「複数の問題を一気に解決するインクルージョン思考」石田 章洋
2016/06/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(82点)
要約と感想レビュー
インクルージョン思考とは、問題を一気に解決するアイデアの出し方です。その方法は、問題(課題)を考えたら、神様お願いします!と忘れることです。潜在意識にお願いするのでしょう。
後は、楽しく生活していれば、潜在意識が自然と答えを出してくれるということです。よく悩みがあったら、くよくよ悩まず、酒でも飲んで寝て起きれば、解決策がパッと頭に浮かぶということがあるようです。
なんだか、バカにされたような気がしますが、これは本当に実証された方法です。考えに考え、考え尽くして、最後にあきらめた後に、ポッとアイデアがひらめく。風呂の中でひらめいた。散歩中にひらめいた、と昔の人は言っています。
・問題を忘れたとき、アイデアは浮かぶ(p71)
信じるか、信じないか、というより、考え続けることが大事なのでしょう。いずれはアイデアが浮かぶはずです。
石田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・問題を整理し、それを解決するために情報を収集し、問題の本質について深く掘り下げたら、あとは寝かせたり手放したりする(p71)
・アイデアとは、複数の問題を一気に解決するものだ(宮本茂)(p22)
・先人に畏敬の念を抱きながら、それをベースにして、新しい組み合わせを考えることが、アイデア発想の基本です(p45)
・できると思っている人にだけ、アイデアの女神は微笑みます(p58)
・ターゲット世代のある特定の人が困っている問題について考えてみる(p110)
・メモを取るときは、必ず日付を入れておくことを忘れないでください(p186)
大和書房
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【私の評価】★★★★☆(82点)
目次
1 アイデアとは、複数の問題を解決するもの
2 インクルージョン思考への障害
3 ひらめきを生み出す準備と4つの段階
4 第1段階 高次の目的を決めて旅立つ
5 第2段階 目的に従って材料を集める
6 第3段階 異なる分野の材料をつなげる
7 第4段階 手放して「ひらめき」とともに帰ってくる
8 インクルージョン思考を磨く7つの習慣
著者経歴
石田章洋(いしだ あきひろ)・・・1963年岡山県生まれ。構成作家。日本脚本家連盟員・日本放送協会会員。テレビ朝日アスク放送作家教室講師・市川森一藤本義一記念東京作家大学講師。30年にわたり各キー局のバラエティ番組・情報番組・クイズ番組・報道番組などのテレビ番組の企画・構成を担当。最近の主な担当番組は「世界ふしぎ発見!(TBS)」「TVチャンピオン(テレビ東京)」「情報プレゼンター・とくダネ!(フジテレビ)」「BSフジLIVEプライムニュース」など。手がけた番組の合計視聴率は5万%を超える。構成を手がけた「世界ふしぎ発見!~エディ・タウンゼント 青コーナーの履歴書」が第45回コロンバス国際フィルム&ビデオ・フェスティバルで優秀作品賞を受賞。
読んでいただきありがとうございました!
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