自分を大切にする「誰にも言えない「さみしさ」がすっきり消える本」石原加受子
2020/05/20|

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【私の評価】★★★★☆(81点)
■心理カウンセラーが教える
「さみしさ」を消す
自己中心心理学です。
自己中心心理学とは、
自分の気持ちを大事にすること。
自分を大事にするからこそ、
自己重要感が高まり、
相手の気持ちも尊重できる人に
なれるのだという。
言い方を変えると
自己肯定感の高い
自立型人間でしょうか。
・自分にとって重要なのは、他人ではなく、自分自身です・・・周囲や相手から「自分がどう思われているか」ではなく、あなた自身が「他者や相手に対してどう思っているか、どう感じているか」です(p56)
■怒ってばかりの人、
愚痴ばかりの人は、
自己重要感が足りないのだという。
怒ってばかりの人は
自己重要感がないから
怒ることで自己重要感を高め、
優位に立とうとしている。
愚痴ばかり言っている人も、
愚痴ることで人の足を引っ張り
相手にかまってもらおうとする。
すべては自己否定、劣等感に
原因があるというのです。
・憎悪に駆られている人は、孤独の果ての姿・・・「人を憎悪することだけが生き甲斐」となっている人もいます(p62)
■では、自己重要感を持つために、
自分を愛するために、私たちは
どうすればよいのでしょうか。
その答えは、
自分の好きなことに
没頭することだという。
自分を認め、愛するからこそ
自分のやりたいことをやる。
そこから自己重要感が育つのです。
まず自分が幸せになってから、
周りの人を幸せにできるのだ、と
思いました。
石原さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「自己否定」は孤立感、孤独感と直結しています(p92)
・なにかに没頭しているとき、自分を好きになっている・・・あなたがなにかを愛しているとき、同時に愛を与えられている(p113)
・「いま」に焦点を当ててその瞬間を実感するには、時間がかかります。その「いま」が、ポジティブな感情や気分に満たされているとしたら、それは同時に、「自分を愛している」ことにもなります(p159)
・ではどうして、そうやって優劣に固執してしまうのか。元をただせば、それは、自分の意識の根底に根強く巣くっている劣等感が、そうさせていると言えます(p120)
・自分で自分を否定していて、その自己評価の低さが、自分を孤独に追いやっているのかもしれません。自分の欲求や思いを、我慢して抑えていないでしょうか(p140)
・愚痴をこぼして相手の同情を引く方法で相手を自分の言いなりにさせようとする方法を、自分中心心理学では、「同情の支配」と呼んでいます(p67)
・本音を言えると息苦しさがなくなる(p82)
・美容院やエステやネイルサロンに通うのも、自分では気づいていないかもしれませんが、人との接点を求めるからです(p21)
▼引用は、この本からです。
石原 加受子、SBクリエイティブ
【私の評価】★★★★☆(81点)
■目次
1章 意外と他人には相談できない「根深いさみしさ」
2章 みんなといてもさみしい人、ひとりでもさみしくない人
3章 心が通じ合う人はどうやったらつくれるのか?
4章 つながりの「量」ではなく「質」を高める
5章 自分中心に考えるとさみしさは消えてなくなる
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