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【書評】「心の強化書」塚本 亮

2020/01/17公開 更新
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「心の強化書」塚本 亮


【私の評価】★★★★☆(84点)


要約と感想レビュー


心の強化の方法

著者は、京都で心理学を活用した英会話スクールを運営しているという。著者の英会話スクールから、400人以上が海外のトップ大学に進学しているのだからすごいのです。その指導法は心理学に基づいているということなので、この本の「心の強化の方法」も教えられるのです。


例えば、何かをやる前に、それが自分にどんなメリットをもたらすのかを、具体的に書き出します。これは現実と向き合うためでしょう。そして、次は目標達成に対する挫折要因を書き出します。挫折しないように対策を考えておくのです。


このようにノートを毎日書く行為は、夢をかなえるための「鍵」になるのです。


本当のライバルは昨日の自分です(p83)

心を強くする方法

世の中には心の強い人がいるのではなく、「心を強くする方法」を知っている人がいるだけだという。


例えば、海外に留学するとすれば、うまくいったことも想定しつつ、失敗したときも想定しておく。うまくいかないことも想定して、対応策を考えておけば心理面では安心できるのです。


また、過去の事実は変えられませんが、それらすべてが成長のきっかけだったと解釈を変えたら、そこから未来も変わっていくという。


大切なことは、自分の持てる力の100%を出し切ること。しかし、そこに逃げ道もあるのだ、と思うことで余裕が持てる(p215)

挑戦するためのコツ

その他、チャレンジングな人生を選ぶためのコツが網羅されています。


例えば、迷ったらチャレンジングな道を選ぶ。感謝日記を書く。姿勢を良くする。他人と比較しない。社会的な動機を持つ。こうした一つひとつが心理面で自分を後押ししてくれるということなのでしょう。


塚本さん、 良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・感謝日記をつけ、弱い自分でも大丈夫と思うようにする(p17)


・ケンブリッジ大学院の授業では、「リフレクション」つまり省察の重要性について、口すっぱく指導されまし(p180)


・人に期待しない・・・・「トラブルが起きたら、どう対処するか?」と考えるクセをつけておく・・トラブルを想定して、いつも自分にできることを考えておく(p189)


・動機は複数持つ・・・その場合、「自分」「周囲」「社会」の三つがベストでしょう(p100)


・筋トレは・・「自己効力感」を高めるのにも効果があります(p121)


・呼吸に集中して15分間の瞑想を行なうと、意思決定力が高まる(p28)


・緊張が消える意外な方法・・・「利他のアクション」を起こす・・つまりは人助けです(p60)


「心の強化書」塚本 亮
塚本 亮、ソシム


【私の評価】★★★★☆(84点)


目次


すぐ分かる! 「心の強度」チェックシート
序 章 心の弱さはどこからきている?
第1章 弱い自分と向き合う
第2章 心を強くする考え方
第3章 心を強くする行動
第4章 それでも不安を感じるあなたへ
第5章 心をもっと強くする



著者経歴


塚本 亮(つかもと りょう)・:・・ジーエルアカデミア株式会社 代表取締役。 株式会社GLOBAL VISION 取締役。1984年京都生まれ。高校時代、偏差値30台、退学寸前の問題児から一念発起し、同志社大学に現役合格。卒業後、ケンブリッジ大学大学院で心理学を学び、修士課程修了。帰国後、京都にてグローバルリーダー育成を専門とした「ジーエルアカデミア」を設立。心理学に基づいた指導法が注目され、国内外の教育機関や企業、トップアスリートなどから指導依頼が多数。これまでのべ6000人に対して、世界に通用する人材の育成・指導を行い、のべ400人以上の日本人をケンブリッジ大学、ロンドン大学をはじめとする海外のトップ大学に合格させている。


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