PHP研究所
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
■大前 研一さんの10年以上前の一冊です。
「未来はもうすでに起こっている」と
いう人がいますが、
大前さんは現実から未来のリスクを
見通す力を持つ人なのでしょう。
大前さんはITによって変わっていく、
未来(現在)が見えていたようです。
・郵便物はeメールで送られるようになるので、
郵便局員十万人が失業する(p68)
■また、国のムダ使いも
すでに収拾がつかないレベルになっている
ということです。
あちこちに港湾、空港を作ってしまう。
GDP5兆円の農業に予算が3兆円(農林水産省)。
いかに予算が有効に使われていなかったのか、
結果が出てしまったようです。
・2948ある漁港のほとんどが
漁獲高より港の工事補修代のほうが高い(p105)
■菅首相は、「歴史が判断してくれる」と
発言していますが、
大前さんのこれまでの著作は歴史として
評価されるものだと思います。
大前さん、
良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・東京を見れば、地震が起こったときに液状化して危ないと
思われる土地が大田区の場合で48%もある。・・・
都市部の0メートル地帯の地盤を強化することのほうが
重要なはずだ。(p134)
・ネットワーク社会は「中抜き」の世界を実現する(p47)
・医療も同じである・・・レーティング(格付け)が、
ミシュランのレストランの格付けのように
ネット上に出てくるだろう・・・風邪と胃潰瘍ぐらいしか
治せない日本の医者の九割は死に絶える(p69)
・公共事業は、もっと「費用対効果」を全面に出すべきである。
たとえば、「通勤時間がどのぐらい減るか」「信号の待ちの
回数が何回減るのか」といった効果を優先させる(p86)
・会計検査院がやっている評価は、
予算を予定どおり使ったか、手抜きがなかったか、
を調べるだけであって、本来、その事業が
必要だったかの検証は全然行なわれていない(p94)
・シンガポールや香港の港がなぜ栄えているのか。
インターネットで「こういうものが着きますよ」と
書類を電子的に送れば、着いた三十分後には
もう荷を解くことができるからだ。・・・これに対し、
日本では何十枚もの書類をそれぞれ処理しなければ
ならないから、非効率きわまりない(p101)
・教育とは二つに分けて考える必要がある。
一つは定食メニューで覚えなければいけない義務教育。
・・・もう一つ重要な教育が、英才教育である。(p138)
・いまの時代は親が「みんなの意見が一致したときは
賛成しちゃダメよ」という教育をしたほうがいい・・・
答えへのアプローチや、物事の本質に迫るプロセスが大事であり、
デビルズ・アドボケイトやアウフヘーベンが重要(p205)
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
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