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「「道」やりませんか! ?」田部井 淳

2022/10/30公開 更新
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「「道」やりませんか! ?」田部井 淳


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


要約と感想レビュー

 著者は子どもの頃、勉強もできない、スポーツもできない。何をやっても冴えない自分が一番嫌いでした。自信がなく、自分を信じられなかったのです。そうした著者を救ったのが、空手だったのです。


 日本の武道である空手の特徴は、精神的にも身体的にも修行する必要があることです。外国では、精神文化は宗教が担い、運動文化はスポーツが担っていますが、日本の武道は、両方含まれるのです。


 日本の武道は恥ずかしいことをしない、卑怯なことをしない、仁義を大切にすることを大切にしており、それは"損得"ではなくて"美しい"ことを目指し、"醜くい"ことをしないということなのです。


 武道である空手は、格闘競技とは違って、自ら戦いを挑まず、仕掛けません。相手が仕掛けてきたところに、カウンターを打ち込むのです。著者の思いは、武道で人が精神面で成長すれば、戦争も人の争いもなくなるのではないか、ということです。


 私たち日本人は、日本文化と精神を引き継いでいきたいものだと感じました。田部井さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・人は皆、"自分と闘っている"のではないでしょうか(p128)


・戦争も、宗教間の争いも・・人間自体の個々の内面の成長・・「智・情・強・観」の成長にかかっている(p72)


・日本人が日本の伝統と文化を・・・その奥にある"理"をよく理解した上で身に付けることでしょう(p131)


▼引用は、この本からです
「「道」やりませんか! ?」田部井 淳


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


目次

自分について
ぶどうの役割・日本の役割
いよいよ武道の出番です
「文化」と「分化」、「精神文化」と「運動文化」
智・情・強・観
"道"というジャンル
身体は受信装置

体感操・出力制御・分立統合
姿勢"道"
進化との関係
武道と神道、道場の神棚
武道と神
道・理・美
武道的価値
身体と意識と健康と
ムーブ・アーティスト
信仰
今こそ"武道"を
笑う
現代における武道の価値と存在意義
身言葉
意識
生きている確実さ-身体
固態・液態・気態
借力と謙虚
思いやりと察する能力
礼儀・節度
螺旋、そして陰と陽
KARATE CLASSIC
空手に先手なし
私見-たどり着きたい技と境地
武道に補欠なし
未来を担う子供たちへ
空手道豊空会コンセプト「武の風」



著者経歴

 田部井淳(ためがい じゅん)・・・1963年愛知県に生まれる。10歳で空手を始める。和道会、極真会館を経て、理想の武道を求めて修練を積む。1995年、31歳の時に空手道豊空会を発足。武道・空手を表現する方法として"カラテSUPERライヴ"という独自のスタイルのイベントも創作。2000年から毎年地元愛知県にて開催している。2008年6月には"カラテSUPERライヴ IN FINLAND"を開催。


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