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「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」マルコム・グラッドウェル

2011/05/15公開 更新
本のソムリエ
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第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい


【私の評価】★★☆☆☆(69点)


要約と感想レビュー

 人が生きていくなかでは、常に判断をしています。今日の一冊は、その判断における、第1感の大切さを調べていきます。


 骨董品を一瞬に評価する鑑定家、夫の不貞を一瞬に見抜く主婦、上司の能力を一瞬に見抜く部下、これらは人間の洞察力を証明しています。しかし、そうした素晴らしい洞察力をもった人間が、判断を誤ることもあるのです。
 

 不動産取引を規制したら、金融が崩壊してしまった。コカコーラの味を変えてしまったら、売れなくなった。CDに固執したら、iPadにシェアを取られてしまった。不思議なものですね。


・市場調査がいつも間違っているわけではない。・・・しかし、革新的な製品やアイデアを調査するとなると話は別だ。・・・彼の音楽は新しくて変わっていた。そういうものこそ、市場調査で敬遠されやすいのだ(p179)


 さらに、第1感が間違える(勘違い)ということもあるわけで、人生、単純ではありません。これらのことを理解したうえで、自分の人生で判断していきたいものです。


 グラッドウェルさん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・実は余計な情報はただ無用なだけでなく、有害でもある。問題をややこしくするからだ。心臓発作を予測しようとして医者が誤るのは、たくさんの情報を検討しすぎるからだ(p142)


・ゴッドマンは夫婦に、二人の結婚生活について直接尋ねるのではなく、結婚生活にかかわりのあることを話してもらう。たとえばペットについて。・・・微妙な口調の変化などである。・・・遠回しに問題の核心に迫る。・・・要領よく真相に近づける(p44)


・見た目の罠・・・調査した男性CEOの平均身長は182センチほどだった。アメリカ人男性全体の平均は175センチだから、それより7センチ高い(p93)


第1感  「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)
マルコム・グラッドウェル
光文社
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)



著者経歴

 マルコム・グラッドウェル・・・イギリスに生まれカナダで育つ「ワシントン・ポスト」紙のビジネス・サイエンス担当記者を経て、雑誌「ニューヨーカー」の専属ライター。著書『ティッピング・ポイント』は世界的なベストセラーとなった。現在はニューヨーク市在住


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