二物を与えないが、しかし一物は与えてくれる」ということが言えると思う(p22)
・上に立つ人は、自分の欠点をみずから知るとともに、それを部下の人たちにも知ってもらい、それをカバーしてもらうようにすることが大事だと思う(p109)
・自省の強い人は、自分というものをよく知っている・・・外から一度自分を見直してみる・・・こういう人には、あやまちが非常に少ない。(p29)
・一つの仕事をしてもらう場合、単に命令すればそれで事がはこぶ、と考えてはいけない・・・「あんたの意見はどうか、ぼくはこう思うんだがどうか」というように、できるだけ相談的に部下に持ちかけることが大事だと思う(p128)
・朝礼をするならば、魂のこもった朝礼というものを常に心がけねばならない(p38)
・私自身についていえば、だいたい年功序列70パーセント、抜擢30パーセントという感じでやってきた(p46)
・この会社はこういう創業の理念を持ち、こういった歴史、伝統があるのだ、こういうことを使命としているのだ、そしてこのように世間に貢献し、これだけの成果を上げているのだ、ということを常日ごろから社員に教えるというか訴える。そういうことがきわめて大事だと思うのである。(p59)
・政府に救済してもらうというよりも、むしろわれわれ国民の方から政府を助け、社会の進展に寄与していく。そういう心がまえをお互いに持つことが肝要ではないかと思うのである(p126)
【私の評価】★★★☆☆(75点)
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
読んでいただきありがとうございました!
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 36,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする