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「絶妙な「速読」の技術」佐々木 豊文

2021/12/19公開 更新
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「絶妙な「速読」の技術」佐々木 豊文


【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

アメリカの速読法

多くの速読法の本がありますが、アメリカの速読法も紹介しており、比較的合理的な速読法を教える内容の一冊になっています。アメリカ式速読法とは、ふつうの人の読書での目の動きのうち、停留、飛越、逆行というムダをできるだけ少なくして読書スピードを上げようというものです。


また、読み始める前に、知りたい内容を具体的にすることも効果的です。人は目的があれば、自然と必要なところが目に入ってくるというのです。これは一つの潜在意識を活用しているということなのでしょう。目的に合った要点だけを読み取っていく読み方をすれば、かなり早くなるのではないでしょうか。


・1回の停留で読み取る文字集は認知スパン・・認知スパンを拡大する・・要点だけを読み取っていけばいい(p50)

腰を立てて姿勢をよくする

読書の本質から言えば、よく知っている内容なら早く理解できるし、まったく知らない内容では時間がかかるのは当然のことでしょう。だから、多くの本を読んで基本的知識をたくさん持っていれば、それだけ早く読めるということもできるのです。


その他にも、腰を立てて姿勢をよくすることで集中するとか、読む目的をはっきりさせてから読むなど、合理的な読み方を紹介する良心的な一冊でした。佐々木さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・ポイントは姿勢にあります・・・森信三(のぶぞう)・・・立腰教育(p144)


・理解できなくても、読み切る(p174)


▼引用は、この本からです
「絶妙な「速読」の技術」佐々木 豊文


【私の評価】★★★☆☆(79点)


目次

第1章 速読脳は誰でも持っている潜在能力だ
第2章 読書に集中できる体力を養う
第3章 今すでに持っている読書能力を十二分に発揮しよう
第4章 読んで養う読書の基礎力
第5章 早読みで読書力を磨こう



著者経歴

佐々木豊文(ささき とよふみ)・・・NBS日本速読教育連盟理事長。1950年生。東京工業大学卒。同大学院修士課程修了後、同大学助手。工学博士。1981年から、シルバ・メソッド講師。1984年、速読教室を開校。1986年、NBS日本速読教育連盟設立。目白大学などで速読法の講座を担当。1987年、日本医大の故品川嘉也教授と共同研究で速読者の脳活動を測定。以来、情報通信研究機構、東京大学などとも共同研究を進めている。特に、東京大学との共同研究には、文部科学省から研究助成金が交付されている。


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