「超チーム力 会社が変わる シリコンバレー式組織の科学」リッチ・カールガード、マイケル・S・マローン
2016/06/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
■会社組織について
考えた一冊です。
会社のグループ、課の大きさは、
だいたい5~8人くらいでしょうか。
それ以上になれば、
グループを2つに分けて
管理職を増やします。
これは日本でもアメリカでも
同じようです。
・チームが継続的に能力を発揮する
ことができるのは、四~九人の場合。
一般的に、結束力を保てるのは
12人までと言われています(p56)
■組織が大きくなってくると
隣の組織の人がわからなく
なってきます。
なんとか人の顔と名前が
結びつく限界が、
だいたい1500人程度らしい。
つまり人事異動をしっかり
コントロールしようとすれば、
1500人くらいで事業部にでも
しないといけないわけです。
・HPは40以上の事業部に分かれて活動するようになり、
それぞれに約1500人の社員が在籍していた・・
日本のソニーのパソコン事業部の人数は1500人だった。・・
フェイスブック、グーグル、ツイッターなど
きわめて多くの会社が、従業員数が1500人程度の規模に
達すると株式公開に踏み切っている(p69)
■最初の組織は、
やはりペア(2人)です。
その組み合わせで、
大きな成果を出すこともあれば、
うまくいかない場合もある。
組織をどうするかで、
その会社の雰囲気さえ
変わってくるのでしょう。
カールガードさん、
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・最も一般的で継続的なペアリングである
「結婚」をした既婚者は、単身者に比べて、
健康、収入、寿命において大きな利点を
持つと言われている(p184)
・人間が短期的に記憶・処理できる情報量は
五~九個だと言われている・・
現代社会の至るところで目にする
小さな集団やチームが、基本的な六人程度のチーム
(あるいはそれが統合した12人ほどのチーム)
という原型からまありずれることが
ないのも驚きではないだろう(p59)
・ロビン・ダンバーが中規模チームの二つを例として挙げ・・
・五人の集団 最も親しい友達やパートナーの人数
(=「社会集団」)
・15人の集団 ほぼいかなる状況下でも心から
信頼できる人の数(=シンパシー・グループ)(p277)
・「15±3」チームは、分業制を採りながらも、
各サブチームに専属のリーダーを置くことのできる
最小規模の集団である。(p290)
・「50±10」チームのメンバーは、ほとんど
共同作業をする機会がない同僚が
何人かいるとしても、
全員がお互いを知っている。(p301)
・「50/150」チームは独立性が高く、
かつ安定的だ。その主な理由は、外部の
請負業者やサプライヤーに頼ることなく、
自分たちの活動の範囲内で必要な業務を
すべてまっとうすることができるからだ(p302)
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
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■目次
はじめに――チームの力
第1章 変化は猛毒 正しいチームで毒を制す!
第2章 チームに隠された魔法の数字
第3章 新しいチーム科学
第4章 違いの力
第5章 最強のチームの育て方
第6章 チームの基礎
第7章 ペア 12+5タイプのパートナーシップ
第8章 トリオ 不安定な関係
第9章 チームの典型 中規模サイズのケーススタディ
第10章 チームから組織へ
第11章 チームの誕生と寿命
第12章 チームの引退と死
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