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「人生心得帖」松下 幸之助

(2013年7月12日)|

人生心得帖 (PHP文庫)

【私の評価】★★★★☆(83点)


■まだご紹介していないのに気づいて驚いた一冊。


 90歳となった松下幸之助が、
 人生について語っています。


 幸之助が思うのは、
 自分はただ自然の理に従って
 生きてきただけだ。


 当たり前のことを当たり前にやろうと
 一生懸命に努力してきた結果である、
 ということです。


・人生の中で自然の理に従う・・・雨が降れば傘をさす・・・病気で熱が出れば無理をせずしばらく休養する・・何かでお世話になった人にはていねいにお礼を言う・・・適正な値段で売り、売った代金は確実に回収する・・(p7)


■そして、自分の努力というものは、
 ほんの小さなものであり、
 この親がなければ自分はなかった。


 先輩と出会えなければ、
 今の松下はなかった。


 社員が自分の会社に入って
 頑張ってくれなければ、
 松下電器はなかった、
 ということです。


 そうした人々に対して、
 感謝の気持ちを持つことは、
 当然のことなのでしょう。


・親や兄弟、先輩、同僚などの周囲の人や周囲の物、さらには祖先の遺産といったもののおかげで日々を過ごすことができているわけです。ですから、そういうものに対して、感謝の気持ちをもつことは、人としていわば当然のことであり、忘れてはならない態度だと思います(p31)


■話が小林 正観さんのようになってきましたね。
 運命はほとんど決まっている。


 その中で私たちは生かされているという
 ことなのでしょう。


 自然の理に従って、素直に生きていきたいと
 思います。


 松下さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・こわさを知る・・・ともすれば怠けがちになる自分の心がこわい。また、他人に対して傲慢になりがちな自分の性格、あるいは何か事をなすにあたって、自分の勇気のなさ、信念のなさがこわいということもあるでしょう(p34)


・何よりも大事なのは熱意と誠意である・・・"社長というものは、何よりも熱意と誠意だけは、その会社においていちばんのものを持っていなければならない(p53)


・新しくつくった試作品などが、私に何ごとかを語りかけ、訴えかけていると感じたことが少なからずあったのです。それはいずれも、心底、真剣に仕事に打ちこんでいるときで、そういうもの言わぬ品物の声が聞こえてきた・・(p80)


・"人情の機微"ということばがありますが、ほんの些細なことで、うれしくなったり、悲しくなったり、あるいは怒りを感じたり、また、大きくふくらんだり、しぼんでしまったり、微妙に動くのが人の心です(p36)


・百歳を超えてもあれだけお元気で若々しかったのは、自分のなすべきことに向って、「今やらねばいつできる。おれがやらねばだれがやる」と、今という一瞬一瞬を精いっぱい生きておられたからだという気がするのです(p97)


人生心得帖 (PHP文庫)
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松下 幸之助
PHP研究所
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【私の評価】★★★★☆(83点)



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■目次

人生の航海術
運命に光彩を
磨けば輝く人生の本質
人間としての成功
天分の発見
まず信頼すること
感謝する心
怖さを知る
人情の機微
日々の体験を味わう〔ほか〕


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