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【書評】「カウンセリングの話 」平木 典子

2016/06/12公開 更新
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カウンセリングの話 (朝日選書)


【私の評価】★★☆☆☆(63点)


要約と感想レビュー


1990年におけるカウンセラーとは何なのかを考えた一冊です。アメリカから導入されたカウンセラーは、試行錯誤しながら浸透していきました。


当時は、カウンセラーが受け入れられにくかったためか、カウンセリングの定義が中心となっています。書いている人もわからずに書いているのかもしれませんね。


平木さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・コンサルティーションは一般的な助言・・・カウンセリングはコンサルテーションではない。適切な診断をして処方や助言を相手に伝えることが中心的な仕事ではなく(p11)


・仕事は遊びの延長であり、遊びに熱中できるならば仕事も一生懸命したくなるものだと考えるわけである・・カウンセリングはY理論・・(p21)


・エゴグラム・・平均的日本人は、NP(nurturing parent)が最も高く、養育的な、母親的な傾向が強いことを示している(p107)


・青年期までは、高い理想をかかげて、その理想を実現することが課題・・・青年期を過ぎると、人間は、自分を理想に近づけようとするだけでなく、理想を現実に近づける作業も始める(p146)


カウンセリングの話 (朝日選書)
カウンセリングの話 (朝日選書)
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平木 典子
朝日新聞社
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【私の評価】★★☆☆☆(63点)


目次


1 カウンセリングとは
2 カウンセリングの人間観
3 カウンセリング理論の前提
4 カウンセリングの理論
5 カウンセラーの資格と訓練
6 日本におけるカウンセリングの現状



著者経歴


平木 典子(ひらき のりこ)・・・1936年生まれ。立教大学カウンセラー、日本女子大学教授を経て、跡見学園女子大学教授。統合心理療法研究所所長。


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