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「「自己肯定感」の高め方」石原加受子

2020/04/05公開 更新
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)


要約と感想レビュー

 心理カウンセラーが教える自己肯定感の高め方です。日本人は自分に厳しい人が多く、「こうしなければならない」といった判断基準を外に持っているという。


 そうやって自分に対して厳しい要求をする人は「できないこと」に集中してしまい自己否定感を持ってしまうのです。自分の気持ちを優先して生きていいんだ、と考えることが大事だと著者は言うのです。


・自分に厳しい人たちは、自分の気持ちを認めることができずに生きています。「自分の気持ちを優先していいんだ」という生き方をしていません・・・自分の気持ちをつかめないでいる人たちが圧倒的多数です・・・もっと自分の「小さな感情」に気づくことが大事です(p141)


 そうした自分に厳しい人は、判断基準を内側に持つことが大事です。つまり自分の心に寄り添うのです。やりたいことをできてよかった。やりたくないことをやらないでよかった。自分の小さな感情に素直になるのです。


 しかし、長年、自分に厳しい生き方をしていると自分の小さな感情に気づけなくなっている人が多いという。自分の気持ちの気づき、その気持を大切にすることが大事です。何もせずに自分の心をみつめる時間を作りましょう。


 石原さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・公的な場で、自分の意見をはっきり述べることができないで悩んでいる人がいます・・・かと思えば、相手の発言内容に過剰に反応して、口を噤むどころか、感情的になって一方的に反論したり、怒鳴って言い返したりする人もいます(p18)


・自分に厳しい人は、自分を無視して生きてきたので、自分の気持ちや感情や欲求に気づくことができなくなっています(p87)


・思考に頼り過ぎると本質が見えない・・・たとえば、数学の問題を解きながらテレビの映画を観たらどうなるでしょうか・・理解しにくかったり、感動が薄れたりすると思いませんか・・・感情を軽視すると自分の心や感情が見えにくくなります(p103)


・今の自分の状態を感じているときは、自分の欲求のほうに焦点が当たります。自分の欲求を満たし「今を感じている」から、達成感や幸福感を得られ、ポジティブな気分になるのです(p115)


・「今日は何もしない」と決めてみる・・・できるだけ自分の心に寄り添えるように心がけ、「この時間は、他のことはしない」と決めています(p179)


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【私の評価】★★☆☆☆(69点)


目次

第1章 「自分に厳しい人」は幸せになれない?
第2章 「自分に厳しい人」ほど自分を傷つけている
第3章 自分を許し、自分の心に寄り添う
第4章 他者の言い分より、自分の「感情」を大切にする
第5章 自分を好きになれる簡単な「自己肯定」方法



著者経歴

 石原 加受子(いしはら かずこ)・・・心理カウンセラー。「自分中心心理学」を提唱する心理相談研究所オールイズワン代表。日本カウンセリング学会会員、日本学校メンタルヘルス学会会員、日本ヒーリングリラクセーション協会元理事、厚生労働省認定「健康・生きがいづくり」アドバイザー。「自分を愛し、自分を解放し、もっと楽に生きる」ことを目指す、自分中心心理学を提唱。性格改善、対人関係、親子関係などのセミナー、グループ・ワーク、カウンセリングを30年続ける。現在、メルマガ『楽に生きる! 石原加受子の「自分中心」心理学』を配信中。


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