「すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法」浅田 すぐる
2020/01/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
紙1枚の様式(フレームワーク)を使って、読書やセミナーや情報収集を効果的に行おう!という一冊です。ポイントは、まず目的を書くこと。そしてキーワードをメモしていく。最後に答えを「20字」でまとめるのです。
最初に目的があるから、キーワードをメモするのも効果的にできるのでしょう。そして、目的が明確だからこそ、そこから出てきた答えは、本質的な答えになっているわけです。人間には、問いがあると、答えが出るまで探し続けるという性質があるのです。
・「20字」インプット学習法のフレームワーク日付とテーマを記入・・目的を赤ペンで記入・・まずは、この本を読む「目的」を考えましょう(p60)
面白いのは、著者は勉強好きなのですが、自分のために勉強するのではなく、他人のために勉強しはじめたら稼げるようになったという。つまり、他人の問題を解決することが求められているのであり、自己満足では稼げないということ。
仕事をするなら「人の役に立つこと」。勉強するなら「人の課題を解決すること」。セミナーするなら「人の役に立つこと」。お金を払ってくれるのは、自分以外の他者なので、他者のためになることをブログに書くことで、ブログ経由でセミナー参加者が増えていったという。他者の視点が大切なのでしょう。
・学習の目的は、「他者貢献」の力を高めるため(p198)
ぼーっと本を読んだり、漠然とセミナーを受けるより、目的を書いてからメモをすると効果的なんだろうな、と思いました。「ぼーっと勉強してんじゃねえよ」と言われないように目的を明確化して勉強するのです。
浅田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・一通り本を読んだら、今度はフレームワークの中断部分を埋めていきます・・・目的達成に役立ちそうなキーワードを書き出していくプロセスです(p70)
・理解とは「人に説明できる状態」になること(p108)
・「What」「Why」「How」で整理する(p116)
・行動したいなら、「動詞を動作に変換」する・・<動詞>目的を意識する・・<動作>→意識したい目的が書かれた紙を繰り返し見る(p158)
【私の評価】★★★☆☆(78点)
目次
序章 なぜ、学んだことが身につかないのか
第1章 「学び」に関する間違い -なぜ20字にまとめると「学び」と「結果」がつながるのか?
第2章 20字でまとめる
第3章 実践編 学びを20字でまとめる
第4章 最短で仕事に直結するビジネスパーソンのための学び方
著者経歴
浅田すぐる(あさだ すぐる)・・・「1枚」ワークス株式会社 代表取締役愛知県名古屋市出身。トヨタ自動車(株)入社後、海外営業部門に従事。米国勤務などを経験したのち、6年目で同社のグローバル企業ウェブサイト管理業務を担当。その後、(株)グロービスへの転職を経て、独立。現在はビジネスコミュニケーションをテーマにした企業研修・講演・コンサルティングなどを多数実施。受講者数は2018年3月時点で8000名以上。自社独自の教育プログラム"「伝わる」思考×「1枚」の型 1sheet Frame Works"という1年間のスクールプログラムは、日本全国から受講者が集まる人気講座となっている。
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