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「熱波師の仕事の流儀」サウナーヨモギダ

2021/12/18公開 更新
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「熱波師の仕事の流儀」サウナーヨモギダ


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


要約と感想レビュー

 サウナ室内で水蒸気をタオルなどを振って撹拌させ、サウナ客へ熱い風を送るのが「熱波師」です。ドイツではアウフギーサーと言って、ドイツマナーに則ってサウナ室で扇ぐパフォーマンスをするもので、世界大会まであるのだという。人気のアウフギーサーは高額の給与と名声を得ているというのだから、びっくりです。


 日本では1人200円程度の有料サービスをする人が出てきたり、ユニホームを製作するときにスポンサーがお金を出してくれることがあるくらいで、まだ熱波師がプロとして食べていける環境にはないようです。しかし、海外の状況を見れば、いずれプロ化するのではないでしょうか。


 ヨモギダさん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・サウナストーブの石に水を掛け水蒸気を発生させる。これをフィンランド語でロウリュという(p3)


・脱水症状のまま激しい運動をすると体が攣(つ)る。それを学び事前にしっかり水分を摂る(p28)


・熱波師のメリットに、アウフグースの後に入る水風呂が強烈に気持ちいい(p69)


・ユニフォームの製作など必要な経費をスポンサーがまかなってくれる(p80)


・最近の熱波やアウフグースに見られるのがサービスの有料化・・・1人200円程度の料金で予約制のシステムだ(p141)


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▼引用は、この本からです
「熱波師の仕事の流儀」サウナーヨモギダ


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


目次

序章 日本の熱波師とその流儀
第1章 箸休めサトシ―お笑い芸人と正統派熱波師のハイブリッド
第2章 レジェンドゆう―売れっ子熱波師のマネジメント術
第3章 渡辺純一(秋山温泉支配人)―日本へアウフグースを持ち込んだ男
第4章 宇田蒸気―会社員が熱波師をするわけ
第5章 大森熱狼―完全フリーの熱波師
第6章 五塔熱子―人気熱波師へ駆け上がれた理由とその心構え
第7章 サウナそのもの井上勝正―熱波道の精神とは
第8章 望月義尚(株式会社アクトパス代表)―コンサルタントに聞く熱波師の立ち位置
考察 これからの熱波師とサウナ業界



著者経歴

 サウナーヨモギダ・・・北海道旭川市出身。サウナに関する執筆、講演、コンサルタント、イベントの主催、メディア出演などを主に行っている。ワインなどお酒全般にも造詣が深い。大の広島東洋カープファン。趣味は読書と街の散策、茶道。2021年7月にオフィシャルブログ 「サウナの思想」を開設。


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