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「一目でわかる文章術 文章は「見た目」で決まる」

2020/07/11公開 更新
本のソムリエ
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【私の評価】★★★☆☆(70点)


要約と感想レビュー

読みやすい文書というのは、確かにあります。本を読んでいると、リズムが良いというのか、良い文章は長さがちょうどいい。描写であれば、目の前に画面が出てくるような表現を使っていたりします。


また、できるだけ漢字ではなく「ひらがな」のほうがわかりやすい文章になります。例えば、できる(出来る)、する(為る)、していく(して行く)、してくる(して来る)、したくない(したく無い)・・・ごとき(如き)、べきだ(可きだ)、ようだ(様だ)、くらい/ぐらい(位)、まで(迄)、ほど(程)、など(等)は「ひらがな」がよいのでしょう。


この本では、そうした文章の基本の基本を教えてくれます。一番よいのは良い文章を真似ることでしょうが、こうした本を読むのも効率的だと思います。良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・自分が読めない、あるいは手書きで書けない漢字は使わないようにする・・・尖った・とがった・・拗ねる・すねる・・虞・おそれ・・強ち・あながち(p69)


・過剰な改行を減らし、1文あたりの長さをできるだけそろえることで、視線の動きの幅が安定し、より見やすい文章になります(p86)


・将棋の弱い人は手を指してから考えます・・・文章の下手な人は書きながら考えます(p152)


▼引用は、この本からです


【私の評価】★★★☆☆(70点)


目次

第1部 記号を駆使する
第1章 魅せる読点の使い方
第2章 映えるカッコの使い方
第3章 惹きつける記号の使い方
コラム1 記号は使いすぎに注意
第2部 文字を使い分ける
第4章 魅せるフォントの選び方
第5章 映える片仮名の使い方
第6章 惹きつける漢字の使い方
コラム2 コントラストをくっきりと
第3部 レイアウトを操る
第7章 魅せる書式の設定
第8章 映える箇条書きの活用
第9章 惹きつける見出しの選択
コラム3 書きこまない技術を鍛える
第4部 文章構成を整える
第10章 魅せる文の作り方
第11章 映える接続詞の使い方
第12章 惹きつける段落の作り方と全体構成
コラム4 書きながら考える 考えてから書く
第5部 感覚表現を洗練する
第13章 魅せるオノマトペの使い方
第14章 映える身体表現の使い方
第15章 惹きつける比喩の使い方
コラム5 論理ではなく五感に訴えて書く



著者経歴

石黒 圭(いしぐろ けい)・・・国立国語研究所日本語教育研究領域代表・教授、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了(1999年)。博士(文学)(2008年)。1999年、一橋大学留学生教育センター(現・国際教育交流センター)にて16年間日本語教育に従事。2013年一橋大学国際教育センター・言語社会研究科教授 。2015年に国立国語研究所に移り、日本語教育を研究することに集中するかたわら、連携先である一橋大学において大学院生の指導を行う。専門分野は、文章論・談話分析(日本語学)、作文教育・読解教育(日本語教育)で、「読む」「書く」「聞く」「話す」という四技能の言語処理過程全般を研究している。


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