「イマドキの部下のトリセツ」麻野 進
2020/01/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
要約と感想レビュー
イマドキ部下といっても、今も昔も新人とベテランには意識の差があったはず。現代の若者はずっと合理的で、人によっては出世を望まない人もいます。(ベテランでもいるが)例えば、夫婦共働きであれば収入は十分あるので、出世するより生活を重視した人も多いのです。
だから急な残業を命じても、「いやです」とはっきり断る人もいます。だから、残業は事前にちゃんと伝えておく必要があるのです。また、打たれ弱いイマドキ部下でも「君はどう思う?」を使って自分で考えさせると成長します。「自分を成長させてくれる試練」をイマドキ君たちに経験させてあげることが大事なのでしょう。
若い人にやる気を出してもらうのが、管理職の役割なのでしょう。職場のコツとしては標準的な内容でした。より合理的な仕事と人情、人間関係を付け加えていくのがよいのではないでしょうか。麻野さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「出世しなくてもいい」がイマドキ社員の本音・・共働きをずっと続ければ生涯賃金が2億3000万円の2人分(4億6000万円)。つまり、バブル社員より高い生涯賃金を得ることができるのです(p22)
・上司がしゃべったことはスマホでつながった同期に筒抜け(p30)
目次
まえがき 若い世代が求める上司像が変わってきている!
第1章 イマドキのゆとり世代の特徴とトリセツ
第2章 ロスジェネ"あきらめ"世代のトリセツ
第3章 バブル世代"部下"のトリセツ
第4章 イマドキ部下を上手にあしらう人事評価マネジメント
第5章 イマドキ部下が自ら動き出すキャリア・コーチング
第6章 ストーリーでわかる「企業通貨インセンティブ導入法」
著者経歴
麻野進(あさの すすむ)・・・組織・人事戦略コンサルタント。1963年大阪府生まれ。株式会社パルトネール代表取締役。あさの社会保険労務士事務所代表。全日本能率連盟認定マスターマネジメントコンサルタント、特定社会保険労務士、早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師。国内大手コンサルティングファーム、人事・組織専門コンサルティングファーム取締役、国内大手シンクタンク・経営研究所シニアマネージャーを経て、現職。大企業から中小・零細企業など企業規模、業種を問わず、組織・人材マネジメントに関するコンサルティングに従事。人事制度構築の実績は100社を超え、年間1,000人を超える管理職に対し、組織マネジメント、セルフマネジメントの方法論を指導。入社6年でスピード出世を果たし、取締役に就任するも、ほどなく退職に追い込まれた経験などから「出世」「リストラ」「管理職」「労働時間マネジメント」「働き方改革」を主なテーマとした執筆・講演活動を行っている
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